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プロフィール
コメント数 900
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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521.  DOA/デッド・オア・アライブ(2006) 《ネタバレ》 こういうゲームとかアニメが由来の映画ってかなりの確率でハズレなので、相当期待せずに借りたのですが、いやいやこれがどうしてというくらいアクションとして楽しめました。ゲーム版もプレイしたことのある身としては、試合開始の"Get readyyyyy, FIGHT!!"という声がゲームと全く同じであることとか、リアルの格闘技に体力ゲージがあることとか、なるべくゲーム視点でアクションシーンを見せようとする製作側の気遣いがあらわれてて、とても満足いく内容でした。アクション自体も、よくあるカメラが動きすぎて何をやってるか良くわからないと言うことが全然無く、ストレスフリーで楽しめたのは大きいです。 正直かすみ役の人が全然綺麗に見えなかったので冒頭で萎えかけたんですが、他のキャラに魅力を見出せたのでセーフです。バース役の人はハマりすぎ!!(笑) ホリー・ヴァランスさんはどっかで見たことあると思ったら『プリズン・ブレイク』のニカさんだったんですね。どうりでシネマレビューで検索しても出ないはず。彼女は同ドラマの時から綺麗だと思っていたので、出演してるのがわかってテンション上がりました。 ていうかかすみとレイファンのアジア系以外はみんな美人♪もっとアジア系にもスポットライトを・・・(泣) ストーリーの方も、ゲームの中で本当に使われそうな内容で良かった。エンディングで全員が剣を構えると言うのがなんか・・・でしたけど。 個人的に気に入ったのはレオンとかすみのアクションシーン。枕の羽を飛ばして桜吹雪みたいにアクションするのはとても綺麗だと思えました。 かすみとレイファン役を再キャストしてまた続編を作って欲しいですね☆[DVD(字幕)] 7点(2011-01-18 13:14:56)(良:1票) 《改行有》

522.  マンデラの名もなき看守 《ネタバレ》 学校の歴史の時間に教わって文字として知っている程度の私の知識の一つ、「アパルトヘイト」について扱った映画です。 映画は所詮作り物ですが、教科書でアパルトヘイトの説明をただ受けるより、良かったと思います。まず驚いたのが、アパルトヘイトにおける黒人差別が意外と最近の話だということです。作中どんどんと時系列に沿って話は進んでいくのですが、だんだんと自分の生まれた年代に近づき、ついには追い越して、自分が9歳とかその辺のときにようやく制度が終わったんだと知りました。ほんとう自分不勉強なのですが、その時間のリアルさにショックでした。 黒人たちの差別への抗い方も少々訝しくなりながら鑑賞。「白人側に訴えを聞き入れようとする気がないから武力闘争になるんだ!」とか、無関係の民間人が自分たちの活動によって死んでも仕方ないというコメントは正直どうなんだと思ってしまいます(この辺が自分は平和ボケなのかもしれません)。絶対民間人は巻き込まない場所や時間を選べないのかとかマンデラに言いたくなりました。と言うかグレゴリーに言って欲しかった。 この映画で結局解決しなかったissueは二つ; 「暴力・武力などを含む徹底的な差別に対し、同じ手段で世論に訴えようとするのは正義なのか??」 「白人たちは無条件に黒人たちを受け入れるべきだったのか??」 です。 私は平和ボケなので、どちらの肩も持たない視点で物事を見ることができます。世論が極端に黒人への差別で傾いている中、黒人の友人も持たず彼らに対して知る機会もない白人たちが黒人を必要以上に避けたくなるのもわかりますし、それが不服として白人に抵抗する黒人の気持ちも分かります。黒人側は経済的に搾取され、白人はそのぬるま湯にどっぷり浸かっているという形では、白人からの制度是正は確かに難しかったと思います。 しかし作中のグレゴリー君のように黒人の友人をたった一人でも持ったことのある人ならもっと違ったのではないでしょうか??彼らと人間的な付き合いがあり、世論が言ってるような人ではないと分かれば、そんな人がもっと多ければ、こんな事態は起こらなかったのではないでしょうか。 そういう意味で、邦題は『マンデラの名も無き看守』ですが、しっかりと名を持ってこの出来事と向き合った『グレゴリー君』に敬意を払いたいと思います。 タイトルだけは原題でいってほしかったな・・・。[DVD(字幕)] 8点(2011-01-17 18:06:24)(良:1票) 《改行有》

