みんなのシネマレビュー |
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241. 宇宙人ポール 内容や大まかなストーリーの流れは、まんま「E.T」。友情テーマだけは基本路線に、 宇宙人や登場人物たちの設定を変え、コメディーとロードムービー色を付加して、 まったく毛色の違う作品に仕上げている。娯楽映画としては素直に面白い。 宇宙人のキャラが愉快だったけど、「未知との遭遇」のパロディには思わずにやり。 子供からお年寄りまで、家族揃って安心して鑑賞できる映画。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-08-08 18:46:12)《改行有》 242. グリース 明るくて楽しい学園ミュージカル映画。サントラも大ヒットした。 設定も作りもチープだが、ハイスクール生活の楽しさは十分に伝わってくる。 当時30歳のオリビアの女子高生役はちょいキツいが、遠目からだとそれらしく見えてかわいい。 髪にグリースべたべたのジョンは、とっぽいロックンローラー役がハマっていて笑える。 50年代が舞台ということで音楽はすべてポップ調で軽く、ミュージカル映画であるとともに、 昔懐かしい青春映画という印象も受けた作品。[映画館(字幕)] 6点(2012-08-02 07:44:03)《改行有》 243. ヘッドライト 泥臭い中年男の哀愁と、暗い映像がやけに物悲しいメロドラマ。 不倫愛を題材にした内容ということで、お話自体に引き込まれるような魅力は覚えないが、 一番の見所はやっぱりジャン・ギャバンの渋くて重厚な演技。寡黙で家庭に安息を見出せない、 主人公の悲哀さをたっぷりと表現してくれている。陰のあるヒロイン役の女優さんも美しい。 "ヘッドライトは、二人の行く末をも照らしたか?"が、本作のキャッチフレーズかな。 フランス映画らしく、映像から伝わる雰囲気に情緒を感じさせる作品だった。[ビデオ(字幕)] 6点(2012-07-28 07:11:09)《改行有》 244. 刑事コロンボ/偶像のレクイエム<TVM> 本エピソードは殺人の動機がわからず、最後に謎が明らかにされるという変わった展開。 鑑賞者の緊張の糸を途切れさせないよう、シナリオ作りには懸命な工夫が見られるが、 元売れっ子女優という設定で犯人役を演ずる、「イヴの総て」の主演アン・バクスターも、 実際にこの時期はTV中心の仕事をしていたらしく、中々妙味のあるキャスティングだった。 コロンボの仕掛けはなく、犯人の目星をつける過程にも疑問符はあるが、これはこれで面白かった。[DVD(吹替)] 6点(2012-07-10 04:25:34)《改行有》 245. 蒲田行進曲 つかこうへい原作、京都撮影所を舞台にした人情劇。大袈裟で派手な演出、 風間杜夫演じる銀ちゃんがステレオタイプの自己中人間と、暑苦しいほど人情劇らしい内容だが、 それも計算のうえなのか、大一番の見せ所、オチも効いていて、シナリオの出来がとてもいい。 テーマ曲も作品の内容にぴったり合っていた。日本人なら楽しめるだろう、邦画らしい邦画。[ビデオ(邦画)] 6点(2012-07-05 01:25:30)《改行有》 246. 陽のあたる場所 二人の女性のあいだで揺れ動く、出世欲に駆られた主人公の役を モンゴメリー・クリフトが好演。エリザベス・テイラーも今回は演技らしい演技を見せてくれるが、 サブヒロインの女優さんのインパクトが強い。ストーリーは心理サスペンスのような流れで、 先の展開に期待を持たせるのだが、後半からの主人公の行動にはちょっと疑問符があり、 ラストも今一つピンとこなかった。個人的には皮肉な結末という形のほうがよかったかな。 男性のほうが感情移入しやすいドラマ。[DVD(字幕)] 6点(2012-06-30 05:53:11)《改行有》 247. 静かなる決闘 感染症という題材とともに、一人の医師の苦悩と葛藤を描いたヒューマニズム溢れた作品。 