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プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  轢き逃げ 最高の最悪な日 《ネタバレ》 冒頭から轢き逃げが起こるまでおよそ5分。その5分はまるで運転免許講習で見せられるビデオのように典型的なパターンですね。そのままそれに使えるんじゃないかと思いました。 事故が起きやすいようにある程度誰かにお膳立てされていたとは言え、道のど真ん中にいた人を轢くなんてただただ運転の注意不足と技術不足なんではないかと思ってしまう。 よく人に話をすることがあるのですが、必ず言うのが、「その日の朝出かける時に、自分がその日事故をしたり事故に遭ったりなんてことを知ってる人なんていない。事故に関わる可能性をゼロには出来ないが、ゼロに近づける努力はできる。交通事故は被害者も加害者も最悪。どちらにもならないように気をつけよう。」ということです。起こってから後悔しても遅い、ということを教えてくれる、ある意味教習ビデオよりわかりやすい教材でした(笑) ただ、、、こんな言い方をしてはなんですが、車の轢き逃げがそこまでニュースバリューがあることが少し不自然と感じました。その日の夕方のニュースではもうトップニュース扱いになり、翌日の新聞も一面に掲載されるという。逆に、轢き逃げがそれくらい大きく扱えるような平和な日本の話なんだなと感心しました。 轢き逃げをした秀一の、あるまでテレビ的に盛り上がるようにじわじわ追い詰める輝は、はっきり言って本当に「テレビ的な演出」としてのキャラの価値しかなかったように想う。それくらい人物に独自性がなく、ああ、そのためだけにこさえられたキャストなんだなあとか思ってしまった。 「轢き逃げ」というある意味リアリティのあるテーマに対して、内容ももう少しリアリティの感じられるものにして欲しかったのが本音のところです。[インターネット(邦画)] 6点(2022-09-06 00:53:31)《改行有》

2.  羊とオオカミの恋と殺人 《ネタバレ》 宮市さんが本当におとぎ話から出てきた人のように綺麗で人形のようで、実写映画なのに逆に現実味がなくてそれが物語ともうまくマッチしていたように思う。 殺人をネタとして扱うこの映画の手法にはひょっとしたら賛否あるのかもしれない。世間的な悪者だけ殺されてるってわけでもなさそうだし。彼女がただ気に食わなかっただけの犠牲者もたくさんいたことだろう。それでも特に不快感に襲われることもなく鑑賞することができた。いい意味で、殺人と殺人鬼というものを受け入れて見ることができた映画だと思う。 たまーにテレビやネットの世間の人の声で聞こえるのは、「教育に悪いからドラマで未成年(という設定の人物)にタバコ吸わせるな」「自転車にノーヘルで2ケツするな」とか聞きますが、ナンセンス極まりないと思う。そんな声を聞くたびに、「じゃあ火サスで殺人とか、名探偵コナンは何故いいの?ワイスピには何にも言わないの?」などと思ってしまう。誰かが殺人を犯したって事件が起ころうが、殺人を扱うドラマや映画は全然普通にメディアに流されます。真剣に作品を楽しんではいるが、作り物、ということはきちんと認識して一線を引きながら楽しむことが何故できないのか。この映画はそういう一線の画し方を少し身近に感じさせてくれたと思いました。 少し物足りなかった点は二つ。宮市さんが黒須が叫ぶまで殺人を見られていたことに気づいていなかったことと、春子が兄の川崎さんの本当の部屋を見なかったこと。 前者は、あれだけ手の込んだ死体処理をする人たちがあんな壁の穴に気づかないのは話の流れ上不自然と思ったこと。殺した後、壁紙や壁の絵まで入れ替えたりするのに、穴に気づかないって、いやいや。 後者はやはり妹にも兄の異常性に気づいて欲しかったかな。別にタイまで行ったとかいう設定にしなくても、兄が異常ということを知ればその時点で彼がどこで何してようが居場所がどうこうなんてことは忘れられるんじゃなかろうか。ということよりも、信じてた兄があんなんだったと知った家族の反応が気になった。ひょっとしたらそこから他の家族もおかしいとわかっていったりして、という勝手なストーリーも妄想しました。 殺人というものをテーマに据えながら同時にコメディのように見せるこういうやり方は、本当なら個人的には好きではない流れだと思ったんですが、想定していたよりとても面白かったです。黒須くんが羨ましいとか思ってしまったりして。 殺人鬼が面白い、なんてあまり世間的に言えたことではありませんが、だからこそ作品として楽しめました。[インターネット(邦画)] 8点(2022-08-30 09:40:35)《改行有》

