みんなのシネマレビュー |
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81. シューティング・フィッシュ 《ネタバレ》 DVDで鑑賞です。画質があまりよくありません。映像にこだわる方はその時点で受け入れられないかもしれないです。 言っちゃなんですが、ストーリーはいたって普通です。ただし、ネタが多い上に、一つ一つが吟味されているかのような丁寧な作りなので、どのエピソードも楽しめるのが本作の最大の長所です。 更に、主演の三人が、なかなかに魅力のあるキャラクターに仕上がっているのが良いですね。ディランとジェズは、平気で不特定多数の人を騙すくせに、お金に困っている人にはやたら親切というお人好し加減が絶妙です。 ただし、二人がやっていることは結局のところ犯罪なんです。手放しで賛同しきれない部分はあります。ですから、パソコンを盗んだ奴への復讐、及び嫌な幼馴染みを騙しちゃうラストはまだ素直に喜べるんですが、それ以外は少々ひっかかるものがありますね。 特に、騙された人たちが復讐に来て、その後車で爆発しちゃうのはさすがにやりすぎ。コメディとは言え、騙された人たちが善人とは思えないとは言え、被害者であることには変わりないですからね。不可抗力とは言え爆弾で吹き飛ばして終わりってのはどうも・・。[DVD(字幕)] 7点(2014-07-03 17:03:11)《改行有》 82. シリアル・ラヴァー 《ネタバレ》 思わぬ拾いもの。シュールでブラックなコメディ作品。本来最も苦手とするこのジャンルなのに、これは面白かったです。 このタイプの作品にしては、ストーリーが破綻しすぎていないところは評価に値します。妹とその他大勢の友人が押しかけるところからはほとんどカオス状態になっちゃうにも関わらず、姉の意思と目的がはっきりしているので大変見やすくなっております。つまり、シュールな作風に見せかけて、きちんと一本筋の通ったストーリーコメディであることが、自分の好みと合っているみたいです。 それに、登場人物が一癖も二癖もある変な人達のようでいて、それなりに常識は持ち合わせているのも良かったのかもしれません。こんなはちゃめちゃな内容にも関わらず、イライラすることが無かったのは、この作品には常識と良識がきちんと存在していたからだと思います。 笑いのセンスもなかなか良かった気がします。必死なお姉さんだけでもそれなりに笑えるのですが、強盗二人組みが出てきてからは笑いのレベルが上がります。ジュークボックスのくだりなんか爆笑です。 ラストに妹に電話するオチまで完璧。短い時間でテンポ良くまとめたのも良い。 安上がりで楽しめる、ちょっと高尚なドリフ映画ってことで、オススメできる作品ですね。[DVD(字幕)] 7点(2014-06-14 12:08:58)《改行有》 83. シャロウ・グレイブ 《ネタバレ》 登場人物たちのパワーバランスが崩れたり逆転したりする心理サスペンス系のドラマは大好きです。今作のように、リーダー格のわがまま王子と、真面目な気弱青年のパワーバランスが見事にひっくりかえっていく様はなかなか見応えがあります。更には第三者グループに属する警察や犯罪者チームの不穏な動きが、作品全体に更なる緊張感を生み出しているようです。 特に、犯罪者チームが徐々にアレックス(ユアン)たち3人に辿りつくまでの様子を恐ろしいエピソードと共に映し出しておきながら、まさかの瞬殺という結果になるとは誰が予想できるでしょうか。ラストのオチよりこっちのほうがよほどショッキングで、そりゃあアレックスがびびるのも納得です。 この見事なまでのゲーム運びはスリリングかつ繊細で、全く目が離せません。 それでもひとつだけ残念なことがあるとすれば、三人の信頼関係が、もともとそれほど強く見えないことですね。三人がそれほど仲良しには最初から見えないのです。だいたいアレックスは二人から嫌われているようにしか見えないんですよね。三人の信頼関係を示すエピソードなりキャラ設定なりがきちんとしていれば、衝撃度や不快感は何倍にも増したかもしれません。 ただそんなアレックスがラストでジュリエットを守ろうとしたり、でもそのジュリエットはアレックスを裏切ったりと、三人の本質が垣間見えるラストは傑作です。[DVD(字幕)] 7点(2014-03-27 00:27:26)《改行有》 84. 新ポリス・ストーリー(1993) 《ネタバレ》 ジャッキー主演で実話ってのが実に新鮮で面白かった。 