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プロフィール
コメント数 348
性別 女性
自己紹介 ・レビュアー名と共に性別が表示されたらいいのになぁと思う今日この頃。ここで評価の高かった「恋するトマト」「アフロ田中」「50/50」などを見て、男女の感覚の差を実感
・昔は映画館派でしたが、今は好む作風の変化もあり、家でまったりと鑑賞派(DVDやCS等)
・ここ10年程で大作よりミニシアター系が好きになり、邦画も見るように。数年前まではホラーも見ていましたが、今は絶対に無理…アクションも苦手気味。…が、出演者目当てで苦手なジャンルを見ることも(ホラー以外)
・登録初期はこまめに感想を登録していましたが、徐々に鑑賞後に感想を登録しない場合が増え…ユルくでもいいのでとりあえず感想を書こうかな、と(備忘録代わり)…できるだけ
・2013年8月に「今までに映画を何万本も観てきた」という先生との出会いがあり、映画熱が再燃(その後再び冷めましたが(笑
・1日2,3本見たり、月に1本しか見なかったり…とブームが来ている時と来ていない時の差が極端ですが、映画が好きなのは不変
・“見た人の数だけ解釈がある”のが映画の最大の魅力だと感じます

映画選びに役立っているので、レビュアーさん&管理人さんに感謝です。

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567
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61.  千年女優 今敏監督らしい作品だと感じた。 女優のドキュメンタリーを撮影しているという設定で、ストーリーが進んでゆくのだが、その過去のシーンに、ドキュメンタリーを撮影をしている“現在の人物”も関わってくるので、どこまでが回想でどこからが現実なのかがわからない。 この作りは賛否両論だと思う。 細かいことを気にせずに、今敏ワールドに酔える方にはおすすめ。 [DVD(邦画)] 6点(2011-01-27 17:34:25)《改行有》

62.  PERFECT BLUE この作品は、個人的には今敏の最高傑作。 約10年も前に、ハイクオリティな作品を作ったのも凄いのだが、その映像が今でも見劣りしないのに驚き。 ストーリーの謎が謎をよぶ展開に引き込まれていき、一気に最後まで飽きることなく見られた。 悲しく、シリアスな話だが、決して暗くなることなく撮りきったのは見事。 [DVD(邦画)] 7点(2011-01-27 17:32:26)《改行有》

63.  東京ゴッドファーザーズ 今敏がパーフェクトブルーのような作品ではなく、万人受けするような作品を作ったのがこの映画。 やはり見ていて飛び抜けた感が無いので、どこか消化不良だが、終盤のあるシーンには圧巻。 未だに脳裏に焼き付いているほど、美しい映像だった。 クリスマスシーズンにちょうどよい映画。 [DVD(邦画)] 6点(2011-01-27 17:29:05)《改行有》

64.  人狼 JIN-ROH 重い。 暗く、重く、笑える箇所も救いもない。 冒頭の、長くややこしい説明のナレーションで、この映画の設定はこうである!と強制的に押しつけられるのはどうかと思った。 そして、どのキャラも心が無いように見えるほど淡泊に描かれているため、感情移入ができない。 どうして主人公が彼なのか・・・という疑問は終盤で解決されたが、だからといって残るのはやるせなさだけ。 アニメーション作品として発表するなら、アニメではないと表現できないことをやって欲しい、しかしながらこの作品には、そのようなところはみられない。 極端に言えば、実写でも撮れる作品。 アニメでしかできないことを表現したいから、アニメーション作品を作るのではないのか?と疑問に感じた。 個人的な意見だが、暗い映画は実写だけで十分。アニメ映画にはせめて、一筋でも光が欲しい。 [DVD(邦画)] 5点(2011-01-27 17:27:00)(良:1票) 《改行有》

65.  サイレン FORBIDDEN SIREN 素直に怖かった。暗くて、怖くて… よくあのゲームを上手く映画化できたな、と。 やはり堤監督は凄い。映像も美しかった。 ゲームをプレイしていないので、ゲームとの相違はわからないが、映画は映画で一つの物語として成立していると感じた。 [DVD(邦画)] 5点(2011-01-27 17:24:18)《改行有》

66.  茄子 アンダルシアの夏 良くできた作品。 実際のレース中継を見ている気がするほど、作り込んでいる。 1つのレース、主人公ペペの周りの人間関係、アンダルシアの地・・・全てが上手く絡み合っていて気持ちがよい。 [DVD(邦画)] 7点(2011-01-27 17:11:09)《改行有》