523.  氷の微笑2 《ネタバレ》 前作パート1を鑑賞後、引き続いての第2作鑑賞。基本的に第1作と構成は同じです。冒頭のアイスピック殺害シーン→車でダイブに。前作のニック(騙される主人公役)→医者のマイケルに。スケープ・ゴートにされる容疑者B役は前作のベス→刑事のロイに。といった感じ。そういう意味では『氷の微笑』感はたっぷりありました。 ただ相変わらず視聴者の代わりとなって視点を動かす主役が、あっちこっち立ち位置を変えて落ち着かない。前作のニックと一緒で、発見した新事実?に影響されすぎ。ロイが汚職刑事と聞けばそれをまんま信じるし、小説の内容を現実にリンクさせまくるし(気持ちは分かるが、あんなに慌てなければいけないことだろうか?)、あの安直・極端さがちょっと引いてしまうくらいわざとらしい。 でもひどいと言うほど悪くもない。このレビューの評価の基準に従えば、「可もなく不可もなく」といった感じです。 別に自分は年上好きというわけではありませんが、それでもあのシャロン・ストーンみたいな人と同じような状況にあって平静を保てる人は世の中にどれだけいるでしょうか。『氷の微笑』は邦題なのに、作中の彼女の笑みが本当に文字通りの氷の微笑で、怖かったです。[DVD(字幕)] 5点(2011-01-17 12:23:51)《改行有》

524.  氷の微笑 《ネタバレ》 とても雰囲気がありました。もうこの映画の製作からおよそ20年が経とうとしていますが、昔ながらのサスペンスを見れた気がします。 全編を通して底の見えない女を演じきったシャロン・ストーンさんはかなり恐ろしいです。古い映画なので今彼女を見ると女性としては野暮ったい印象は否めませんが、例えば今の時代のスター女優に同じように迫られたらどうでしょうか?今現代の日本で言えば、広末さんとか香里奈さんとかに。たぶんほとんどの人は騙されるんだと思います。美しい女性がその気になったら簡単に人一人の人生壊せるんでしょうね。それが恐ろしいと思いました。 あとはマイケル・ダグラスさん演じるニックがやたら右往左往するのが気になりました。Aっぽい疑惑があったらすぐそっちを疑い、逆にBが怪しくなったら一直線にBを問い詰めに行くという。いやいくら何でも自分ブレ過ぎだろうと(笑)まあ製作側としては視聴者視点で事態を追っかけて欲しかったんでしょうけど、あまりに周囲から影響されやすいキャラだったので、そんな簡単でいいのかとちょっと思ってしまいました。しかも直情型なのがまたイタイ。 しかしラストの引き方は結構好きでした。あれぞサスペンス!!って終わり方だったと思います。結局キャサリンとねんごろになったニックがいつかやっぱり殺されんじゃないかと心配になる感じで、不安とも恐怖とも付かない印象をラストに残す手法は個人的に好きですね。 あと個人的にセクシーと思ったのは、ニックがキャサリンに「火をちょうだい」を言われて、火をつけてあげるのではなく、自分の火のついたタバコをあげたシーンが印象的でした。[DVD(字幕)] 7点(2011-01-17 11:54:52)《改行有》