と言うか、普通にこれはクライム・ムービーとして申し分のない佳作ではないでしょうか。 実話に基づいているだけに非常にマジメで丁寧な脚本ですが、商業用の映画として観ている人を楽しませるポイントをしっかり押さえてあると思います。それが、ひんしゅくを買わない程度のぎりぎりのラインにとどまっているところに、この映画のバランスの良さを感じます。 映画全体に緊張感があります。ハン刑事が少しずつ追い詰められている様子が画面からひしひしと伝わってきます。チャン刑事とハン刑事の心理的なかけひきも良い味付けになっています。 そして、ラストの実話に基づいたメッセージはグッド。 あのメッセージは個人的に凄く良かった。あのメッセージのおかげで、この作品はただの娯楽作品では終わりませんでした。 終盤では満足のいくカンフーもしっかり見せてもらえたのは嬉しかった。 減点要素をあげるとすれば、やはり無駄なシーンと活かされなかった伏線がちょいちょいあったことですかね。 それからハン刑事がまるでプレイボーイみたいな設定はいったい・・・ あいつまるでドラ○ンクドラ○ンのつ○じ・・ [DVD(字幕)] 7点(2013-05-27 11:18:49)《改行有》 85. ジェイソンX 13日の金曜日 《ネタバレ》 ホラーの要素も多少は含めつつ、戦闘員やアンドロイドとのアクションが満載で、予想以上に楽しい作品でした! 「蟻をつかったマシーン」で、人もジェイソンも良い感じで復活したり、仮想バーチャルの世界でジェイソンを混乱させたり、未来ならではの設定も良かったのではないでしょうか? ただただ、ひとつだけ! バージョンアップを遂げた後のジェイソン! 撃たれても「カキーンカキーン」って! そんなのジェイソンじゃないやい! あくまで、銃弾や敵の攻撃をその身に受けて、傷つきながらも何度も立ち上がる。 そのジェイソンの姿が感動を呼び、涙をさそうのに。 ラストでやっぱり湖に還っていったみたいですから、もう一度湖底で『自分は何者なのか』ということを、頭冷やしてじっくり考えてほしいです。 自分を見つめなおし、本当の自分を見つけたら、また元気な姿を見せてほしいです。[DVD(字幕)] 7点(2013-05-17 14:28:19)《改行有》 86. 地獄のヒーロー 《ネタバレ》 ベトナム戦争関連の映画で、戦後も捕虜として捕まっているアメリカ兵を主人公が独断で助けに行くというストーリー。正直、B級戦争娯楽映画として、なかなか面白い良作ではないかと思います。 ベトナム政府軍が、主人公のブラドック大佐の邪魔をしまくるので、実際助けに行くまで1時間くらいかかります。ただ、ベトナム側の妨害が結構激しく、前半はサスペンスアクションとして楽しめるのが凄く良いんです。 そして後半はもちろん救出。どちらかというと、後半の救出のほうがあらが目立ち、つっこみどころが多いのですが、そこはもう目をつぶってノリで観賞。 ラストはサクッと終わってしまい、余韻も何もありませんが、それが逆に良かったのではないかと思います。 ・・・邦題はひどいなぁ。 「地獄の7人」「地獄のヒーロー」 「地獄の~」っていうフレーズだけで見る気も借りる気も失せるんですけどね・・・。 でもどっちも面白かったので、映画をタイトルで判断してはいけないという良い教訓になりました。[DVD(字幕)] 7点(2012-11-18 20:31:14)《改行有》 87. 地獄の7人 《ネタバレ》 ヒロイズムとエゴイズムは紙一重なのかも。 自分の息子を助けるために、以前の息子の仲間たちに無償で協力を求める大佐の心情、理解はできますが共感はできません。 実際、行かなければ死ぬことはなかったはずのセイラーと、ブラスター。 チャン親子も、次女一人を残して二人とも死んでしまいます。 狙ったのかそうでないのかはわかりませんが、救出に成功したアメリカ兵も4人。 4人を犠牲にし、4人を助ける。 もちろん単純な足し算引き算で図れるものではありませんが、戦争とはかくも愚かなものだと感じるには十分な内容でした。 ・・・相手はそれ以上に死んでいるわけですしね。 映画としては、ひとりひとりの個性がはっきりしているうえに、テンポがよく、わかりやすく、スリルがあって、まったく飽きることなく画面に釘付けでした。 映像もとてもクリアで美しく、これぞまさに映画って感じで、堪能しました。[DVD(字幕)] 7点(2012-11-06 03:00:42)《改行有》 88. 邪神拳 《ネタバレ》 もっともっと、しょぼ~い映画かと思っていました。 女性も含めて、登場する人達には戦える人が多いので、脇役好きの僕としてはこういうノリは大好きです。 カンフーアクション+銃撃戦のバランスもかなり良かったです。 「王女」と「月魔」の戦いでは、伝説の剣や爆発する矢など多彩なウェポンを使ってくれるのも嬉しいですね。 つっこみどころがたくさんあるのも、こういった映画の個性かもしれません。 「月魔」のヴィジュアルがいまいち。 「ひげの女神」って何だ。 女刑事やめんのかい。 図書館の女性は結局どうなったかわからん。 スピード感出すために早送りすんのかい。 などなど。 探せばいくらでも出てくる突込みどころ満載のB級ホラーアクション。 変に爽快で、変にエロティックで、変にグロい。 たまにはこんな映画も良いもんですね。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-25 12:14:52)《改行有》 89. シザーハンズ 「バックトゥーザフューチャー」と同じくらい、複数回見ている作品です。なぜなら当時、確か家族がばらばらで借りてきたり(ほんとになぜだ?)、テレビでも放映されていたからです。 1回目。ホラー映画と思い込んで家族と一緒に見ました。(当時父が借りてくる映画はホラーとSFとアクションばかりだったので、ハサミの手が出てきた瞬間そう思って・・・)途中でホラー映画でないことに気づきました。 2回目。不自然な点に多少つっこみ&イライラしながら見ました。「まだ手はできていないから、代わりにはさみを・・・」って。そっちのほうが作るの大変そうなんですけど。え?今まで誰も屋敷に入ったことがないの?そんなばかな・・・ 3回目。不自然な箇所は了承済みなので、もう単純にストーリーと演技を楽しみます。 すると意外なことに、3回目くらいが一番この映画が面白い。 4回目以降。もう無心で見ます。理屈ではありません。登山家が、そこに山があるから山に登るように、そこで「シザーハンズ」が流れているから、つい最後まで観ちゃうだけです。そしてやはり面白い。 僕は、同じ映画を2度見ようとはほとんど思いません。よほど1回目の鑑賞で面白いと思わなければ。ですが、この映画は「つい見てしまう。」数少ない映画の1つです。つまり、この映画は人を惹きつける不思議な魅力にあふれています。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-10 09:13:05)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》 90. 死霊のはらわた(1981) 《ネタバレ》 疲れた。久し振りにホラー映画を集中して鑑賞することができました。いえ、集中させられたというほうが正しいでしょう。 優れたホラー映画は、何かが起こる前にも恐怖感を煽る演出が上手です。むしろ、この映画の場合、何かが起こったあとより、起こる前のほうが怖い。 例えば、家にぶつかるブランコ。テープレコーダーから流れてくる呪文。襲い掛かるわけでもなく、座ったままけたけた笑いつづける死霊。(いつ襲い掛かってくるかわからない、その待ち時間が恐ろしい。)息絶えたスコット。(いつ蘇ってくるのか・・・。) 実際襲い掛かってきた後はただのスプラッターアクションなので、恐怖感はさほどありません。ただグロイ演出を楽しむ時間です。 個人的に、知能があるものに恐怖感をさほど感じないので、そういった意味では一般的なゾンビ映画を超えるものではありませんが、オカルト系の映画では間違いなく面白い部類に入ると思います。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-28 23:14:28)《改行有》 91. 勝利への旅立ち 《ネタバレ》 逆風ムードの中始まるストーリーも、中盤からの盛り上がりも、スポーツ系サクセスストーリーの王道をいっていて申し分ありません。 確かにみなさんおっしゃるように、部員たちの心理描写がやや弱いので、深みには欠けるかもしれません。女性教諭との恋愛もいらないです。 一番気になったのは、結局ジミー頼りに見えてしまったことでしょうか。もっと他の選手の長所や見せ場にスポットあててくれるほうが個人的に好きです。 ただ、自分をわざと退場させてシューターに見せ場を作らせたりするような、かなり熱いシーンも結構あって、楽しませてもらいました。 