67.  秒速5センチメートル この監督の作品は全て見ているが、とりわけこの短編集は好き。 短編集といいながらも、登場するキャラクターは同じ。 キャラクターの性格の変化、成長などを描いている。 個人的にはラストの秒速5センチメートルが一番好き。 5分位の短い作品だが、新海監督の集大成のような気がする。 本当に、音楽に合わせた映像が上手い。 [DVD(邦画)] 7点(2011-01-27 17:09:49)《改行有》

68.  BALLAD 名もなき恋のうた 鑑賞前、個々のレビューは読んでいないが、レビューランキングで上位に入っていたので期待して見に行った作品。 期待が裏切られたりはしなかったけれども、特に深い感銘を得るということもなかった。 こうなるんだろうな、という予想通りに話が進んでいき、ここで泣かせるんだろうなという場面で盛り上げてくる。 そういう意味では、見る人の期待を裏切らない"優等生的な"作品といえるだろう。 しかし、優等生というのはえてしてつまらないものである。 この場合のつまらないという言葉は、刺激が無いという意味が一番合うかもしれない。 やはり、いくら役者が鬼気迫る表情で戦っていても、流血しない合戦シーンというのは、些かリアルさに欠ける気がする。 山崎監督は、映像美を重視した上で、血は描かないことにしたのかもしれない。確かに、"Always~"からも監督の映像美に対するこだわりはうかがえるし、今作にもこだわって作ったであろう、美しい風景がちりばめられている。 そういう観点から言えば、流血しない合戦シーンというのもありなのかもしれない。 あくまで私自身が物足りない、というだけであって。 主だったキャストについて述べると、草なぎ剛は役が"25才"という設定には少し無理があるように感じたが、真面目で不器用、しかし芯は強い"又兵衛"という男を上手く演じていたと思う。 新垣結衣は、姫の役として必要不可欠な透明感が携わっており、良かった。 個人的に、隠れ主人公だと思う真一役の武井証くんは、普段から敬語を使い慣れているからか、敬語が多い今作の台詞も自然に言い回していて、子役だから他の役者から浮いている、などということも無かった。 いい作品なのだが、何か物足りない… その"何か"は、多分毒であったりクセであったりするのだろうが、普通の親子連れにはそんなものは必要無いとおもうので、作品が対象とする層にはパーフェクトな映画だと思う。 自分のように、毒やクセが無いと、何か足りないと感じてしまう少数の人(?)は、少し物足りないと感じるかもしれない。[映画館(邦画)] 6点(2011-01-27 16:26:00)《改行有》

69.  20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗 第一章から映画館で見てきたシリーズが、ついに終わってしまった。 このシリーズにはこれまでも色々と考えさせられてきた。第三章は"この映画は誰を対象にした作品なのか?"という根本的かつ重要なテーマについて考えさせられた。 第三章も、これまでの作品と同様に終盤までは原作に忠実に描かれている。しかし、第三章は"原作とは異なる結末"なるものをウリにしているので、終盤からは"原作に忠実"というわけではない。 この"原作とは異なる結末"なるものの正体だが、ただ単に原作の結末をわかりやすくそれはそれは懇切丁寧に描いたものであって、決して原作とは"異なって"はいない。 思い切ってここで、本当に原作とは違う結末を持ってきたらよかったのかもしれない。しかし、実際はそうではない。 ここで一つの疑問が生じるのだ。この映画は、誰のための作品なのだ?と。 原作のファンは、難解な結末を自分たちの頭で様々な形に解釈していた。そこに、これが答えですと言わんばかりに映画で全ての"答え"が突きつけられてしまうと、今までの考察が意味をなさなくなってしまう。 少なくとも、自分たちが考えていた"答え"が正しい答えではなくなってしまうのだ。 そのような作品にわざわざ映画館まで足を運ぶ原作のファンは少ないであろう。 しかし、この映画は原作を読んでいないとわからないと言われている。原作を読んでいないとわからない=原作のファンを対象にしている、はずなのだが、原作ファンの"結末を考察する"という楽しみを最終章で完全に奪ってしまっているのだ。 再び問いたい。 いったい、誰のための映画なのかと。 結果として、第三章は大きな矛盾をはらんだ作品になってしまったように思う。 だが、三部作を"原作に忠実に"描き続けた堤監督、漫画のキャラクターを演じるという難しい技をこなした役者さんたち。その人たちには存分に敬意を払いたい。 長編漫画の映画化ということに関して、様々な問題提起を投げかけた三部作だったのではないだろうか。[映画館(邦画)] 5点(2011-01-27 16:20:29)《改行有》