525.  ディスタービア 《ネタバレ》 なんだろう、映画自体は見入ってしまう感じで興味を引かれたんですが・・・。自分は男なのでぜひ女性に尋ねてみたい。学校謹慎くらって家から出ることも出来ず、謹慎中はゲームかパソコン。近所のガキには馬鹿にされ、白昼ご近所の目の前で警官に押さえつけられ、ヒマな時間は覗きをし、挙げ句自宅でのパーティを台無しにしたような男のことを好きになるようなことはあり得るのでしょうか???作中最大の疑問です。 あと個人的にシャイア・ラブーフさんはもうお腹いっぱいです。『トランス・フォーマー』シリーズ、『イーグル・アイ』で今作と、なんか偶然にも彼が続いてしまった。たてつづけに四作も見たわりには全然彼に魅力を感じない。配役のせいもあるだろうが、いっつもなよっちい役回り。ぶっちゃけて嫌悪感を覚えると言う意味ではある意味今作のキャスティングははまり役とも言える。どっちにしろ四作を通し、自分の中で感銘を受けるようなものは一切ありませんでした。 私の贔屓目かもしれませんが、彼とは対照的にデヴィッド・モースさんは相変わらず凛々しいおじさんっぷり。オーラが溢れてます。彼が出てるのがわかったときは「感動!!」だったのですが、最近こういうサスペンスの悪役的な役回りが多いですね。『16ブロック』とか『パッセンジャーズ』とか、なんかどこか薄ら怖いおじさんって役が増えてる気がする。個人的にはそんなのより、『グリーン・マイル』とか『ランゴリアーズ』とか、若干後方でどっしりと構える重厚感のある役柄を演じてる彼が好きなんですけど。でもまだまだ映画界の最前線で活躍してくれてることは純粋に嬉しいですね。 ストーリーですが、主役のみならず話自体が”狼少年”的に進んでいくのはけっこう面白かったです。いった!と思ったらやっぱり違って、やっぱりいった!!と思ったらまたまた違って、なーんだと思ったところに本命がドーン!!!みたいな(←意味不明www) 冒頭のパパのくだりとケールのいじけ具合があんまりマッチしてなかったので、ケールがいじける背景はもっと軽いノリの事故とかで良かったと思う。例えば飲酒運転でパトカーに突っ込んだとか。それなら後で出てくる警官との伏線もできるのに。こんな息子を残したパパは浮かばれない・・・(泣)[DVD(字幕)] 4点(2011-01-13 10:15:37)(良:1票) 《改行有》

526.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 2011年の年明け映画として最高の作品でした!最高の娯楽作品!!とにかく”シンプル”で”スピーディー”な映画でした。中盤で間延びする事もなく、スタートからラストまで完全に時間を忘れました。 少々現実味がなかった点として、街一つ吹き飛ばす電車が横転するかもしれないポイントにあんなにギャラリーがいる事は不自然なよいうな・・・。いまどき怖いもの見たさに危険を顧みない野次馬なんて珍しくもありませんけど、あの数はちょっとと思いました。しかしマイナスと思ったのはそれくらいで、後は完ぺきなスピードアクションだったと思います。公開当日の朝、どこかのニュースのキャスターが「これは本物の『スピード2』よりも『スピード2』にふさわしい映画だ」と語っていました。私も鑑賞後同様の思いになりました。 ストーリーはどこにでもありそうな感じです。家庭に問題がある男2人は最初はいがみあうものの、暴走電車の件を聞き力を合わせるうちに友情と信頼が芽生えてき、それをたまたま目撃した家族との確執もなくなっていくという感じです。 この映画が他のB級と一線を画しているのは破たんのないストーリーとキャストの男気・話の展開のテンポの良さなのではないかと思いました。その点でこの映画は断トツで気持ちよく、変な言い方ですが爽快に見れたので気持ちよかったです。あとは、デンゼル・ワシントンさんが『サブウェイ~』の時よりだいぶ体型が痩せて(戻って)いたので安心しました(笑) 追記:公開すぐだったのでもちろん映画館での鑑賞だったのですが、重々しい重低音の効いたサウンドが、走る鉄の塊と化した暴走列車とカンペキにマッチングしていて、それにも感動しました!!映画館によって違いはあるかもしれませんが・・・。[映画館(字幕)] 9点(2011-01-12 14:00:08)(良:1票) 《改行有》