音楽も映画の盛り上がりと雰囲気にマッチしていて良かったです。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-27 00:30:22)《改行有》 92. シー・オブ・ラブ 《ネタバレ》 仕事で目が疲れていたので、久しぶりに吹き替えで映画を見ました。吹き替えで映画って、良いですね。映画に入りこみやすい気がします。ただ、アルパチーノの吹き替えだけが終始違和感を感じました。好みの問題でしょうか。 古い映画ではありますが、思っていた以上にハラハラドキドキしました。音楽も緊張感煽ってくれて良い感じです。 ヘレンに思いを寄せるフランクではありますが、どうしても職業柄、少しでも疑わしいところがあれば犯人扱いしてしまう。そして違って「ごめんなさい。」でもまた疑ってしまう。その繰り返し。その繰り返しをするアルパチーノとエレン・バーキンの演技がとても良くて、サスペンスものとしても楽しめましたが、気軽なラブストーリーものとしても楽しめました。良作だと思います。 これからしばらく映画は吹き替えで見てみようかなと思いました。[DVD(吹替)] 7点(2011-09-12 05:05:46)《改行有》 93. シルバラード 《ネタバレ》 初めて西部劇を見ました。こんなに面白いものとは思いませんでした。 僕は少年○○系の漫画雑誌もよく見るのですが、「この映画に影響を受けている作家さんって多いのでは?」、って思うくらい、少年漫画っぽかったです。それに、ド○クエや、初期のファイナ○ファンタ○ーを思い出しました。 まず、主人公が4人いること。 一人ひとりにイベントが用意されていて、そのイベントをクリアすると仲間になっていくこと。 この時点で感情移入はばっちりです。「ペイドンは仲間になった。」 また、一人ひとり得意とする武器が違うこと。 よってキャラ設定も完璧。 そして、弟が処刑されそうなときでさえ、ちょっと余裕のあったメンバー。決して自分たちのことでは怒らない。 でも、シルバラードで、自分たち以外の人たちが傷つけられると、本気になるメンバーたち。まるで「ワン○ース」のよう。 こういう映画、たくさん作ってほしいです。 [DVD(字幕)] 7点(2011-09-11 15:00:26)(良:1票) 《改行有》 94. シコふんじゃった。 《ネタバレ》 ファッション以外、古さを感じさせないのがスポーツ映画の良いところですね。20年以上経っているのに楽しめるスポーツ映画は、それだけで価値があると思います。 成り行きで相撲を始めたはずが、OBに怒られ、他校から馬鹿にされ、みんな本気になり始める。このノリ大好きです。 一番良かったのは、3部リーグ優勝で終わらせなかったところ。これは軽く意表を突かれました。正直、田中君(田口豊作)や青木さん(竹中直人)の成長具合と、勝ち方は、やや中途半端かな、と思っていたところ、2部交代戦で完成形を見せたかったわけですね。納得です。 見る人に楽しんでもらいたいという思いがつまった良い映画だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2011-07-16 12:11:51)(良:1票) 《改行有》 95. シャークネード<TVM> 《ネタバレ》 チェーンソーでサメを真っ二つ。 チェーンソー持って、サメのお口へダイビング。 サメのおなかから、チェーンソーぐりぐり~。 『そんな映像撮りたいっっ!』ってのが先にあって、ストーリーは後から付け足したんじゃなかろうか。 意外だったのはタイトルにもなってるシャークネードが発生するのって、結構後半になってからなんですね~。 それまではただのパニック映画。 いや、ただの、は言い過ぎかな。なにしろ、普通のパニック映画じゃありませんから。 丘の上にある住宅が、なぜか突然水浸し。密閉されているわけでもないのに。いったいどーゆー状況??もしかして知らん間に丘の上まで波がきたの~? と思いきや、外に出たら全然水はきていない・・・。車だって走れちゃう。・・・・なのに家は浸水・・。 いや、もう考えるのはよそう。こーゆー映画は考えたら負けです。 そーゆーわけのわからん奇想天外な物理法則さえ思い切って目をつぶれば、結構楽しいサメ映画だと思います。 特に、『車の周りをサメがうようよ泳いでいるよ~』のシーンは、絶対にありえないからこその面白さがありました。 サメが泳げるほどの水位まで水がきちゃったら、車は動かないはずなのに、『防水だから』の一言で片づけちゃう適当さ。嫌いじゃないです。 思っていたよりずっとパニックパニックしていたのはとても良かったです。 ちょいちょい挿入される人間ドラマが、映画のテンポを悪くしちゃっているのが実に惜しい。[ビデオ(字幕)] 6点(2024-06-25 02:47:06)★《新規》★《改行有》 96. シックスヘッド・ジョーズ<TVM> 《ネタバレ》 おお、これは・・・! 他の方が言及している点については、すべて至極ごもっともなわけですが。 個人的な好みから言えば、4作品の中で一番好きかもしれないです。 なんと言っても地上を歩くサメ!この映像が最高! CGは粗いものの、このチープな感じがなんか好き。なんだか一昔前の特撮者映画を思い出します。 サメは文字通りいろんなとこから顔出しますし、人間サイドもわりとがんばって戦う。 シンプルで良い。パニックものはこれで良い。 惜しむらくは、ビジュアル、性格ともに魅力的なキャラが1人もいないこと。 いや、唯一いたんです、ビジュアル最高の彼女が。 『めっちゃ良い娘いるじゃーん。』とテンション上がったのも束の間、あっと言う間にパクリですよ。 ああ、なんてもったいない・・・。 まあ彼女のぶんまでシックスヘッドジョーズが『あとは任せろ』と言わんばかりに頑張ってくれます。 とゆーことで、私は結構満足できちゃいました。 一昔前の特撮とか好きな人は、結構楽しめるんじゃないかな。 あ、それと音楽が4作品のなかで一番力入れていた感じ。 音楽良かったです。BGMの力で3割増しくらい盛り上がってた気がします。 BGMも大事ですね~。[ビデオ(字幕)] 6点(2024-06-17 12:05:54)(良:2票) 《改行有》 97. シャザム!~神々の怒り~ 《ネタバレ》 前作とは違い、最初からみんなで協力。反省会や作戦会議だってしちゃう。仲が良くてなにより。 みんなそろって変身するシーンは否が応にもテンション上がります。 橋の崩落から人々を救うシャザムチーム。テンポもサクサクいいかんじ。オープニングは最高。 今回の相手は神。 まあ、これだけチートなパワーをもつのが6人もいるんじゃ、神くらい出てこないと勝負にならないから、それはいいんだけどサ。 早々に不意打ちでパワー奪っちゃうのは、盛り下がるわー。 みんなスーパーパワー持っているのに、ドラゴンみたいなのが出てきただけで逃げ腰になっちゃってう~ん。 それなのに、スーパーパワー失って、生身の人間に戻った後は、ユニコーン手なずけて、モンスターたちと戦っちゃう。 ・・・・生身の人間のときのほうが勇敢になっとるがな。そんなことあります? カリプソが黄金のリンゴを植えて、怪物がいっぱい出てきたときはミョーにテンション上がっちゃいました。こーゆーノリがもっとほしかったかな。 で、戦いがいがありそうなクリーチャーがたくさん出てきたのに、主人公以外みんなパワー奪われちゃってるのもったいない! こーゆーところでこそ、チームバトルで大暴れさせて、もうひとカタルシスほしかったところです。 正直ラストは、カリプソと主人公のワンパターンなタイマンをダラダラ見せられて、飽きちゃいました。 盛り上げようとして、ちょっと長めのタメを入れてみたり、お涙ねらいの会話シーン入れてみたり。 いやいや、今バトル中ですよ~。 終盤になるにつれ、どんどんテンポが悪くなる。 DC映画の悪いとこ出てるわ~。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-06-03 00:51:46)(良:1票) 《改行有》 98. ジャスティス・リーグ(2017) 《ネタバレ》 期待値上げすぎてしまった・・・。 いや、もちろん面白かったのですが。 ちなみに、ザック・スナイダーカット版を見ました。評判の良いほうです。 前半から中盤にかけて仲間を集めていくところ。スーパーマンを復活させるくだり。この辺りまではすごく良かったです。 まさかスーパーマンとバトルすることになるとは夢にも思わんかったですけど。 記憶をなくしているとはいえ、あんな無差別に暴力をふるうスーパーマンはあんまり見たくなかったかも。性格変わっとるがな。 結局はロイス・レインの登場により自分を取り戻し、仲間になってくれるスーパーマン。良かった良かった。 正直スーパーマンってこんなに強かったっけ?っていうくらいチート級。なにせ息ふきかけるだけでステッペンウルフの斧が粉々に。そりゃあんまり。 