3.  羊の木 《ネタバレ》 まず大前提として、その人が本当は犯罪者だろうが一般人だろうが、初対面の人間に恐る恐る探りを入れながら話したり、色々質問ばかりされるのは至って普通なこと。まして新しく町にやってきていきなり新生活を始める大人が6人もいて、しかも小さな町でというなら質問攻めに合うくらいのことは当然だろう。どの登場人物も表現の違いはあれ、「私、元受刑者で人殺しなんです。察してね」オーラを出していてそこが余計な演出でくどく感じた。「私、今から一般人ですから!どうも!」くらいのほうがむしろ自然な気がする。 あと不自然なのは市役所の課長でしょうか。いや、直轄案件って。。。そんなん実際あるんかな。いや無いだろうな。あったとして、あんなセキュリティガバガバな人にそんな案件持ち込まんだろうな。私もこういうお役所の人とたまに接することがあるんですが、なんでこういう人たちって上のご機嫌伺いばかりで思考がフリーズしてる人ばかりなんでしょうね。こんな案件、ちょっと考えれば町の人口増加で地域振興になるどころか、犯罪者を呼び寄せる町だとバレて人口流出するリスクしかないだろう。あの課長が市長からなんかお手当てでももらっていればまだ現実味があったわ。 ここからは個人的な感想です。この映画のテーマの一つとして、出所した元犯罪者(人殺し)を一般人と同じように扱えるか、というものがあると思います。私は実際にそういう人にお会いしたことはありませんので、あくまでこうなるだろうなという想像しか語れませんが、たぶん私は平気で接することができると思います。もちろん相手の性別や容貌や性格によりますが、でも相手の性別や容貌や性格で接し方を変えるのは、別に相手が刑務所出じゃなくてもそうするので、それで良いかなと思っています。元受刑者、というのがその人との付き合いを考える上で全く無視できる要素とは言いませんが、逆に言えば他にもいろんな要素があるうちの一つに過ぎません。ちなみに私は体に障害があり、別にそれを聞かれれば答えるし隠してるわけではありませんが、それをことさら人前でアピールして人付き合いしようとは思ってません。この元受刑者たちがやってることはそういうことですよね。「元受刑者ってバレたらどうしよう」とか「おれ、人殺しなんだよね」とか自分から言い出すとか、「私に構って」というメッセージにしか聞こえない。大人6人の話でしたが、そういう意味では中学生みたいな話だなと思って見ていました。ありがちな、極端に元受刑者を差別するような話にも思えて、少し嫌悪感も抱きました。 この映画では結果として6人中2人が更生できなかったことになる。これが割合として多いのか少ないのかはわかりませんが、作中の魚深市役所の市長や課長の目論見は机上の空論でしかないということはわかったことでしょう。そんなに受け入れたければ市役所に勤めさせて全員あんたらの秘書にでもすればいいのに。もちろん住居はあんたらが世話して見つかるまではあんたらの家ね。どっかの議員や役所の偉いさんの思いつきみたいなアホなアイデアを真剣にやらされる現場の方の苦労をお察しします。なんかそんなふうに社会風刺として楽しめた映画でした。ちょっと違う楽しみ方だったかもしれませんが、個人の意見として、あしからずご了承ください。[インターネット(邦画)] 7点(2022-08-05 21:46:15)《改行有》