527.  理由(1995) 《ネタバレ》 ボビーが晴れて無罪放免になり、パーティの席でみんなで「よかった、よかった」で終わりかと思いきや、DVDプレイヤーの時刻表示機能が無ければそこで終わったと思ってしまいます。「あれ、まだ1時間しか経ってないじゃん?」そこで初めてこの話は終わりではないことに気づきました。危ない危ない。 どんでん返し系のストーリーって最近多くなってきたイメージですけど、当時こんな映画が出てたらけっこう評判良かったんじゃないでしょうか。こういうサスペンスには自分でもそこそこ目が肥えてるほうだと思ってるんですが、それでもだいぶサプライズ的に楽しめた気がします。 でも人ってやっぱりわかりませんね。黒人だから悪いとか、白人だから良いとか、何の根拠もない。逆に迫害されてるからって過剰に保護しようとすると、この映画のような展開になったり。人はいろんなものをデータや感覚で判断します。A国は治安が悪いとかB国は犯罪が少ないとか、そういったものを見て自分で判断して結論を出しますが、判断材料を誤ったり、自分の判断や見る目そのものがそもそも欠落しているとかだったらどうしようもないですよね。 ちゃんと人を見る目を養いたいと思わせる映画でした。興味深かったです。[DVD(字幕)] 7点(2011-01-12 13:55:42)《改行有》

528.  ハプニング 《ネタバレ》 観客に異変を気づかせるのがとても上手い映画だと感じました。樹木がざわついたら「あっ、(ウィルス)来てる」と思わせるし、人が逆方向に歩き出したら「あっ、あの人感染した」ってのが分かります。 シャマラン監督と言う時点で観客にわかってもらう映画ではなく、人それぞれに何かを思ってもらう映画なんだと、そういう若干ナナメ上からの視点でこの映画を見てました。徹底してみんな”自殺”ってのはインパクトありますね。感染者同士で殺しあうとかじゃなくて、みんな絶対に”自分で”やってます。集団で心中とかも見てる範囲では少なくとも無かったみたいだし。”感染者には襲われない”という点が『28日後…』や『バイオ・ハザード』シリーズとは違うところですね。そうなると怖いのはやはりウィルスで、「見えない敵」という設定や、感染には何らかの法則があるとにらみ、感染経路・方法を突き止めようとする主人公の焦燥感なども描かれていてそこは面白かったです。 この方の作る映画ではもう仕方ないんでしょうが、ここまでモヤモヤが残る映画というのは人によってやはり賛否分かれるんでしょうね。だからといってこの映画のような超自然現象を、根拠の無い取って付けたような理論で説明されてもそれはそれで突っ込みたくなるんでしょうけど。う~ん、難しいですね。[DVD(字幕)] 6点(2011-01-11 16:09:27)(良:1票) 《改行有》

529.  アイス・ステーション 《ネタバレ》 レンタルショップでホラージャンルの棚から選んで借りたのですが、全然怖くなかった・・・(泣)あんなゾンビ的な出し方をするなら、いっそゾンビ映画として徹底してやればもっと面白くなったと思う。製作側がホラーより不気味さ重視で作ったのか、不気味すぎて逆に白けてしまうような内容になっている。モノが古いだけに当時の価値観で観れば今よりはもっと評価も変わるのかもしれませんが、昨今のアイデア豊富な映画で目が肥えている視聴者にはかなり物足りない作りのように思える。原作は未読で存じ上げませんが、タイトルから察するに本来はもっと雪山をフィーチャーした内容のものではないのでしょうか?本作では閉鎖的な空間などを氷点下の世界と言うことで表現していますが、設定が活かしきれていないと感じました。 最初の方のレビューで【おはようジングル】さんが原作は無いとおっしゃっていますが、それならなおさら製作側は創意工夫して欲しかったと思う。[DVD(字幕)] 3点(2011-01-11 13:33:18)《改行有》

