みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 《ネタバレ》 トーニャ・ハーディングの描き方がうまい。主要登場人物への模倣インタビューや観客への語り掛けを絡ませながらの演出は、フィクションと伝記ものの微妙な立ち位置を示す。そして、この曖昧かつ大胆な語り口が、この映画のおもしろさとその裏に潜む社会的背景の闇深さを増大している。その一方、フィギュアシーンはどうやって撮影しているのかわからない程になめらかで関心させられるほど見事だった。[映画館(字幕)] 7点(2020-02-20 22:03:52) 2. アンロック 陰謀のコード 《ネタバレ》 豪華な俳優が揃っている割には凡庸な仕上がり。ストーリーを複雑にしすぎて、説明が不十分なまま進むので置いてけぼりをくう。ノオミ・ラパスも頑張ってはいるが、もっと華のある女優さんの方が適役だったのでは。[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-09-16 10:12:51) 3. アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 《ネタバレ》 戦場と離れた場所で生死を決める現代の戦争。その葛藤と現状が描かれている。サスペンスとしても申し分なく、問題提起に値する作品でもある。遺作となるA・リックマンの存在感は会議室の中で必然であり、最後に放たれるセリフはこの映画の核心をなす。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-11-28 23:57:21) 4. アース 《ネタバレ》 基本は、昨年に日本でもTV放送された『プラネット・アース』です。ホオジロザメによるアザラシの捕獲や、群れとなったライオンによる象の襲撃など、いくつかの印象的なシーンが重複して盛り込まれています。全体としては、北極から南極へという流れを軸に様々な生き物の“生”を圧倒的な映像力で描いているのですが、さすがにTV画面とは迫力が違います。終始、スクリーンに釘付けになります。ベルリンフィルによる壮大な音楽も、映画館であってこそ更に活きます。超高感度カメラやモーション・コントロール・カメラ、高速カメラといった最先端のカメラを用いて、ヘリや長期のキャンプによりいっさいCGを使わずに撮影された映像を短時間に一気に迫力のスクリーンで鑑賞できるのはお得です。パンフレットも写真と解説がしっかりしているので、好きな方はお買い得です。敢えて苦言を呈するのであれば、むやみに「温暖化」の言葉を出しすぎです。しっかりした科学的検証を踏まえずに挿入してる感があり、少しもったいない気がしました。エンドロールによると、元のコンダクターはパトリック・スチュアートのようです。DVD化のときには、そちらも是非お願いしたいものです。[映画館(字幕)] 7点(2008-01-14 23:27:44) 5. アポロ13 劇的なドラマにしてしまいそうな題材を、丁寧で落ち着いた演出に仕上げているのが好感です。これ以上ないという配役も絶妙。中学生のときに、何度も見返しました。映画を見て宇宙に出ることへの恐怖を覚えるのとは逆に、未知の世界に挑戦する人たちの真剣な眼差しに尊敬と憧れを覚えたものです。大人になった今でも、力を合わせて目的を達成する素晴らしさ、家族の大切さを感じさせてくれる映画です。[DVD(字幕)] 9点(2008-01-10 22:14:53) 6. あるスキャンダルの覚え書き 内容は重たいが、教師と生徒のスキャンダルよりも、一人の老女の歪んだ感情(愛情?)に焦点が当たっており、胸をえぐられる展開ではなかった。やはりこれは、デンチとブランシェットの演技を堪能し、舞台を鑑賞しているかのような迫力を楽しむ映画です。[映画館(字幕)] 7点(2007-07-25 11:07:24)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS