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モリコーネ 映画が恋した音楽家

Ennio
(Ennio: The Maestro)
2021年【伊・ベルギー・オランダ・日】 上映時間:156分
ドキュメンタリー音楽もの伝記もの
[モリコーネエイガガコイシタオンガクカ]
新規登録(2023-01-22)【TOSHI】さん
公開開始日(2023-01-13)


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監督ジュゼッペ・トルナトーレ
テレンス・マリック
ジッロ・ポンテコルヴォ
出演エンニオ・モリコーネ
ジュゼッペ・トルナトーレ
クエンティン・タランティーノ
クリント・イーストウッド
ハンス・ジマー
オリヴァー・ストーン
ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
ウォン・カーウァイ
バリー・レヴィンソン〔1942年生〕
ダリオ・アルジェント
ベルナルド・ベルトルッチ
クインシー・ジョーンズ
ブルース・スプリングスティーン
ローランド・ジョフィ
ジョーン・バエズ
マルコ・ベロッキオ
リナ・ウェルトミューラー
リリアーナ・カバーニ
フィル・ジョアノー
エンツォ・G・カステラッリ
マイケル・ダナ
パオロ・タヴィアーニ
デヴィッド・パットナム
カルロ・ヴェルドーネ
マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ
ジュリアーノ・モンタルド
ニコラ・ピオヴァーニ
ヴィットリオ・タヴィアーニ
アレッサンドロ・アレッサンドローニ
ポール・アンカ(ノンクレジット)
ワルター・キアーリ(ノンクレジット)
レオナルド・ディカプリオ(ノンクレジット)
ハービー・ハンコック(ノンクレジット)
ジョン・ヒューストン(ノンクレジット)
スタンリー・キューブリック(ノンクレジット)
セルジオ・レオーネ(ノンクレジット)
ベット・ミドラー(ノンクレジット)
ピエル・パオロ・パゾリーニ(ノンクレジット)
エリオ・ペトリ(ノンクレジット)
エディ・レッドメイン(ノンクレジット)
リドリー・スコット(ノンクレジット)
ウィル・スミス(ノンクレジット)
セルジオ・ソリーマ(ノンクレジット)
スティーヴン・スピルバーグ(ノンクレジット)
パトリック・スウェイジ(ノンクレジット)
ジャン=ルイ・トランティニャン(ノンクレジット)
トト〔男優〕(ノンクレジット)
リー・ヴァン・クリーフ「続・夕陽のガンマン」より(ノンクレジット)
イーライ・ウォラック「続・夕陽のガンマン」より(ノンクレジット)
チャールズ・ブロンソン「ウエスタン」より(ノンクレジット)
ウディ・ストロード「ウエスタン」より(ノンクレジット)
ジョン・ウェイン「リオ・ブラボー」より(ノンクレジット)
ディーン・マーティン「リオ・ブラボー」より(ノンクレジット)
ジャン・ギャバン「シシリアン」より(ノンクレジット)
リノ・ヴァンチュラ「シシリアン」より(ノンクレジット)
ジャン・マリア・ヴォロンテ「殺人捜査」より(ノンクレジット)
フロリンダ・ボルカン「殺人捜査」より(ノンクレジット)
トニー・ムサンテ「歓びの毒牙」より(ノンクレジット)
ロバート・デ・ニーロ「1900年」他より(ノンクレジット)
リチャード・ギア「天国の日々」より(ノンクレジット)
エリザベス・マクガヴァン「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」より(ノンクレジット)
ジェニファー・コネリー「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」より(ノンクレジット)
ジェレミー・アイアンズ「ミッション」より(ノンクレジット)
ケヴィン・コスナー「アンタッチャブル」(ノンクレジット)
ショーン・コネリー「アンタッチャブル」(ノンクレジット)
フィリップ・ノワレ「ニュー・シネマ・パラダイス」より(ノンクレジット)
マルチェロ・マストロヤンニ「Sostiene Pereira」より(ノンクレジット)
ショーン・ペン「Uターン」より(ノンクレジット)
ティム・ロス「海の上のピアニスト」より(ノンクレジット)
メラニー・ティエリー「海の上のピアニスト」より(ノンクレジット)
サミュエル・L・ジャクソン「ヘイトフル・エイト」より(ノンクレジット)
カート・ラッセル「ヘイトフル・エイト」より(ノンクレジット)
ジェニファー・ジェイソン・リー「ヘイトフル・エイト」より(ノンクレジット)
脚本ジュゼッペ・トルナトーレ
作曲エンニオ・モリコーネ
製作クリスティアーノ・ボルトーネ
製作総指揮ウォン・カーウァイ
配給ギャガ
字幕翻訳松浦美奈
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【クチコミ・感想】

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10.《ネタバレ》 編年体的と言うか、モリコーネ氏の長大なキャリアを最初から最後まで辿ってゆく形式で、かつ(当然の如くに)語るべきコトが膨大なのでこのボリュームになっている様です。序盤、やや「事実の羅列」的である様にも(再び当然に)思われたとも言えますが、最後まで観ると個人的にはごく適切な語り口だったのではないか…とゆーか、諸々の困難に対して最後まで試行錯誤・挑戦をし続けた=型に嵌らずにアイデアを出し続けた、とゆーのが、氏の偉大さの本質ではないかと思うまでには至ったのですよね。映画音楽とゆーのも、高度に専門的な分野だけに監督に依っても音楽担当との関わり方・アプローチも様々だとは思われますが、この映画を観る限り、モリコーネ氏に関してはソコはある種全て実力で「捻じ伏せた」とゆーか有無を言わさなかった…というコトにも見えました。がそれ故に、氏の関わった映画に関して言えば間違い無く、その音楽的な部分のアイデアとゆーのは全て氏の手に因るモノなのだろうと⇒それはつまり、氏がどういう映画に対して如何なるアプローチ・バリエーションで挑んだのか、というコトそのモノが、映画を志す者にとっては須らく探求の対象となるべき貴重な「遺産」と言えるのではないか…と思わされた=実感させられましたとも言えますね。その意味で、真に稀有な映画人だったのではないかと思いますし、同時に、今作もまた非常に観る価値の高いドキュメンタリである…とも、やはり思われてしまいますよね。


※余談:映画(+氏の音楽)というシーンもふんだんなのですが、これまた全てが「名シーン」にしか見えず、観たコト有る映画もまたみたくなるし、観たコト無いのも観たくなるし…で(非常に個人的な事情ですが)ワリと大変でしたよね。。 Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 8点(2024-09-24 00:25:29)

9.《ネタバレ》 作中、ある証言者は「彼は編曲を発明した」とし、また別の証言者は「彼は映画音楽の発明者」と賛辞を贈った。
映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが自身の音楽人生を振り返り、彼を知る本当に数多くの証言者が登場するドキュメンタリー。
モリコーネの名が世界中で一躍広まっていくのはレオーネの作品をはじめとするマカロニウエスタンですが、
レオーネのような巨匠の名作からB級作に至るまで非常に数多くのマカロニ作品の音楽を書いてきた理由も本作を見ればなるほどと思える。
その一方で「西部劇だけの作曲家だと思われたくなかった」といった本音を多くさらけ出しているのも印象的で、
そう話す彼の前には常に信頼のおける友であり本作の監督であるトルナトーレがいたのかもしれない。
ノミネート歴は数あれどアカデミー賞に縁が無かったモリコーネでしたが2006年、ついに名誉賞を受賞する。授賞式での彼の姿が感動的です。
ある証言者は「名誉賞はハリウッドからの謝罪であり、本当に嬉しかった」とし、
アメリカの映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムスの「アカデミーはやっと”彼に賞を”と気付いた」という言葉が印象的です。
作中にはそれもなるほどと思える、数々の素晴らしい映画と、その映画を彩る彼の素晴らしい音楽が登場する。
エンニオ・モリコーネという人がいて、本当に良かった。
いいドキュメンタリーでした。エンニオ・モリコーネの映画音楽を愛する者としてとても楽しい作品でした。 とらやさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2024-09-19 16:38:57)