ストーリーの内容を顧みれば、「静かなる決闘」はとてもいいタイトルだと思うし、 主人公の誠実なキャラもいいんだけど、三船はちょっと激情型のイメージが強く、 多少の違和感を覚えてしまう。それでも映像演出面において目を見張るシーンが用意され、 黒澤の真骨頂は十分伝わるのではないかと。主人公のキャラと相反する看護婦役、 千石規子の好演が光る佳作。[DVD(邦画)] 6点(2012-06-22 08:24:15)《改行有》 248. 刑事コロンボ/祝砲の挽歌<TVM> コロンボ・シリーズは彼のキャラやアリバイ崩しの過程が面白いばかりでなく、 犯人側のドラマ性や人間性の描き方も魅力の一つで、本作はそれが色濃く出ている作品。 誇り高き元軍人の描写がよく描かれており、ラストは不思議と爽やかな印象を与えてくれる。 演じた役者さんも役柄にぴったり。トリックの妙味やコロンボの仕掛けはないけれど、 ドラマとして良作の一本だった。[DVD(吹替)] 6点(2012-06-12 04:06:14)《改行有》 249. フレンチ・カンカン 1890年代のパリを舞台にしたミュージカル映画。映像がとてもきれいで、 当時のパリの街並などの雰囲気がとてもいいんだけど、ストーリーは大方の筋以外は、 何をやってんのかよくわからない。まあミュージカルなので、あまり気にする必要はないかと。 ヒロインの女の子がとにかく愛くるしい顔立ちをしていて、ジャン・ギャバンの渋さが目立つ。 ラストは歌に踊りと大いに盛り上げてくれて、心地よさと十分な満足感を与えてくれたが、 カンカン自体があまり見る機会がないせいか、芸術的とさえ思えるほど楽しかった。 「ムーラン・ルージュ」に興味のある方はぜひ。[ビデオ(字幕)] 6点(2012-06-10 10:58:04)《改行有》 250. 刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM> 死体なき殺人事件にコロンボが挑むエピソード。なぜ犯人は死体を隠す必要があったのか、 が本作のミソ。コロンボのしつこさはもちろん、犯人との知恵を絞った対決が見所で、 ラストの仕掛けもバッチリと、安心して鑑賞できた。安定感のある面白さ。[DVD(吹替)] 6点(2012-06-06 09:46:56)《改行有》 251. マイ・ドッグ・スキップ かわいい動物を使ったありがちな内容だけど、決してお涙ちょうだいではなく、 少年の心の成長に的を絞った作りの作品。40年代の田舎町を舞台にしているということで、 ノスタルジックな雰囲気とともに映像、美術、演出など、丁寧な仕上がりを印象づけてくれる。 父親役のケヴィン・ベーコンがとてもよかったのだが、母親役のダイアン・レインもなかなか。 ストーリー自体に深みはないが、心温まる感動をじっくりと与えてくれる逸品。[DVD(字幕)] 6点(2012-06-03 08:25:09)《改行有》 252. プリティ・ベビー 内容が内容なだけに、今でもブルック・シールズに対してトラウマが・・・。 それでも作品自体の出来はよく、ブルックが魅力的に撮られていて、おませで背伸びしがちな 時期の少女の描写もしっかり描かれてます。ストーリーは特別何があるというわけではないけど、 監督さんの腕がいいのか、78年製作という古さは感じさせないし、映像も比較的きれい。 じめじめした暗さはなく、どちらかといえば洗練された作りといった印象を与えてくれる佳作。[DVD(字幕)] 6点(2012-06-02 10:47:31)《改行有》 253. 刑事コロンボ/別れのワイン<TVM> 今回の犯人はワイン工場を経営する男。殺害方法がややわかりづらいも、 スッポンのようにしつこいコロンボのキャラがとにかく笑える。犯人を追いつめるラストでは、 ワイン専門家としては気づくのが少々遅すぎるという感もなきにしもあらずだが、 コロンボの仕掛けがどんでん返しぎみに効いていた。シナリオとキャラに安定感があって、 誰もが楽しめる万人向けのシリーズ。