70.  20世紀少年 -第2章- 最後の希望 全三部作の第二章に当たる作品。 真ん中というだけあって、起承転結の"承"と"転"を担っているので、原作を読んでいない人には少し厳しいかも。 一応原作を読んでいた自分でさえも、何度か置いて行かれそうになったり、見終わった後に謎が残ったりした。 この謎は次の最終章で明かされると期待して、観賞前にこの作品のレビューをチェックしたときによく目にした、"リアリティの無さ"についての自分の考えを…。 漫画を忠実に映画化しているのだから、リアリティが無いのは仕方がないと思う。ましてや、その漫画がSF要素を含んでいるのであれば尚更である。 前作については、漫画的な表現を映画の中でするのはどうなのか…と苦言を伏したが、今作では会話の中にも回想場面を入れるなどの"映画的"な手法で、映画としてのわかりやすさが格段に上がった。 映画的な手法を取り入れたことで、原作に完全に忠実な映画化では無くなったかもしれないが、"ともだち"が支配する2015年の日本を、映像技術を駆使して巧みに表現していたと思う。 媒体によって、表現方法を変えることは必要なのだ。第一章の時に感じた違和感が今作では解消されていて、よかった。 今作の主人公であるカンナ役について。観るまでは名前も知らず、期待もしていなかったが、カンナの髪型といい、活発さといい、持ち合わせている雰囲気といい、上手く表せていたと思う。 カンナのクラスメートの小泉役も、コロコロと表情が変わって喜怒哀楽が激しい小泉という難しい役を上手に演じていた。 役者といえば、今作も原作のビジュアルにそっくりな人ばかりで驚いた。 そして無駄に(笑)脇役が豪華。 チョイ役でも、思わぬ人が出ていたりする。 個人的には、春 波夫役の古田新太がハマり役だった。 だらだらと書いてきたが、今作も一原作ファンとして十分楽しめた。 ただ、上映時間が2時間20分と長めなのが、子どもや原作を読んでいない人には辛いかもしれない。 最終章では、コンパクトに(笑)そして映画化で幾分かわかりやすくなったこの作品の"謎"が解明されることを期待したい。[映画館(邦画)] 6点(2011-01-27 16:18:54)《改行有》

71.  K-20 怪人二十面相・伝 TVの宣伝映像で最初に感じたとおり、映像が作り込まれていて美しい。 映像だけでも見る価値はあると思う。 主演の金城武は、演技は特段上手というわけではないが、アクションスターとしては、この映画には欠かせなかったのかなと思わせられた。 松たか子はシリアスな場面もコメディな場面も、役を壊さずに演じられるのは流石だった。 仲村トオルは、冷静沈着な"明智探偵"という役にハマっていたと思う。 意外に上手だったのが、小林少年役の本郷奏多くんと、主人公の弟分を演じていた少年。名前がわからないのが残念だが、子役が下手だとどうしても白けてしまう邦画なだけに、上手な子たちを使ったのはよかったと思う。 少し気になったのは、これは邦画故かもしれないが、時たまカメラワークが"クドく"感じられたこと。子どもがターゲット層に含まれていたのでわかりやすさが必要だったのかもしれないが… そして、肝心のストーリーだが、人によってオチで評価が分かれると思う。 "誰が怪人二十面相なのか"が焦点となるのだが、自分としては一番来て欲しくないオチだった。 オチで明らかになる伏線の解説も、意外にあっさりとしていて残念だった。 少し、オチで肩すかしを食らう人もいるかもしれないが、全体的に見て、この作品が目指したと思われる"老若男女が楽しめる娯楽映画"としての出来は合格点だと思う。[映画館(邦画)] 6点(2011-01-27 16:15:06)《改行有》

72.  パコと魔法の絵本 予告編から気になっていた、今作。 後藤ひろひと作の舞台『ガマ王子対ザリガニ魔人』を独特の映像世界を持つ中島哲也監督が映画化した作品。 舞台は見たかったが見れなかったので、原作を見ていない上での感想となるが、良くできていると思った。 嫌われ松子~の時と同様、完成度の高い映画だった。監督独特の色彩感覚に好き嫌いがわかれると思うが、自分は嫌われ松子~を面白いと思った人間なので、今作も激しいな…と思いながらも楽しめた。 最初は日常世界との色彩の違いについていけないが、5分もすると慣れてきて、次は何が飛び出してくるんだろうとワクワクさせられる。 音楽も相変わらず良かったし、舞台では出来なかったCGを使うという手法も効果的に思えた。 あとは役者が素晴らしかった。特に、役所広司と阿部サダヲの2人の演技が良い。 良くも悪くも、音楽の使い方や、現代から過去を回想する手法等、嫌われ松子~と変わってはいないが、それが中島監督の持ち味として成功しているなら良いと思う。 笑えて泣けて、大人から子どもまで楽しめる娯楽映画である。[映画館(邦画)] 7点(2011-01-27 16:12:30)《改行有》