4.  ヒメアノ~ル 《ネタバレ》 色んな意味で見ていて辛い話でした。まずは安藤さん。ひとりよがりで相手の気持ちなんてほとんど考えていないその性格にイライラするし、いちいち岡田くんを巻き込むことにもイライラ。これは映画ですが、実際あのくらいの年であんなに人に依存してそのくせ自分の方が上みたいに思って生活してる人いるのかな。森田くんにやられてちょっといい人みたいになったけどあれがなければ安藤さんも道を踏み外していただろう。 次に岡田くん。彼もはっきりしない。安藤さんの手伝いをするのか、阿部さんと付き合うのか、森田くんに電話するのか、優柔不断ではっきりしない。ウジウジモゾモゾしていて見ていてじれったいったらない。演出上そういうキャラにしてるのもわかるが、濱田岳さんがハマりすぎていた笑 ぶっ飛んでいたのが役名も本名も森田君。彼のイカれっぷりはすごい。初めはナイフ(包丁)で犯行を進めていたのが、警官も殺し銃を手に入れてそれをどう使うのかと思いきや、無計画に撃ちまくって肝心の相手を狙う時にはもう残弾ゼロに。あの無計画性がまた本人の突発的狂気性にもつながっているようで、かえって怖かったです。 映画が半分も過ぎようかという時にタイトルが出てきたのにはびっくりした。でもそれは面白い演出でした。おおって思って少し引き込まれました。 ただ映画自体はどうかなあ。インパクトはあったんだけどやりたい放題やって終了みたいな、見ている側はなんだか疲れてしまった。 ややコメディタッチの三角関係や四角関係を観客に見せたいのか、森田くんの凶暴性を見せたいのか、彼の内面を掘り下げて何かメッセージを伝えたいのか、何が目的なのかさっぱり分かりませんでした。足ちぎれて「おかあさーん、麦茶持ってきてー」って言われてもね。。。わぐっちゃんも結局何だったのか、ただの森田くん暴走のトリガーになっただけなのか。それだけのために彼と彼の彼女にあそこまで時間を割いたのか。 あまり、自分は楽しめない映画でした。[インターネット(邦画)] 5点(2022-06-14 01:32:54)《改行有》

5.  100回泣くこと 《ネタバレ》 記憶喪失になった男、卵巣癌に苦しみ悩む女、という設定を理解するまでに少しかかってしまってそこまでは物語に入り込めませんでした。 記憶を失っても同じ人を好きになるって素敵ですね。女性のほうから接近して行ったならともかく、記憶がない男性のほうからまた関係が始まったというのがなんとも夢がある。ちょいちょい会話がなんか不自然ですけどね。わざわざ追いかけていって「今日って雨降りますよね?」とか聞かないだろう(笑)まあ、残っていた記憶に引っ張られて思わず彼女に近づいたってことかもしれませんけど。 別に藤井くんの肩を持つ気はないですけど、あの流れで藤井くんが佳美を見捨てたみたいなふうに周りに思われてるのは不可解。佳美と喧嘩別れみたいにはなってたけど、病院には一緒に行くからって言って、その直後に事故に遭って記憶がないのはみんな知ってるのに、なぜ「君は佳美のそばにはいてくれなかった」ってちと逆恨みが過ぎる気がする。原作とかならもう少し丁寧に描かれてるのかもしれないけど、あそこまで藤井くんが悪者扱いされてるのはちょっと受け入れられなかったな。 あと、バッハとかムースってなんだろ。いやあだ名なんでしょうけど、それこそその名前になった経緯も何も知らない人たちに見せるのにいきなり変な名前で呼ぶのはやめてほしい。そこまで物語に深く関わる人物たちでもないし。色々蛇足が感じられる映画でした。 話自体はとても好きです。ルナレインボー、私も好きな人と見たいですね。[インターネット(邦画)] 6点(2022-05-05 20:13:53)《改行有》

6.  ひとよ 《ネタバレ》 まず、DVで子どもの腕を折り、顔にアザが残るまで殴る。そんな父親が母親に故意に車で轢き殺されるところから始まる。暴力を振るう父から解放され、「これで自由よ。何にでもなりたいものになれる」と言う母。そこから殺人者の母を持つ子どもたちの人生が始まる、、、というストーリー。 それほど大きくない町で一つの場所で暮らす家族にとっては、母が殺人罪で捕まった、というのは実際すごいハンデになったんだろうと推測します。母の立場、子どもたちの立場、職場の人たちの立場、新たに家族になる人の立場、それぞれによってこのことをどう受け止めてどう反応するかは違うと思う。ただ私自身の個人的立場から言わせてもらうなら、殺す必要がある人はやはりいると思う。東野圭吾著の「さまよう刃」で娘をレイプした男たちや、今作のようなDV男、それもかなり悪質な。法の裁きでは不十分、任せられないと思った時点でそれも仕方ないと個人的には思う。特に前述のような目にあった娘の父親の立場なら、殺意しかないだろう。そういう意味で、この母親の行動は納得がいく。自分でもそうするという思いがある。その一方で、それをしてしまったら残った家族はどうなるかということも気になる。結局何もできないのかもしれない。[インターネット(邦画)] 7点(2021-07-13 18:15:14)《改行有》

7.  ピエロがお前を嘲笑う 《ネタバレ》 なんでこういうパソコン得意です系の映画はお約束のように現実ではコミュ障でオタクキャラが定番なんでしょうか。また、そんなコミュ障を表舞台に引っ張り出すコミュ強が出てくるのもなんだかお決まりの展開。もっと言えば、「クレイ」なるハッカー集団を結成してもやってることは子供のいたずらレベルというのもよく見る展開で、しかも個人的にそういうのが別に好きではないのであまり話に入っていけなかった。彼らハッカー、クラッカーたちの中ではきっと「○✖️に侵入した」「△◻︎を乗っ取った」という実績が重要なんであって、そこで何をしたかはあまり関係ないんでしょうね。身内で盛り上がったり、現実逃避できるという点では例えばソーシャルゲームやカードゲームなどでも同じような感覚を持ってる人はいるんでしょうが、ネット犯罪となると規模が爆発的で、しかも多大な人々に迷惑がかかる。そういうのを面白がってる人たちを見ても別に面白くない。「そういう映画なんだから…」と言われればおしまいです、すみません笑 「クレイ」とユーロポールの攻防ももっとヒリヒリさせて欲しかった。あまり山場もなく、「クレイ」たちはいつも割と簡単に逃げおおせてしまって、淡々としすぎてこちらもあまり楽しめなかった。捜査官側もあまり有能では無い設定だったので、あんなもんなのかな。。。 こんな感想を持ちながら鑑賞していって、最後のベンヤミンのウィンクはキツかったです。[インターネット(字幕)] 5点(2021-07-01 21:48:50)《改行有》

8.  百円の恋 《ネタバレ》 二時間足らずの映画なのに、なんと言うか、分厚くて濃厚な時間でした。 主役の斎藤一子(=安藤さくらさん)は、「月曜から夜更かし」のフェフ姉さんをイメージしてしまった(笑) 実際のフェフ姉さんの私生活とかもちろん知りませんが、くたくたの格好でタバコ大好きで女を捨てていてでも誰かに抱かれたいって、テレビで見るフェフ姉さんのイメージ過ぎて、つい(笑) 自堕落な男女のヒューマンドラマ、場末のコンビニの労働風景、からのまさかのスポ根映画になるとは思いませんでした。こういうの見ると不覚にも自分も何かやりたくなってしまう。もう32歳もとっくに過ぎてますが、あれくらいのめり込める何かが欲しいという気持ちになります。ボクシングに取り憑かれる一子を見て、少し、うらやましいと思いました。 安藤さくらさんは怪演ですね。映画の最初と最後ではまるで別人のよう。多少はメイク効果もあるんでしょうが、もう体型や顔の形からして変わっていった。カメレオン女優?役作り大変だっただろうなぁ。ボクシングの動きもすごかった。なんかみるみるうちに動きが良くなっていくのを見るのって楽しいですよね。そんなところも楽しめた映画。 何もかもがスッキリするという映画ではないですが、とても楽しめました。鑑賞前はそれこそ「百円」とまでは言わないまでもそんなに期待していなかったんですが、普通に映画館で観てもいいなあと思える価値はあったと思います。[インターネット(邦画)] 8点(2021-01-27 01:09:02)(良:1票) 《改行有》

