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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  春の夢(1960) 《ネタバレ》 安保騒動の年の正月映画ですが、豪華な邸宅での風景と、邸の外から聞こえる従業員のピケラインからの歌声が背景になっての喜劇映画です。印象に残っているのは最後に息子が外に駆け出すシーンで日の丸を持っていて、「この旗だって真ん中は赤です」。また観てみたい映画ですがDVDとか出回っているのでしょうか。[映画館(邦画)] 8点(2013-11-10 20:08:36)

2.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 飛行機を素材にしたファンタジーとして考えればまあまあの佳作として評価できますが、時代背景とのバランスにはちょっと納得できないところがあり過ぎです。登場する人間は皆善人ばかり。配属された職場での複雑な表情の人物などがいても何も問題は発生しない。主人公は田舎の旧家出身の秀才で帝大工学部で航空工学を学び第一次大戦後の大震災による不況の中ですが航空機産業に嘱望されて入社し、ドイツ留学と全く恵まれた環境で休暇は軽井沢のホテルとの境遇。またヒロインは実業家の娘ですが母を結核で失いまた自身も当時不治の病と言われたこの病で恐れおののきながら生きていたのだけれど、それでも看護人付きのサナトリウムでの療養と言う当時の庶民とはかけ離れた境遇です。先の短い娘に短い期間でも幸福をと願う父親としては徴兵など関係ない近眼で航空機技術者の主人公は願ったりの相手として娘の無理を聞いてやって都会での結婚生活を認めたのもうなづけます。丁寧に描かれた当時の庶民生活との間にある大きな格差は下界と無関係な神々の演じるラブストーリとの趣があります。しかし、背景の小道具である乗り物・景色などは解説抜きで判らせるのは子供相手でなくても難しそうです。戦争のシーンは主人公のライバルの設計した中攻が防弾能力の欠如で炎上墜落のシーンとB29の爆撃による炎上する都市だけ。[映画館(邦画)] 6点(2013-07-23 13:36:42)

3.  ワイルド7 《ネタバレ》 少年キングがワイルド7以外に見るべきものの少ないマイナーな雑誌だったため「戦場の悪魔」あたりまでしか見ていませんでした。全員が不死身の存在で死んだと思ってもゾンビのように生き抜くのでこの映画みたいに犠牲者が出ることはなかったようです。 一人だけ3輪だったのは覚えていますがもっと巨大なタイヤだったし、全体にバイクが小ぶりなのは制約があったのでしょうか。オヤブンは丸い黒眼鏡だったはず。最後の本部突入は「ガントレット」のパクリみたいなものですが、守備側は生かして捕えるように厳命されているのか頭部は狙わず(当然ボディが防弾具が装着されている)それでゲレネードランチャーまで使用するのを相手に戦うのですからハンディ付け過ぎ。[DVD(邦画)] 6点(2012-11-08 23:41:32)《改行有》

4.  連合艦隊 確か実際には満載の主砲砲弾を一発も発射することなく横転して沈む際に自己と乗員を破壊して沈んでいった大和と義理のための人身御供となった兵士たちへの鎮魂の映像には心打たれるものがあります。谷村の「群青」に合わせた浜辺のシーンの森繁の演技とそこに無心に遊ぶ幼子を配置は僅かに希望を繋ぐものとして好感を持てました。[DVD(邦画)] 6点(2012-02-15 09:17:03)