73.  イキガミ 原作のファンなので見たかったイキガミ。 人の死を扱っているので全編を通して暗いが、原作ファンとしては原作に忠実に映画化してくれたな、と満足できた。 やはり原作がオムニバス形式なので、映画もオムニバス形式で進んでいたが、上手く作っていたと思う。 漫画とは違い、平行させて別々のストーリーが進んでいたり、逆に別の話に影響を与えていたり… 漫画の"完全オムニバス"という作りより、適度に話を絡めたこの作りの方が自然に感じられた。 和子の過去や、課長の意味深な発言など原作には無い部分も取り入れていたが、決して原作を壊してはいなかったと思う。 役者も笹野高史さんや山田孝之ら、上手い人たちが出ていてよかった。 一応?主役だった松田翔太は、上手だとは思えなかったが… 原作で涙した人なら、きっと泣ける、そんな原作に忠実な映画だった。[映画館(邦画)] 6点(2011-01-27 16:09:46)《改行有》

74.  20世紀少年 浦沢直樹の同名漫画を、堤幸彦監督が映画化した今作。 監督の原作へのリスペクトは感じるし、とても原作に忠実に作っているとも思う。 何たって、脚本に浦沢直樹も参加していることだし。 ただ、原作に忠実に作れば作るほど、リアリティが感じられないというジレンマに陥っている気がする。 現代を舞台にしている作品だけに、どうしてもこの"リアルさ"が薄れてしまう。 漫画では効果的だった、時系列が入り組んでいる作りも、映画だと原作を知らない人が話から置いて行かれる要因の1つになっていると思うし、堤作品では効果的な音楽の使い方も、今作はどうしても安っぽく感じてしまう。 全てを"漫画"に合わせているからだ。 例えば、ケンジが同窓会でかつての級友に再会する場面。漫画だと今の人物と過去のその人物の2コマで懐かしさが表現できるが、映画で同じようにして懐かしさを表現しようとしても、無理だ。 私たち観客には、スクリーンの向こうでケンジが感じているであろう"懐かしさ"が伝わってこない。これは映画としては致命的である。 映画で漫画の再現をするのは無理だ、映画は映画で漫画とは別のアプローチをするべきだ、と改めて思わされた作品。 ただ、ケンジを除いた役者は本当に原作のキャラクターにそっくりな俳優ばかりなので、その点と、あくまでも原作に忠実に作りきった堤監督の精神は評価したい。[映画館(邦画)] 5点(2011-01-27 16:08:23)《改行有》

75.  L change the WorLd 《ネタバレ》 今年度(2008年度)に入って初めて、見たことを記憶から消したい映画に出会ったかもしれない。 それがこれ、デスノートシリーズのスピンオフ作品、"L change the world"。 邦画のスピンオフには、踊るシリーズにしろ、これにしろまともな作品がないような気がするのだが…。 今作も、やりたいことが全く見えずに、どこを目指しているのかがわからなかった。 ウイルス兵器に冒される恐怖を描いたホラーなのか、犯人側との攻防を描いたサスペンスなのか、はたまたLの最後の時間を描いた感動ものなのか… 詰め込みすぎかつ、その詰め込んだものを消化させる力量がないために、このような何がしたいのかわからない映画になってしまったのだと思う。 この映画で褒めるところがあるとすれば、子役の福田麻由子の演技力だろう。松山ケンイチと対等にやりやっていたと思う。 本当はもっと2点なのだが、ラストの少年に名付けるシーンと、そこでの台詞だけは、唯一この映画で好きだと思えたのでそこを考えてこの点数。[DVD(邦画)] 3点(2011-01-27 16:05:44)《改行有》

76.  最終兵器彼女 高橋しんの同名タイトルの漫画を映画化した作品。 私自身、原作漫画が好きな分この映画の出来にはがっかりだった。 まず主演の窪塚俊介の演技が、素人かと思うほどに下手。"てつ先輩"役の役者さんも下手だった。 そんな役者の演技に対しての不満と、世界観に対しての不満。現代の日本、札幌の空に戦闘機が飛び交うのは、漫画ではよいとしても、映画ではリアリティが無い。 そして、この映画のコンセプトが戦争なのか、SFなのかパニックなのか恋愛なのか…全くもって定まっていないと思う。 これは明らかに映画版の制作者側のミスである。 原作とは違ったラストも、少し受け入れがたかった。 結論として、原作ファンは勿論のこと、一般の人でも楽しめない映画になってしまっていると思う。[DVD(邦画)] 3点(2011-01-27 16:00:13)《改行有》

