みんなのシネマレビュー |
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401. ひぐらしのなく頃に 誓 「ひぐらし」の世界観をイカに例えるなら、前作は一本のゲソに過ぎない。そして今作も、一本のゲソでしかない。 そう、何本もある「ひぐらし・バッドエンド」の、これは一本でしかないのだ。 ゆえに、ゲソをバラ売りされているような感じと言うか、何とももどかしい。 TVアニメシリーズの「ひぐらしのなく頃に」と「ひぐらしのなく頃に・解」を一気に観た時の「イカの姿焼き」を食ったような快感と比べれば、やはりこれでは薄過ぎる。 干物や塩辛や刺身などでイカを味わいつくしているファンからしてみれば、こんなゲソ一本ごときの映画版では、ちょっと物足りないだろう。 [DVD(邦画)] 3点(2010-08-13 05:36:17)《改行有》 402. マイマイ新子と千年の魔法 《ネタバレ》 作画も物語もキャラクターも、牧歌的な雰囲気を呈しているが、完全に大人向けアニメ作品ですね。対象年齢は「15歳以上」といった所か。 滋味あふれるジュブナイル・アニメの名作。(矛盾?)[DVD(邦画)] 8点(2010-08-10 02:51:12)《改行有》 403. 靖国 YASUKUNI 《ネタバレ》 ドキュメンタリ映画としてはお粗末な印象を拭えない今作ではあるが、シーズン真っ盛りの靖国珍場面集として楽しむ分には、なかなか興味深い映像集だったと思う。 しかし、終盤にかけて流れる「南京大虐殺」の写真は、如何なものか。 一部の識者に「信憑性が薄い」と評されている「レイプオブ南京」に掲載されていた写真が流れており、そして、あたかもその写真が「真実を語っている」様に窺える演出には、少し狡猾さを感じた。(別に虐殺が「無かった」とまでは思っていない、ごく私的な意見です。念のため。) 適度に愛国、隠し味程度に憂国という不敬者な私の、戯言で恐縮ですが。 蛇足ですが…某思想系団体のコスプレ参拝していた彼ら、鳥居のど真ん中を通って参拝していたが、あれはあれで不敬なのではないかと感じた。 [DVD(字幕)] 4点(2010-07-29 23:42:14)《改行有》 404. その男ヴァン・ダム 劇場の予告特報(キックボクサー?)で「機動戦士・ヴァンダム!!!!!」というツンドラ必至な激寒コピーを目にして以来、実に二十年も経ってしまった訳だが。 何と、ヴァンダム作品を観るのは今作品が初めて。 うーん。「ヴァンダム初見作品が、この作品でイイのだろうか」と、往年のファンからすれば新参者の末席を汚してしまいそうな私であるが、恐る恐る鑑賞に至った訳です。が……非常に楽しめてしまいました。 脚本、演出、演技が、ヴァンダム初心者の私にも十分理解できるような、驚愕に値する自虐っぷり。 この映画、チャック・ノリス、ルドガー・ハウアー、セガール、ついでにシュワルツネッガーやスタローン辺りに無理やり観せて、感想を聞いてみたい。 そして、この「マジなのか完全フィクションなのか、微妙」な作品の妙味を味わって欲しいと、思った。 名作。[DVD(字幕)] 8点(2010-07-28 03:59:21)《改行有》 405. 超人機メタルダー メタルダーに劇場版があるとは知らず、某オークションサイトで手に入れてしまいました。 何が驚きかといって、上映時間20分。…短すぎる。 濃くも熱い内容や設定を結構上手に圧縮しつつも、如何せん上映時間20分。 主人公であるメタルダーの視点よりも、敵組織ネロスの視点を軸においた脚本は、技アリだなぁと感じながらも、20分。 等々、他に言いたいことも在るのだが、この駄文に費やす時間が20分を超えそうなので、ここらで割愛。 愛着のある作品だけに酷評とするのも何か気が引けるので、とりあえず及第点マイナス1点。[ビデオ(邦画)] 4点(2010-07-27 07:17:17)《改行有》 406. ひぐらしのなく頃に アニメ版と比べるのは筋違いかもしれないが、各自の演技力不足が、どうにも歯痒い。雰囲気は決して悪くないだけに、惜しい。 「誓」の方が平均点が高いならば、ここは次回作に期待か。[DVD(邦画)] 4点(2010-07-24 04:35:12)《改行有》 407. プリズン・ブレイク ファイナル・ブレイク<OV> 一本の作品としては評価できないが、プリズンブレイク1~3・ファイナルシーズンと追いかけてきたTVシリーズファンの私としては、何とも感無量な内容です。[DVD(吹替)] 5点(2010-07-24 04:27:41) 408. ファイナル・デッドサーキット 3D これまでのシリーズのおさらい的作品で、安定感はあっても驚きがない。こういうシリーズに有りがちな「続編に期待してくれ!」的な緊張感の無さを感じる。嫌いじゃないんですけどね。[DVD(字幕)] 5点(2010-07-24 04:22:22) 409. テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる 《ネタバレ》 演出や音楽は面白かったが、終始に漂うインディーズ臭が、少し鼻についた。 「テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる」という変なタイトル(改めて書き出してみると、やはり長い)で期待を持たせておいて、それはないよなぁと感じさせる内容。ちょっと肩透かし。 蛇足ですが、「走りながらのコースは3万」と聞いて「ウォン?円?」と考えてしまった。ウォンなら、相当安いような。(バカ発言)[DVD(字幕)] 5点(2010-06-21 15:44:28)《改行有》 410. オズの魔法使 《ネタバレ》 普遍的で良質な寓意が素晴らしい。名作。とは言え、私、悪とはいえ魔女が二人も死んでハッピーエンドというのは、どうも腑に落ちないイヤなオトナである。[DVD(字幕)] 7点(2010-06-07 06:33:49) 411. 雨に唄えば 私は「雨に唄えば」に感動するような、ベタな人間に育った覚えはないのだが。[DVD(字幕)] 9点(2010-06-07 06:21:31)(良:1票) 412. グレン・グールド エクスタシス 映画としての満足度は低いが、グレン・グールドというピアニストを知る上では及第? 私の中で何かと誤解・誤認されていた彼のパーソナリティを、幾分か払拭できたのは嬉しいのだが、もう少し彼の演奏を楽しませる構成にして欲しかったなぁ。[DVD(字幕)] 6点(2010-05-24 03:55:18)《改行有》 413. 劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇 《ネタバレ》 高カロリーでチープなジャンクフード(美味)を、健康など気にせずにバカ食いした時のような快感と感動。その単純明快さが「グレンラガン」の持ち味とも言えるのだが、こういうアニメを観るのは、歳をとると結構しんどい。 テレビ版で満足していれば良かったかなぁ、と、ちょっと後悔したものの、テレビ版では感動的に散って逝ったグレン団が、劇場版では生き残った、という改編は、私好みだった。 [DVD(邦画)] 6点(2010-05-24 03:47:14)《改行有》 414. ソイレント・グリーン 《ネタバレ》 当時のSF映画のフトコロ事情ならば致し方ないのかもしれませんが、もう少し世界観の広さが欲しかった。世界観が、実に閉塞的で箱庭的。 面白い作品だけに、惜しい。 蛇足ですが、鑑賞後に主人公たちの食事シーンを思い出し、やたら空腹を感じたのは私だけでしょうか? そして蛇足・2。劇中、ソイレント・グリーンの配給日に「GREEN DAY」と貼ってありましたが…アレって、某バンド名と一緒ですねぇ…偶然ですか? ちょっとウケた。[DVD(字幕)] 6点(2010-05-10 03:21:29)《改行有》 415. 名探偵ホームズ2/海底の財宝の巻 ストーリーは至って平凡ではありますが、群集や軍勢のチョコマカとした「動」の演出は、サスガ。[DVD(邦画)] 5点(2010-05-10 00:16:38) 416. 名探偵ホームズ1/青い紅玉の巻 一本の邦画としての評価はしにくいが、なかなか面白い。コミカルな躍動感とキュートさのマッチングが秀逸。[DVD(邦画)] 6点(2010-05-10 00:14:34) 417. 黒水仙(1947) 観た後に感じたのは、宗教が如何に面倒なシステムであるか、女の嫉妬は怖い、という二点。 中々に面白かったのだが、半ズボンのディーンがポニーから降りるシーンが笑えてしょうがなかった。[DVD(字幕)] 6点(2010-04-07 00:08:41)《改行有》 418. サマーウォーズ 《ネタバレ》 ネタは使い古されてクタクタになったようなサイバー物なのに、終始溌剌とした瑞々しい雰囲気に驚かされた。 栄おばあちゃんが関係各所に連絡を取り叱咤激励するシーンで「頑張んなさいよ」と受話器をポンポンと叩く演出に、製作陣の誠実な熱意を感じさせる。 [DVD(邦画)] 9点(2010-03-25 19:57:21)《改行有》 419. F.R.A.T./戦慄の武装警察 私がJ・ティンバーレイクのファンであるという点を差し引いても、実に退屈な映画だった。脚本はソコソコ良かったと思うんですが、演出がヘタレ過ぎ。社会派で行くのかガンアクションでドンパチ楽しませるのか。ハッキリしないどっち着かずな印象。OPシーンは、結構格好よかった。[DVD(字幕)] 4点(2010-03-12 01:15:48) 420. 劇場版BLEACH ブリーチ Fade to black 君の名を呼ぶ 三作品中、一番マシな脚本だったような気がします。それもこれも、お気に入りキャラクターの朽木ルキアが主役という、どうでもいい個人的な意見ですが。 原作を知らないお客様に対しては相変わらずの素気なさだが、まぁ、それはご愛嬌? 難点は、やたら目が大きいのが気になってしょうがなかった朽木ルキアのキャラデザインと、鼻声にしか聞こえないヒステリックな演技が苦手な平野綾が、ツラかった。 [DVD(邦画)] 5点(2010-03-01 01:29:44)《改行有》
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