[地上波(吹替)] 6点(2012-05-29 06:33:15)《改行有》 254. 刑事コロンボ/忘れられたスター<TVM> 今回の犯人はかつてのミュージカルスターで、カムバックを夢見る初老のおばちゃん。 「イブの総て」「サンセット大通り」を彷彿とさせるような内容で、 ヒロインのキャラがしっかりと描かれており、なかなか見応えがある。 もちろんコロンボの名推理も楽しめるけど、ラストが別の意味で意表を突かれ、 満足のできるお話だった。いつもの推理ドラマ、プラス人間ドラマとしても楽しめるエピソード。[DVD(吹替)] 6点(2012-05-22 09:02:52)《改行有》 255. 勝手にしやがれ ヌーヴェル・ヴァーグの代表作で、ストーリーはほぼ0点、演出はほぼ満点という、 いかにも鑑賞者の感性で評価が別れそうな作品。ジャン・ポール・ベルモンドはまだ若くて、 本作ではとぼけたカッコよさがあり、恋人役の女の子もコケティッシュでかわいい。 初期のルパン三世が、このあたりの作品の影響を受けていることがよくわかる。 映像、音楽面でも出来はいい洒落た映画。[DVD(字幕)] 6点(2012-05-17 08:03:38)《改行有》 256. 刑事コロンボ/魔術師の幻想<TVM> ジャック・キャシディが三度目の犯人役、確かに一度見たら忘れないアクの強さがいい。 今回はマジシャンということで、マジックを利用した犯行だけど、人の目を欺くという点では、 完全犯罪にはうってつけのエピソードだった。数々のトリックを見ているだけでも楽しめるが、 コロンボの現実的な観察眼と推理、魔術師のイリュージョン対決が見所となります。[DVD(吹替)] 6点(2012-05-15 03:25:11)《改行有》 257. Kids Return キッズ・リターン 対照的な二人の少年を主役に、ご都合主義をいっさい排したシナリオの完成度が光る作品。 どちらのタイプでも感情移入ができるという点では、鑑賞者の立場に立った映画作り、 また監督自身の若いときの挫折体験も窺い知れる。ラストシーンからタイトルを顧みれば・・・ う~ん、うまい。監督のメッセージが明確に伝わってくる。[DVD(邦画)] 6点(2012-05-11 02:43:58)(良:1票) 《改行有》 258. 刑事コロンボ/殺人処方箋<TVM> コロンボの独特のキャラ、ラストの仕掛けといい、この1作目からスタイルは完全に確立。 コロンボが犯人を疑うきっかけがちょっと弱いのと、ラストが多少強引かなという感もあるが、 犯人との心理戦はたっぷり楽しめる。コロンボの入門編としても、手頃な作品かと。[DVD(吹替)] 6点(2012-05-10 01:53:41)《改行有》 259. 刑事コロンボ/5時30分の目撃者<TVM> コロンボのキャラやシナリオが、抜群の安定感を誇るシリーズ。 今回の犯人は二つの殺人を決行するも、さすがはコロンボ。超能力者並の鋭い観察眼から、 すでに一度目の殺人で彼に目星をつけてます。証拠固めは、お得意のコロンボの仕掛け。 ややどんでん返しぎみに炸裂し、副題に妙味を与えてくれた。お薦めのエピソード。[DVD(吹替)] 6点(2012-05-04 22:27:02)《改行有》 260. ガス燈(1944) ある新婚夫婦の妻を襲う恐怖を描いたミステリー・サスペンス。 犯人は最初からわかっており、妻が精神的に追いつめられていくスリルを楽しむ流れだが、 バーグマンの終始恐がり演技には、「いい加減気づけよ」と、ちょっとイライラした。 「恐怖に怯える美女の顔」が、本作の見せ場の一つなので仕方がないけど・・・。 定番演出なれど、ロンドン名物の霧が効果的に使われており、この年代のサスペンス物としては、 手堅くまとまっているかと思う。ラストのヒロインのセリフは印象的でよかった。[DVD(字幕)] 6点(2012-05-02 01:49:38)《改行有》
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