5.  聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実― 《ネタバレ》 山本五十六の人物を描いた映画としては以前に大河内伝次郎主演の「太平洋の鷲」がありましたが、この映画もそれに近いものです。半藤氏監修とあるのでかなり真実に近いものでしょう。護衛戦闘機が6機いながら多数の高速戦闘機の前にはどうしようもなかった事実は吉村氏だったかの小説によって明らかにされていますが情報と暗号が漏れているのでは仕方なかったでしょう。海軍にとっては石油の備蓄や航空機燃料などの肝心の部分が米国依存だったので陸軍とは対米関係で温度差があったのは当然で、国民に多大な負担を強いて揃えた艦隊も最後は国内の軍港でスクラップになってしまいました。銃後の国民が事実を知らされなかったことには報道関係者の責任も決して少なくないのですが、これは記者への召集令状の話(これは陸軍の専権事項)や敗戦によりガラリと模様替えした編集室の壁などで皮肉っぽく表現されています。この映画では長岡藩の家老だった河合継之助(戊辰戦争で長岡藩を指揮し、一度は城を奪還するが戦死)とその長岡藩の藩士の子供で没落した家から海軍を目指した山本を対比させていますが、それに零戦パイロットまで絡めるのは少し行き過ぎの感があります。山本が日露戦争で指を負傷したのは良く知られていますが、お汁粉屋の娘にとっては当時はそんなに驚くようなこととは思えません。現代の感覚と戦争が日常化しておりまた工場や農林漁業でも負傷者が決して少なくない時代の感覚の落差は決して小さくありません。[映画館(邦画)] 7点(2012-01-01 00:56:41)

6.  あしたのジョー(2010) 白木葉子についてはドヤから出て財閥の養女になった小公女と言うのが原作の設定だとしたらかなり無理筋のように思えます。これでは女優としての役作りは難しすぎるし、数少ない登場場面でそれを表現するのは難しい。しかし、力石と矢吹と言う二人の男に対する自分でも揺れ動く恋愛感情を持つ女性と単純化してしまったほうが(ドヤの件を抜きにして)判り易かったと思われます。原作を読んでいる人には不満だろうけれど映画と言うメディアを通して広く社会に流通させることこそがこの漫画をより多くの人たちの間に伝えるための有力な手法であり、そのためへの商業的な妥協は許容しなければならないことです。ちなみに連休直後の月曜日とは言えシネコンの入りは閑散としたものでした。その人たちでも原作漫画を手にしたひとはほとんどいないような雰囲気でした。しかし、スローモーションではあれほど人間の顔って変形するものなのですね。 [映画館(邦画)] 7点(2011-02-14 23:56:53)(良:1票) 《改行有》

7.  SPACE BATTLESHIP ヤマト 《ネタバレ》 悪評のオンパレードみたいですが取り敢えず観に行ってきました。キムタクの古代進は少し齢を取り過ぎていますが、艦長代理にもなるのだからまあ妥当なところでしょう。スターウォーズとか意識したのか目まぐるしい戦闘場面はゲーム世代を意識したのでしょうが、どうも重みに乏しい感があります。太陽系を離れるに際しての家族との会話ですが、月ほどの距離でも会話は難しい(電波の往復時間から)のでちょっと不自然です。(このあたり、「ディープ・インパクト」でもそうでしたが)宇宙空間での戦闘において被弾した場合には周囲が高速の空気の流れである航空機での戦闘と異なり高々1気圧の気圧差ですからそれほどに破壊的にはならないようにも思えますが、このあたり物理的な考証はあまり行われていないようです。それにしても艦橋の内部のデザインは失笑ものです。マニューバに際しての加速度が問題になるならハイバックシートとかでなく全員がヘルメット装着でバケットシートに着くべきだし、情報の共有には大きなスクリーンが必要です。まして外部を観る大きな窓など全く不要だし波動砲発射に際して眼鏡着用なんて。何より笑えるのは各人の席にキーボードがあり、沖田艦長用には特大のものがまるで黒電話みたいに鎮座している。制作中に世間がスマートフォンの時代を迎えていることを誰も指摘しなかったらしい。未来戦を想定しているならせめてトラックボールとかヘッドアップディスプレイ(HUD)とかを揃えないといけません。目的地に到着して地上で移動になったときに敵がワラワラと現れての白兵戦状態になるのですが、これがスターシップ・トルーパーズみたいで少し焦点がずれているようです。最後の森雪との別れは、愁嘆場抜きで眠らせてとしたほうがスマートです。しかし、第三艦橋の事件での落ち込みを激励していたと思ったら速攻で仕込んでいたとは流石(笑)。[映画館(邦画)] 6点(2010-12-13 19:24:04)