8.《ネタバレ》 映画と音楽を切り離せないものにしてしまったのが、モリコーネという人だったと思います。テーマ曲に限らず、映画のシーンにあてるメロディや効果音まで作っています。必ずしも納得した作品ばかりじゃなくて、映画音楽なんてやめようとずっと思っていて、それでも監督に求められる。そしてその映画の脚本を読むと、音が、メロディが、頭の中に湧き出し、手紙を書くかのように、紙に音符を書いてしまうんだとか。天才です。天才を超えてます。どんな偉大な監督だって人間だから亡くなることは避けられませんが、モリコーネ音が語る映画が今後生まれないのは、映画界の大きな損失でしょう。かと言って、AIに作らせようなんてなったら、モリコーネがきっと悲しむのでやめてほしいな。 ちゃかさん [インターネット(字幕)] 8点(2024-03-25 16:29:03)

7.《ネタバレ》 映画中、誰かが言ってた。

「モリコーネの音楽は、何かの力だ。」

けだし、名言である。 トントさん [DVD(字幕)] 8点(2024-01-28 00:47:26)

6.映画界が彼に恋したというのが言い得て妙のモリコーネ。名曲名シーンにまた観てみたいと思わされ。
音楽家としての考え方も丹念に示されていて興味深かった。
アカデミー特別賞受賞スピーチでの奥様に向けた感謝に胸熱。巨匠の人生を記した貴重な作品です。
私的に尻込みしそうな時に頭に流れる夕陽のガンマン、これからも後押ししてもらいます。感謝です。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2023-09-08 16:20:18)(良:1票)

5.ジョン・ケージなんて正直何の価値があるのかいまいちわからなかったのですが、我々大衆に理解できなくともプロの世界には多大な影響を与えていたことがよくわかります。この映画で再発見したのはエンニオ・モリコーネは音楽家である以上に最高の映画演出家であったということですね。ウエスタンの冒頭シーンは音楽に頼らないセルジオ・レオーネの純粋な演出の力で見せているシーンだと思い込んでいたのですが、あれこそまさに現代音楽の発想を活かした演出だったのだと気付かされました。おそらく後世においては音楽を担当した作品のどの監督よりもエンニオ・モリコーネこそが重要な人物として名前を残すことになるのではないでしょうか(それと同じことがこの作品にも出演しているジョン・ウィリアムズにも言えるかもしれませんね)。そういう意味ではスタンリー・キューブリックは音楽を依頼するチャンスを逃してむしろ運が良かったのかもしれません(笑)。ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品は感傷的で大袈裟なメロドラマというイメージであまり好きではないのですが、この映画では観客へのサービスを意図した名曲集のような構成ではなくエンニオ・モリコーネのキャリアと思想を語るのに必要な映像と音楽を優先する姿勢で好印象です。ドキュメンタリーとしては基本的にインタビューと過去の映像を編集しただけの何の変哲もない作りではあるのですが、久々にこの映画が終わってほしくないという気持ちにさせてくれました。 Сакурай Тосиоさん [映画館(字幕)] 8点(2023-05-03 21:47:39)(良:1票)