530.  フローズン 《ネタバレ》 何が起きても「自業自得」の一言で個人的には少し冷めた気持ちで観てしまう内容でした。 何より一番気になったのは、キャストたちの行動の不自然さ。リフトからもっと良い脱出方法があるだろというつっこみは多分わたしがしなくても他の方も思われてる事だと思うんで言及しませんが、私は彼らの防寒対策が中途半端な事が一番気になりました。本当に寒いならふつうは手袋の付けてない手は無意識にでも袖に引っ込めるだろうし、ジャケットは一番上までジッパーを上げ、カメみたいに顔は引っ込めていたくなります。でも彼等はそんな素振りもなかったので、「所詮作りものだな」という目で鑑賞してしまいました。あの寒さの中でズボンの中で用を足すとか、考えられないし。あまつさえそのまま寝たりしたら凍りついて張り付きません??なんか重箱の隅をつつくような批判ばかりで申し訳ない。気になったので。 しかしシチュエーション・サスペンスとしては魅力があり、『オープン・ウォーター』のような、話に引き込まれる状況は良かったと思います。あとは丁寧な作りこみでこういう映画は化けると思いますが。自分的にはこういうのは大好きなので、今後も期待したいと思います。[DVD(字幕)] 5点(2011-01-09 21:04:55)(良:1票) 《改行有》

531.  イーグル・アイ 《ネタバレ》 どこに行ってもコンピュータに監視されてると言うところは『エネミー・オブ・アメリカ』、そのコンピュータが人間に牙を剥き始めるところは『マトリックス』『2001年宇宙の旅』、コンピュータの描写がどことなく『マイノリティ・レポート』に似てるのは製作に同じ人が関わってるせいもあるんでしょうか(=スピルバーグ氏)。いずれにせよ、国家的な陰謀に巻き込まれるというアクションストーリーが個人的に既視感を覚えます。 ですがその度に高度情報化社会というものの恐ろしさ・その可能性を目の当たりにしている気がして、寒気がします。 この話とは少し違いますが、例えば最近は家中オール電化というものが流行っていますが、停電のとき何も出来なくなるんじゃという不安から、個人的にはオール電化は将来的にもしたくありません。で何が怖いと言うと、そんな停電が東京とかコンピュータが無いとにっちもさっちもいかないような都会で起こったら、そこの人たちどうするんだろうとかそういうのがけっこう怖かったりします。 同じように昨今のようなコンピュータ社会に対する不安を、何もかもコンピュータ任せにすることによる将来的な不安を映画で体現したのが今作であり、上記のような歴代の映画達なんだと思います。 個人的には、どこかコンピュータが自我を持ってしまっているような描写はあまり好きではないです。どうせなら、コンピュータに組み込まれたルールどおりに徹底的に無機質に描かれたコンピュータであったほうが面白かったと思いましたが。[DVD(字幕)] 6点(2011-01-05 16:41:38)(良:1票) 《改行有》