8.  ゴジラの逆襲 《ネタバレ》 封切り時に観て以来ずっと観る機会もなかったし、観る気も起きない映画です。名前を短縮したアンギラスは退化した羽根を持っているとかの設定だったように記憶していますが、とにかく顔の醜悪さとか完全にヒールの位置付けです。これによってゴジラの人気が相対的に上昇して「ゴジラさん」なんて(職場などで体格や顔からゴジラと名付けられた男性を励ます)歌までできた位でしたから。まあ、東宝にしてみれば折角作成したセットや縫いぐるみなどを活用してもう一稼ぎと思ったのは理解できますが。それに大阪城の宣伝も加わって舞台は関西へ。最後の氷山に生き埋めは明らかに次のシリーズ化を狙ってのものです。[映画館(邦画)] 4点(2010-10-21 23:00:13)

9.  地球防衛軍 《ネタバレ》 正月映画として封切り直後に観ました。ゴジラの逆襲が少し期待はずれだったのだけれど、カラー作品のこの映画の出来は当時の「宇宙戦争」や「禁断の惑星」に十分に対抗できるレベルの高いものでした。その後の東宝の特撮映画に比較しても群を抜いています。ドームを囲む自衛隊の兵士が、戦闘ロケットの出現を前に「静かな戦争だ」と感慨深くつぶやくのが印象的でした。しかしその戦闘ロケットの尻から煙を吐くチープなこと。それに比較すると徐々に壊されるのですがマーカライト・ファープ(これは毛唐の発明)の芸術的な美しさは印象的でした。最後の進歩した科学技術に憧れてミステリアン側に参加していた科学者の反乱と言う筋書きは当時に雑誌「少年」に連載されていた小松崎茂の絵物語「第二の地球」からのパクリであることを指摘しておきます。[映画館(邦画)] 8点(2010-09-26 00:05:21)

10.  光る海 《ネタバレ》 原作の背景は当時の4大文学部への女子学生の進出状況を早大・耀岡教授が 「女子学生亡国論」と嘆いた時代からのものです。この映画でも主席を争う 二人の女子学生が主役で男子学生はいかにも影が薄いものとして失神した 同級生を抱き留めるくらいの能力しか扱われていません。 新聞小説からのものですが、内容的にもコメディとしても軽薄過ぎる感が あって当時の若かった女優を観る程度しか期待できないようです。 [映画館(邦画)] 5点(2010-08-01 12:31:24)《改行有》

11.  沈まぬ太陽 ケニアでの象狩での眉間に銃弾を浴びて倒れる巨象とジャンボジェット機の事故シーンをオーバラップさせるのは少しブラック過ぎる気もしたけれど、邦画に新しい部分を開くと言う面で意欲的な作品であるとして評価できます。これだけの企画だから際物を狙ったのではないだろうけれど、担当大臣の発言で株価が乱高下している昨今をみると航空会社の政治性と言うのが今更ながら印象づけられます。最後のほうにチラと見せられるように当時では優待券、現在ではこれにマイルとか言う換金性の高い商品が政治資金のための現金源として大きな意味を持つのでしょう。航空会社では路線獲得や機材購入などの面が経営上の大きな位置を占めるので主役はその方面の人々でテクノクラートの位置が相対的に低いことが安全性に影を落としていることはこの作品では覗うのは難しいようです。三浦友和の悪役は珍しいけれど結構うまく作品を引き立てています。[映画館(邦画)] 7点(2009-11-24 23:42:00)

12.  潜水艦イ-57降伏せず 《ネタバレ》 潜水艦に女性との設定はこれが最初ではないけれど、下から見上げるタラップに女性の脚がと言う場面は笑わせられました。終戦交渉への重要人物を護送する役目を負わされた潜水艦ですから敵との接触をさけて南下していくのですが、最後にとうとう敵艦隊によって珊瑚礁に追い詰められ爆雷を避けての行動も行き詰って白旗を掲げての浮上となり、ここで乗船していた二人の客をボートに移乗させた後に艦隊本部に暗号で「任務の終了したことを確認し以後独自行動に移る」と発信した後に平文で「降伏せず、直ちに戦闘を開始する」と通告し浮上したままの魚雷攻撃と敵弾の雨の中を体当たりの突撃をすると言う華々しい最後となります。艦内でも全員が直立して最後の瞬間を迎えるといった場面はありえないけれど、それが乗客の女性の別れ際の「死なないで」との言葉と対比されています。まあ、サムライらしい斬り死にの美学とも言えますが。 [映画館(邦画)] 6点(2009-08-28 13:02:01)《改行有》