9.  ピクセル(2015) 《ネタバレ》 まずこれらのレトロゲームと自分の関わりの深さから紹介させていただくと、ほとんどありません。やったことはあるんですけどね。子どものときちょっと触ったことあるなーとか、親戚の家に行ったらプレイさせてもらったなー、とかその程度です。「ドンキーコング」もスーファミの「スーパードンキーコング」のほうが馴染みがある(笑) さてそんなレトロゲーム超初級者の私がこの映画を楽しめたかと言うと、かなり楽しめました!上述のようにほとんどのゲームは触った程度なのですが、なんていうんですか、あのドット絵の世界観は大好きです!見てたら急に、「アイスクライマー」とか「ぷーやん」がやりたくなる(笑) 色々突っ込みどころももちろんあるんですけどね。2Dに慣れ親しんだレトロゲーマーが3Dの実世界のシューティングゲームにすぐ対応できるのか、とか。でもこの世界観ならまあどーでもいいかなと良い意味で諦められる(笑) いきなりセリーナ・ウィリアムズが出演したりとか、小技も効いていて「おっ」となって面白い。良い娯楽映画だと思います。 あ、最後エンドクレジットで本編のストーリーを全てまとめたドット絵ムービーが流れたのは最高でした。あれで+1点。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-07-25 10:59:05)《改行有》

10.  ピラニア 3D 《ネタバレ》 モンスターパニックものとしては良い意味で予想通り。そう私はこれを借りる時、間違いなくこういうものを期待して借りていた。 なかなか面白い映画でしたが、人物描写は今一つ。こういった類のモンスターパニック映画ではおバカなキャラとエロいキャラは定番ですが、主人公まで真正のバカなのはいただけない。 子供に対して、「お前らのせいでオッパイ祭りを見に行けないんだよ!」 「じゃあ行っていいから代わりに60ドルちょうだい」 そして素直に出す主人公・・・。なんだかなあ。 頭の中はエロエロでどうしようもないのに、何か変なところで自制しようとするのはあのおバカディレクターじゃなくてもイライラする。まあそれだけにリアルでしたけどね。 あとあのセクシー美女は死んじゃうんですね。綺麗なキャラだったのに、残念な最後だ。 中盤、お祭り会場で最初の一人がピラニアの犠牲になったとき、誰かが言った「ジョーズだーーー!」の一声で周囲が瞬時に何が起こったか把握できていたのが印象的。実際にはサメではありませんが、「水の中に何かいるぞ」と言われるよりよっぽどわかりやすく周囲に伝わる表現だなーと変なとこで感心しました。 しかしそんな彼の奮闘?むなしく大量虐殺な展開。まさに惨々たる内容。自分の足を食べられながらも船外機のプロペラで応戦する警官とか・・・。どんだけ勇者だよ。 途中ピストル撃って警告しようとしたとき、見つけた死体でも一緒に見せて警告してやれば彼らもあんな結果にはならなかったろうに。でもそれだと映画としては失敗か。モンスターパニックって意外と作るのが難しいのかもなあと思った作品でした。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-27 10:27:04)(良:1票) 《改行有》

11.  127時間 《ネタバレ》 「あー、結局最後はその手か・・・」と思ってしまいました。まあ実話の映画に結果を突っ込んでも仕方ありませんが。自分、『SAW』とか『リミット』とかシチュエーションホラーを観過ぎだな。なんかもう飽きたというか目が肥えたというか、慣れてしまった。 こういう閉じ込められ孤立系のシチュエーションホラーでは、今までの楽しかった記憶をよく回想しますが、この映画もそのクチ。冒頭お母さんからの電話を無視したことへの後悔とか、途中で会った女性二人とのその後に妄想をふけるとかありますが、個人的にはこの部類の他の映画とそんなに大差感じませんでした。お母さんからの電話は前フリがあったので少しぐっときますが、昔の恋愛や突然大雨が降る妄想など、突拍子もない回想・妄想が多すぎる気がしました。いやそりゃ閉じ込められた当人にとって何が大事なのかなんてそれこそ当人の自由ですが、その当人の自由を映画にするなら説明不足では観客は困るわけで・・・。 でも腕が抜けないほど岩に挟まれるってあるんですね。そのほうが私的にはびっくりしたことでした。[DVD(字幕)] 4点(2012-04-25 11:29:51)《改行有》