532.  孤高のメス 《ネタバレ》 こういう映画を作らせたら邦画は本当に感動させてくれる。それを再認識できた今作です。映画の中で当麻先生(=堤真一さん)はものすごく変わり者の医師として出ていますが、もし自分や家族が病と向き合ったとき、医療に関わらない一般人のほとんどはこんな先生こそ望んでいるんですよね。理想像であるがゆえに現実と乖離し、「孤高」である。的を得たタイトルだと思いました。 鑑賞前は物語の主人公の先生はもっと変人的で、人に何を言われてもやり方を変えない孤立型の役を想像していたのですが、役中の当麻先生は紳士的で仕事にまっすぐで、自分のこだわりより周囲との人間関係を大事にする、とても尊敬できる人柄でした。スタッフに言われてしぶしぶ都はるみを諦めたシーンも、本当に子どもがおもちゃを取り上げられたみたいな反応で、彼を薄ら怖い陰険な先生と思っていた周囲のイメージがそこで消えていくのが分かりました。本当にこんな先生がいてくれればと心の底から思います。 生体肝移植までの人間関係の流れも、そこまでの荷物がラストにズンッとくるような衝撃で、響きました。実際の医療現場でここまで医師と患者が深く立ち入ることはないとは思いますが、医師の患者を助けたいと努める姿勢、レシピエント患者の家族の不安・心配、ドナー患者の母親の葛藤、この三点には素直に感動し、現実もこうであって欲しいと切に願いました。 場面場面で語られる映画が多い昨今、この映画はストーリー全体のつながりという点でとてもレベルが高く、逆にどこが特筆して良かったと言うことがなかなか難しい作品と感じました。その上で上述のようにレビューさせていただきましたが、また観ていない方には是非ともオススメしたい作品です☆[DVD(邦画)] 10点(2011-01-05 16:02:59)(良:2票) 《改行有》

533.  ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー 《ネタバレ》 まあもう・・・、この手の「看板だけ映画」にはだいぶ痛い目にあって自分自身相当懲りてるはずなんですが、やはり興味が勝って観てしまいます。で、結果やっぱり面白くない、と(泣) 作品の評価とは関係ありませんが、『ドラゴンボール』然り『ポケモン(もうすぐ出るらしい)』然り、続々とアニメの実写化がされる背景には、やっぱりそれらは本国アメリカでは「ウケて」るということなんでしょうか??一度これらの作品を鑑賞されたネイティブの方の意見を伺ってみたいものです。 さてさて作品の方はと言うと、先ほども述べさせていただいたように、面白くないです、ぶっちゃけ。やはりそれは原作(と言うのだろうか?)のゲームから来たイメージの作品を期待するからであって、それがなければもうちょっとは評価が高かったかもしれませんが。しかしやはりそのゲームの名を冠するからには、出てくるキャラクターに視聴者は以下のような期待をしてしまいます:  ●春麗はチャイナドレス  ●見せ場の技はもちろん百烈脚とスピニングバードキック  ●ベガは総帥的軍服で登場  ●そして出るからにはサイコ・クラッシャー  ●しかし何故ゲンが気功拳??  ●てゆーか他の主要キャラなんていらない(刑事コンビ) などなどの個人的ガッカリポイントがありました。スピニングバードキックも父親と大事な場面で使いそうな前フリをしていたわりには、ラストでベガを倒したのは結局気功拳。ベガも青白い炎のひとつでも上げてくれりゃよかったのに。 いくつかのアニメ由来の実写映画を観て、海外のそれはキャラクターよりストーリー重視という気がしました。キャラクターを似せる気は無いとまで言いませんが(いや、本当に無いかもしれない)、キャラクターより演技より、ストーリーが大事で、それをある程度今風にもじったものを作る傾向があるように思います。 そのやり方では、言わずもがな日本では売れないわけですけどね。 たまにはアニメのイメージどおりのキャラが主演の映画を観てみたいものです。 (P.S. 『バイオⅡ』のジルはほぼ完璧だった)[DVD(字幕)] 4点(2011-01-04 15:04:42)《改行有》