13.  スパイ・ゲーム(2001) 《ネタバレ》 どこの国でも諜報活動は一種の階級社会によって行われ、安全な場所から司令を出す人間と現場でリスクを冒す人間とで成り立っているのだけれど、退役を控えたときにかつて自分に忠誠を示した現場要員が敵に捕らわれて救いが無い状態であることを知ったときに所詮金で雇った人間だからと割り切れるかどうかと言う問題でしょう。兵士の場合には国家の威信にかけても救出しようとする国も、現場諜報員と言う公式には存在しない人間に対しては手を打たない。それを何とかしたいと考えた良心的な人間が自分の安定した老後を賭けての大博打ですから好感が持てます。これを感傷的な御伽噺と決め付けることも可能ですが、この種の階級制度的な実態での運用が行われているのは事実でしょうし、それに対しての希望的なフィクションは悪いものではありません。[DVD(字幕)] 6点(2009-07-19 00:27:20)(良:1票)

14.  真夏のオリオン 《ネタバレ》 あまり評判にもなっていなかったのに暇つぶしに観たのですが、日本の映画って予算をかけないとこの程度のものなのでしょうか。艦長のものの言い方とかの変な丁寧さは気にしないことにしてもちょっとストーリにも無理があり過ぎのようです。冒頭の魚雷戦はいかにも漫画的でなくもがなですし、この時期に組織的な潜水艦への運用の司令などできる状況ではなかったはずです。最後の回天2基を用いての偽装はタービン駆動の高速小型スクリュー音と電動・低速の大型スクリュー音の聞き分けなどプロでなくても簡単だからあり得ない話です。楽譜を通じての相互理解とかで人間性を表現しようとしたのでしょうが、もっとましな表現方法はなかったのでしょうか。立秋も過ぎれば夜明けの空にはオリオン座も見えるのでしょうが、真夏とは夏至を意味するときもあるので題名は少し変です。[映画館(邦画)] 5点(2009-06-22 12:42:11)

15.  太平洋の翼 《ネタバレ》 この映画は当時の某参議員議員がかつて戦闘機飛行隊を指揮した松山の航空隊をモデルにしたものですが、当然ながらかなりの脚色と誇張があるのは仕方ありません。それでも開戦から2年以上が経過していながら零戦(当然ながら司令はレイ戦と言っている)以降でやっと米国に対して数量的なことは別にしても性能上での格差を少なくした新鋭戦闘機紫電改を揃えた松山戦闘機部隊は呉軍港に対する米軍艦載機の攻撃にまともに太刀打ちできた数少ない例となりました。(他の戦闘機隊は全く相手にならなかった。)実際にはその戦果は意図的に大幅に誇張されたものだったと言われています。結局はこの部隊の戦果もそれが全てで戦局には影響をほとんど与えてはいません。勿論特攻を主張する大勢へ反対して正論を述べての組織化は評価されます。大和とかの部分はフィクションですが、最後の艦隊を本土の目の前でも護衛してやれなかった無念さは伝わってきます。公開時には某発毛剤とタイアップしての宣伝が笑わせました。[映画館(邦画)] 6点(2009-04-11 16:13:15)

16.  血槍富士 たまたまBSで放送されていたのを観ました。少し酒癖が悪いけれど人柄の良い主人との三人旅。千恵蔵は槍持ちの中間と言う従来とは違った役どころが面白いです。旅で出会う人々も多くが善人ばかりの人情話が最後に気分を良くした主人が酒を飲んだばかりに喧嘩騒ぎに巻き込まれ、それを素性の怪しい槍を振るって仇をとるところが見ものです。二人の子役は千恵蔵の実子。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-03-18 12:38:03)