77.  犯人に告ぐ トヨエツが長々と喋っていると眠くなるのは自分だけだろうか… 全編トヨエツ芝居が際立っている作品。 劇場型犯罪を描いた小説を劇場化したというのは、フィールドとしては合っているのかもしれない。 トヨエツ演じる巻島の、酸いも甘いも経験した大人の男と、ボンボンの2世坊ちゃんとの人間性の対比が面白い。 ドラマの核である事件の方も2つとも上手く収束させているなと感じた。 決して名作!というわけではないが、佳作としてよくできている作品。[DVD(邦画)] 6点(2011-01-27 15:56:58)《改行有》

78.  カメレオン 主役のファンなので、少し期待して見てみた。 感想としては、アクションシーンは一流だと思うけど、他は・・・。 リメイク作で、元の作品を見ていないので何ともいえないが、多分元の方が面白いんだろうな、と漠然と感じた。 リメイク故、あえて古くさく撮っているのが、"携帯"などの現代的なアイテムとマッチしていない。故に、所々で違和感を感じる。 キャラクターの掘り下げ方も、甘かった気がする。中途半端に書き込むぐらいなら、徹底して描いて欲しかった。 正直、次々起こる出来事とアクションの勢いで最後まで持ってきた感がある。 勢いが悪いとは思わないが、それだけで突っ走るのはどうかと思う。 藤原竜也の演技とアクションシーンを評価して、この点数。[DVD(邦画)] 4点(2011-01-27 15:49:21)《改行有》

79.  クロスファイア(2000) 宮部みゆきの同名小説を、ガメラの監督でもある金子監督が映画化した作品。 私は小説の方は読んでいないが、映画の方はイマイチだった。 サイコキネシスを使って、法で裁けない犯罪者に制裁を加える…という宮部みゆきの小説のアイデアは面白いが、この作品は、小説を上手く映画化できてはいなかったと思う。 酔いそうなカメラ割り、役者の演技があまり上手ではない、台詞で説明させる場面が多いなど… 挙げていくとキリがないが、もう少し別のアプローチの仕方もあったのではないかと残念である。 説明台詞が多い割りに、ラストよくわからないままで終わるのも如何なものか。[DVD(邦画)] 4点(2011-01-27 15:39:19)《改行有》

80.  ザ・マジックアワー TV番組の宣伝で、三谷監督が「最高傑作です。」と言っていたが、まさに映画の三谷作品では最高傑作といえるだろう。 前作"有頂天ホテル"も大好きだが、有頂天ホテルは人物像の描写よりも、シチュエーションを重視していたような気がする。 それはそれで、場面ごとに笑えてよかったのだが、今回は前作よりもさらに深い人物描写がされていて、ストーリーに重みが増していた気がした。 加えて今作は、マフィアが絡んでくるので、今までの映画の三谷作品にはなかった緊迫感"生きるか死ぬか"があり、観客も手に汗握りながら見ることができると思う。 もちろん、ギャング映画ではないので、バタバタと人が死んでいく…なんていうことはないのだが。 設定としては、三谷監督お得意の"勘違いから巻き起こる喜劇"なのだが、今作ではあまり笑わせよう、笑わせようとはせず、人間の汚い部分や、どうしようもない性を描いていたように思う。 だけど、それでも人間という生き物が愛おしいという、監督の思いが伝わってきた。ラストはそんな監督の優しさにあふれたものになっている。 全編を通して、三谷監督の日本映画への愛情が伝わってきて、昔からの映画ファンの方にも見て欲しいなと思った。 可笑しくて笑って、そして人間ドラマに少し涙させられて。 笑いと感動のバランスが絶妙の、老若男女誰にでもすすめられる映画だと思う。 役者たちもいい仕事をしていたと言えるだろう。特に主演の佐藤浩市は、絶妙な演技を見せてくれた。 監督も言っていたが、彼の新しい引き出しを開けたのではないだろうか。 余談だが、各所で出てくる豪華キャストをチェックするのも楽しみの1つ。前作"有頂天ホテル"からのキャラもいたりと、サービス精神旺盛だった。[映画館(邦画)] 8点(2011-01-27 15:35:03)《改行有》

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