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1. 猫と庄造と二人のをんな
《ネタバレ》 香川京子目的でずっと観たかった映画。
優等生でお嬢様女優のイメージが、気の強いわがまま言い放題のキャラに変わる。
又、思っていた以上に大胆で刺激が強い衣装・・ほとんどの場面太腿むき出しの体当たりの演技。
いや~、びっくりしました。これだけで一見の価値がある。
内容的には、山田五十鈴と香川の最後の修羅場は壮絶。1年後に黒澤の「どん底」で置屋のおかみ(毒婦)とけなげな娘役で共演しているが、今回の香川の役はまるで対照的で面白い。
とにかく出てくる女性がみんな怖い。山田、香川に加え、浪速千栄子の母親も底意地の悪い相当えぐいキャラやし。
森繁の猫に対する異常なまでの愛情はその裏返しだといえる。全体的にコメディ調であるが、誰も信じられなくなり人間世界に絶望し、猫を抱いて一人放浪するラストはリアルである。[インターネット(邦画)] 7点(2023-02-23 21:02:20)《改行有》
2. 寝ても覚めても
《ネタバレ》 東野が別人で二人も出てきて、しかも大半主役二人の絡みになると、現実に間違いが起こっても不思議じゃないなと思ってしまう。
しかも唐田は当時未成年だし・・。
本論から外れてしまうが、どうも例のことと切り離してみるのは難しい。
物語は後半残り30分ぐらいからホラーじみてきます。とにかく、唐田が何を考えているのかわからない役柄で、ずっとふらふらしている。関西弁のセリフも棒読みでへたくそ、ただし不思議な雰囲気はある。
ALSの男友達を前にしても、何の感情もなく、自己の世界に浸っている姿や、一度捨てた男に平然と会いに行く行動は怖すぎるものがある。
女性友達二人など脇役の好演のおかげで退屈感はなかった。
だが結局、何がいいたいのか最後までよくわからない映画だった。[インターネット(邦画)] 5点(2020-08-22 14:32:06)《改行有》
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