17.  メイン・テーマ 《ネタバレ》 この年の秋にワインで有名なカリフォルニアのナパ・バレーでこの映画のテーマミュージックが流されていたのには驚かされました。実際に映画を観たのはずっと後にテレビ放映でですが、桃井かおりと対比させた少女と大人の女のイメージ、いろいろあった最後に二人で入ることになったラブホテルがテーマパーク化して見えるエンディングだけしか印象にありません。男の二人はいかにも存在感が乏しかった。[地上波(字幕)] 5点(2009-02-27 12:32:18)

18.  戦艦大和 《ネタバレ》 この映画は封切り当時に観てから何度か白黒テレビ時代にも放映されたけれどDVDを借りられたのは最近になってからです。映画の作成当時にも予算がなくて模型とかなかなか揃わなかったとの話題になっていました。(撮影の開始は泳ぐシーンからだったらしい。)モノクロですから模型も安くあげたのだろうけれど、模型と波との関係などいかにもチープです。艦の大きさを表現するのに士官室での談話を用いているところなどもそのためです。しかし戦闘シーンの後のほうで主砲が火を噴く場面には目が点になりました。水圧による制御での装弾と旋回を行う主砲は数度という僅かな傾斜でも動作できなくなるし、艦長が傾斜復元不能の報告で作戦中止・総員上部甲板の指令を行ったのも移動する砲台としての役目が終わったことを認識したためです。機銃などの形状が「男達の...」における実物での考証に比べて全く異なっているのも占領下で資料が接収された事情から仕方ないでしょう。配役は豪華だし、占領下で皆が口をつぐんでいた中での唯一の資料だった原作に忠実に作られた作品として評価しなければなりません。[映画館(邦画)] 8点(2008-11-10 00:15:16)

19.  レッドクリフ Part I 子供を背負っての奮戦から逃げ帰った趙雲に追いすがる魏の大軍に対して長坂橋で立ちはだかる張飛の一喝で馬から転げ落ちると言う講談で有名な一席を期待したのに橋など影も形もなくて残念。吉川英治本では清盛や曹操はかなりに肯定的な描き方をしているけれど、あちらでは曹操は帝位簒奪と横恋慕を企む血も涙もない極悪人としか描かないようですね。米国資本が入ると女性の扱いや性描写などやはり売れることのためにか表現方法が違いますね。公開する国によって編集も違うからいいのでしょうが。関羽など神様扱いの国ではそれ相応の編集にもなるのか興味があります。鳥瞰的な戦闘の描き方は理解には非常な助けにはなるけれど、逆の意味で臨場感が乏しくなる面があって必ずしも賛成はできかねます。[映画館(字幕)] 6点(2008-11-05 17:59:04)

20.  Wの悲劇 《ネタバレ》 劇団主脳が警察で事情を聴取された研究生の措置をどうするかと協議中に三田佳子が薬師丸を連れて現われて舞台のためなら女であることを利用するのは当然だと言ったときに多分ベテラン連中は全ての事情を察知しただろうし,これを平然と行う研究生はこの企画のヒロインに最適と感づいたはずである。彼女を退団させたら私も辞めると言うのは蛇足であり,慌てて止めに動いたのは一人だけ。女子学生の令嬢と言うヒロインのイメージから考えればどうひいき目に見ても高木に分があるのであるが,殺人事件の身代わりを舞台で演じることが条件であるから,これが図らずもオーディションになってしまっている。映画と違い撮り直しの不可能な演劇で女優として通用する資質を見抜いた三田だから腹上死事件の身代わりを依頼したのだろう。虚構を行っている自分を別の目で眺めることが行えることが舞台俳優としての条件であり,それに耐え切れなかった世良の友人は脱落するとの現実から女優としての出発を眺めることで善しとした二人の別れは自然なものです。しかし薬師丸は結局これ以後に舞台には活動の場を得ていないようです。日本では舞台俳優で生きていくのは難しいからなのでしょうか。それにしても贅沢な俳優陣ですが日本では演劇関係者は比較的安く得られたのでしょうか。[DVD(字幕)] 6点(2008-09-02 22:08:37)

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