これは最初からスーパーマンいたら他のヒーローたちの出番なくなっちゃいますね。だから登場はあのタイミングがベストだったと思われます。 ちなみに、『バットマンVSスーパーマン』を見たときは、スーパーマンとワンダーウーマンは互角ぐらいだと思っていたのですが、スーパーマンのほうがかなり強いみたいですね。 最終決戦が、スピード感はあるし立体的なバトルで良いんですけど、色彩が単調で同じ敵ばかりを相手にしているので、若干飽きます。 序盤でワンダーウーマンが銀行テロリストを制圧するシーン。 フラッシュが少女を事故から救うシーン。 規模は小さいのですが、そっちのほうが気分が高揚しましたね~。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-02-29 02:39:44)(良:1票) 《改行有》 99. 死霊館のシスター 《ネタバレ》 これはもうホラー映画というよりお化け屋敷アトラクション。 ずーっと、『何がでるかな?何がでるかな?』状態。 びびりの私は大きな音と、突然わっと驚かす手法にもうクタクタです。 でも私が期待するホラーって、そーゆーのじゃないんですよね~。 『修道院のシスター自殺の調査。っていうのは名目で、安全な修道院かどうか調査してらっしゃ~い。』 で、送りこまれたのは神父一人と見習いシスター一人だけ。次から次に起きるホラー現象。いやいや、こんなん調査するまでもなく超危険物件ですよ~。 こんなにやばい修道院で、なぜか終盤、別行動をとりはじめる3人。いやいや、そんなばかな。ホラーを盛り上げるためとはいえ、不自然すぎますよ~。 登場人物少ないわりに、その人物を掘り下げるってことも特にせず。わずかな登場人物ですら、与えられた役割をこなすだけの記号になっちゃってます。 アトラクションとしては面白いかもしれませんが、映画を見たっていう満足感は得られずです。 ヒロインの女優さんはとてもきれいな方だったのですが、それ以外のシスターはみんな似すぎて誰が誰やら・・。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-01-14 02:20:13)(良:1票) 《改行有》 100. ジェイソン・ボーン 《ネタバレ》 ・・・旧3部作を見直してから見るべきだったかなぁ。ニッキーは旧3部作すべてに登場しているのに、何者だったのか全然覚えていない・・・。愛着があればニッキーの再登場に喜び、そしてその死に悲しみと憤りを感じることもできたのでしょうが、残念。 ボーンシリーズは、ボーンの無敵感と、あっと驚くような機転にすごく魅力を感じていた覚えがあるのですが、あれ?こんなもんでしたっけ? そしてストーリーが決定的に面白くない。ボーンは過去をはっきりさせたいだけ。デューイはボーンが記憶を取り戻しちゃうと復讐されちゃうかもしんないから、先に殺っとけ?みたいな?ボーンもデューイも大義名分とは程遠い動機で、気持ちがノルはずもなく・・・。 例えば、『アイアンハンド』がどれだけやばい作戦で、もう自分のような工作員を増やしたくないボーンが一肌脱ぐ、みたいな内容だったらアツくなれたかも。 女CIAリーのビジュアルは最高。でも、CIAの重要な役職に就いている人が、CIAの重要機密をペラペラボーンに話しちゃうのはどうだろう。ちょっと引いてしまいます。あまりにボーンにとって都合が良すぎる味方キャラ。しかもそこまでのリスクを冒すほどの理由がリーにないまま、ボーンを手助けさせてしまっているのはホント良くない。 最後のカーチェイスはちょっとしつこい。そもそもプロの工作員が、私情でこんな派手なカーチェイスしちゃだめでしょ。 で、さんざん好き勝手やっておきながら、デューイとライバル工作員の最期は実にあっけないもの。ディープドリーム社とCIAの闇取引の暴露もうやむやにされたまま終幕。はあ、2時間見続けて、最後なんのカタルシスも得られないまま終わっちゃうとは。 う~ん、ディープドリーム社の社長をボーンが守るという展開にもっていっても良かった気がするんですけどねぇ。 ボーンの過去に決着をつける旧3部作。 なら今度は未来に目を向けたボーンシリーズにしてほしかったものですね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-06-24 01:23:29)《改行有》
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