12.  ヒラリー・スワンク ストーカー 《ネタバレ》 正直言ってあまり覚えてない。いや、ちゃんと全編見たのですが、これほど今までの映画の踏襲というか、予想できた展開の話は久し振りに見ました。 そもそもヒゲ親父にストーカーしなければならないほどの動機が見当たらない。ちらっと病院で見ただけの女をわざわざ自分のアパートに入るように仕向けて(しかもその方法もずさん)、覗き行為などをする割にはどっか煮え切らない。「ストーカー」というよりただの覗き魔が一線を踏み越えてしまっただけという感じ(←それもストーカーというのだろうか??)。そもそもストーカーって「付けまわす人」とか「忍び寄る人」みたいな意味だったと思いますが、これはただの変態。そう自分の中で思ってしまった時点でこの映画はもう「ストーカー」としては観れませんでした。 ・・・まあ、ぶっちゃけヒラリー・スワンクさんに自分が魅力を感じなかったというのが一番の問題だったのかもしれません。[DVD(字幕)] 3点(2012-04-23 22:54:53)《改行有》

13.  ヒックとドラゴン 《ネタバレ》 バイキングに生まれるも体躯に恵まれず、だからこそ人一倍ドラゴン狩りに強い意欲を持つヒック。そんなヒックが偶然にもバイキング達から恐れられるNight Furyというドラゴンを捕まえるところから物語りは始まる。 はっきり言って序盤は気に入らなかったお子さまヒックですが、自分のせいで飛べなくしてしまったドラゴンを飛べるようにしたり、トゥースとの関わりを通じてドラゴン達への理解を深めていく姿にお子様の成長を感じ、とても良いドラマを見せてもらったという印象です。それでもやはり、ドラゴン頼りの勝利をヒックがさも自分の功績のように称えられて終わっていくんだろうなぁとか思ってたら、なんとヒックも片足を失う衝撃の展開!!これにはビックリするとともに、感動しました。これにより、ドラゴン頼りの勝利ではなく「二人の勝利」という形がより強く印象付けられ、作品と自分との一体感も一層高まりました。 で、あとはこういう物語にありがちな「強大な共通の敵」を倒せばメデタシメデタシなんですけども、それがトゥースと同じドラゴンというのが何とも言えない・・・。中盤でドラゴンは凶暴という誤解を解いたのは、標準サイズのドラゴンのためだけのフラグだったのか??大きいから悪いみたいな、、、ちょっとやり方が乱暴にも思える。もっとあからさまに悪いんだってやつを敵には持ってきて欲しかったかな。 しかしとても完成された映画だと思います。未知との友愛とか、冒険心を奮起してくれるところとか、そういう意味ではとてもワクワク出来て楽しめる映画でした。[DVD(字幕)] 8点(2011-04-25 23:04:55)(良:2票) 《改行有》

14.  ヒア アフター 《ネタバレ》 "死後の世界"というものに触れた者、つながる者、真剣にその存在を願う者。それぞれ3つのベクトルを持ちながら話は展開していきます。予告編や実際の映画を観ても、一見これは死後の世界を中心として描かれた話のように見えますが(実際、双子クンのストーリーはそうなのかもしれない)、これは"死後の世界"をスパイスにした恋愛モノだと感じます。作中、ジョージ(=マット・デイモンさん)に感情移入していた私には彼の恋愛の難しさや、相手を信じて真実を教えても相手を気味悪がらせたり傷つけてしまうような自分の能力に嫌悪感を覚えて、それに苦しむ彼の苦悩がひしひしと伝わってきました。せっかく好きな人と出会っても本当の自分を出すこともなかなか出来ず、それだけに"死後の世界"ありきで出会えたマリーとの関係は、ジョージには願ってもないものだっただろうしとても祝福してあげたくなりました。そこらのかるーいノリの恋愛映画よりよほど恋愛映画として楽しめました☆ ただ個人的にはマリーの周りの心配を無視するような態度はあまり好感を持てませんでした。腫れ物に触るようにされるのが嫌だったのでしょうが、受けた仕事を要求どおりに仕上げず、ただただ周りの無理解を嘆く彼女のやりかたにはちょっと・・・。最初の彼氏もかわいそうだと思う。 料理教室の彼女とか、マリーの元彼氏とか、物語上浮かばれないキャラクターたちの扱いが個人的に可哀相になりますが、まあ恋愛にも勝者がいれば敗者がいるんでしょうね。 オカルトものだと思ってあまり期待していなかった映画ですが、人にもオススメできる一品でした。[映画館(字幕)] 8点(2011-02-22 00:36:15)《改行有》

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