4.《ネタバレ》 とても残念な作品。モリコーネの音楽の力があまりに凄すぎて、ドキュメンタリーとして焦点がボケてしまった。本作では、さまざまな映画の名シーンやコンサートの映像がふんだんに引用され、それはもう感動させられてしまうのだけど、結果的にモリコーネの仕事の豪華なショーケースみたいな作品に仕上がってしまった。かつては純音楽と映画音楽の間には厳然たる線引きがされていた。映画音楽をやるのは「売春」だとまでいう人もいた。尊敬する師匠との確執もあった。モリコーネも映画音楽を辞めたい気持ちをずっと持ち続けていた。しかし作品を通じて映画音楽の地位が向上し、師匠やその周辺の人々からも評価されるようになり、自身の気持ちが代わってきたところこそが、本作の重要なポイントだろう。せっかく多くの関係者や本人にも取材して、モリコーネの人物像や映画音楽の歴史を浮き上がらせる多くの材料が揃っていたにも関わらず、そこに焦点を合わせることをせず、名画ダイジェストみたいな作品に仕上げてしまったのは、監督の力量不足ではなかったかと思う。モリコーネの音楽の真髄を味わいたいのであれば、「ミッション」なり「ワンスアポンアタイムインアメリカ」なり、映画の本編を観れば良いのだ。 すらりんさん [映画館(字幕)] 7点(2023-02-28 23:07:29)

3.《ネタバレ》 先ずは最初に言いたいことがある。私はアカデミー賞が嫌いだ。正解に言えば、セレモニーや受賞者のスピーチは好きだが、会員数達が選ぶ作品に対する不満が多い。モリコーネ程の巨匠、名作曲家が6回しかノミネートされなかったこと。そして、6回目にして初めて受賞という結果が納得できない。そんな馬鹿なアカデミー賞受賞式で名誉賞を受賞した時、クリント・イーストウッドと2人並び立つ姿と2人の握手に感動させられた。モリコーネが生前、一緒に仕事をした監督や、モリコーネ好きな音楽家、アーティスト、俳優、監督の娘等のインタビューを見て、モリコーネという作曲家がどれだけの人に愛されていたか、影響を受けていたかよく分かる。映画の名シーンと共に語られるモリコーネ音楽の素晴らしさ、一本のドキュメンタリー映画としての完成度もさることながら、モリコーネの人間としての素晴らしさを見せてくれたこと。モリコーネの素晴らしい音楽、素晴らしい仕事、作曲家としても人としても超一流であるこの偉大な名作曲家の人生を最後まで一瞬足りとも眼の話せない映像で見せてくれたジュゼッペ・トルナトーレ監督にも拍手! 青観さん [映画館(字幕)] 9点(2023-02-07 19:05:22)(良:1票)

2.モリコーネさんと言えば「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」。
この作品により、驚くほど多くの映画音楽を作っていたと知る。

モリコーネさん、自身を語るのに積極的で嘘や誇張は無く、映画っぽくポーズつけたり、お茶目。
真面目な取り組み、あふれ出る才能、やりたくない事でも我慢強い。
口笛など今までにない手法も取り入れるアイデアマン。
そして愛妻を大切にするジェントルマン。

マカロニウエスタンのフィルムが流され、劇場内の素晴らしいスピーカーの音楽に包まれると。
おお!!モリコーネさんの世界にどっぷり浸かれる。
なんと幸せな時間。
あの映画もこの作品もモリコーネさんの音楽。
あらためて知る驚きもある。
多くの監督から尊敬され、映画音楽と言うジャンルを作った巨匠のひとり。

もうひとりの巨匠、ジョン・ウィリアムズさんがインタビューで
「モリコーネは高齢なのに活動してるんだよ。」と言っていたようで、大笑いした。
ふたりの巨匠のお陰で、映画は大いに盛り上がったと思う。

私の中では、インタビュー形式の映画ではナンバー1の良作。
トルナトーレ監督にも拍手。
カメラワーク編集の素晴らしさも光った。 たんぽぽさん [映画館(字幕)] 9点(2023-01-29 14:23:30)(良:1票)

1.《ネタバレ》 映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネのドキュメンタリー。映画と共にあった人生。様々な監督、俳優、作曲家など映画関係者のインタビューを散りばめて、制作し続けた作品群を追う。次々と登場する名立たる映画たち。ただ、名作「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマがあんまり取り上げられていない…。これはイカンぞ。もっともっともっとヤらないと…。 獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2023-01-22 03:49:50)

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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 8.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
500.00% line
6110.00% line
7110.00% line
8550.00% line
9330.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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