534.  曲がれ!スプーン 《ネタバレ》 とても心温まる作品だったと感じました。 出てくる人物は超能力を使える人も使えない人もとにかく変な人だらけ。でも見ていて不快になるような人はおらずキャスト的に違和感を感じるような人もいなかったので、こちらも平和な気持ちで鑑賞することができました。 現代の科学技術が進んでいる情報化社会では、UFO・ネッシー・超能力などいわゆるマユツバ的な事象はほとんど否定されてきました。ひどいものではサンタなどは「それはお父さんだ」とか「そんなものいない」とテレビで堂々と言われてしまうような時代です。そういう意味では、自分の担当する番組の中で自分の信じていたものをこきおろされるのを目の当たりにする米の気持ちは、見ていてとても胸が苦しくなりました。 さすがにラストシーンのUFOの描写はやりすぎ感が否めませんでしたが、別にあのシーンで「超常現象を信じろ」といったメッセージを送っているのではなく、そういったものを神秘的なものとして「思いを巡らせてみて欲しい」というメッセージがあったように個人的には思いました。 前半の導入部分は少し間延びしましたが、カフェ・ド・念力内のキャラたちのやり取りは大変テンポが良く、ゆる~く楽しむことが出来ました。 別に超常現象に限らず、自分が信じるものをそう簡単に否定しないで欲しい。こんな世の中だからこそのメッセージを強く感じる作品でした。[DVD(邦画)] 8点(2010-12-09 16:56:56)《改行有》

535.  アナコンダ3 <TVM> 《ネタバレ》 久しぶりにモンスターパニックモノを観たいということで、レンタル屋のそのジャンルの棚をあさっていたところ、なんとアナコンダシリーズに続編が!!このシリーズは『2』までしか観ていなかったので、一気に『3』『4』と二つ発見したことにまず興奮。まあとりあえず『3』を観ようということで借りてきました。 内容は鉄板モノのモンスターパニック。というか王道を行ってます。薬の研究用に飼ってたヘビが逃げ出して人を殺しまわるという・・・。どっかで見た流れだなあと思ったら、サメ版の『ディープ・ブルー』がちょうどこんな話でした。どっちもモンスターの出自というか、出所がはっきりしてるので見た目的には特に怖くないのが特徴ですね。全体像やだいたいの大きさも判明してしまうと、あとは突然出てきて攻撃してくるサプライズ的なものしか驚けないので、こうなるとあとはメインキャストのお姉ちゃんに楽しみを見出したくなるわけで・・・。 なんか『バイオハザード』シリーズ以降、こういうアクションの映画に出てくる女性は薄着にする方向性になったのでしょうか。まあ目の保養になってありがたいですが。 棘付きの尾とかまあ確かにヘビとはかけ離れてきてる気もしますが、そういう細かいことを考えないのがモンスターパニックと個人的には割り切ってるので、楽しかったです☆[DVD(字幕)] 6点(2010-12-06 18:07:47)《改行有》

536.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 「プレデター1が一番良かった!」という持論がある私としましては、やはりこの『プレデターズ』も物足りなさを感じる内容でした。とりあえず主要キャストのムキムキ度が全然違う。そりゃあエイドリアン・ブロディさんも他の方たちもそこらの一般男性よりはよっぽど屈強に見えますけど、「1」で汗でテラテラ光るその勇壮な肉体美を惜しげもなく披露したシュワちゃんやカール・ウェザースさんにはかなり見劣りします。 あとのキャストの方々も、アクション俳優と言うよりかどちらかと言うとサスペンス俳優。体を動かすよりも口が動くといった印象。口ではなく空気で動いていた「1」のシュワちゃん部隊とはえらい違いだと感じてしまいました。今作のは寄せ集め集団なので仕方ないのでしょうけど。 やはり私は「1」信者なのでしょう。ここまで書いてどうしても「1」と比べてみてしまう自分に気づきました。ちょっと面白いと思うシーンがあるのも、あくまで「1」のイメージをベースに観てるからであって、自分が『プレデターズ』そのものをちゃんと鑑賞してないことに自分でも少し残念でした。 しかし今作を作った監督も「1」信者と言う点では似たものを感じました。音楽は同じものを使っているし、滝から落ちるシーンやプレデターVS人間の白兵戦シーン、泥パックシーンなどは完全に「1」をイメージして、それを超えようと模索したものだと推測します。 「やっぱりプレデターシリーズを作るならこの描写は外せない、この音楽も外せない」とか監督も相当頭を悩ませたのではないでしょうか。物足りないところはあったにしても、「プレデター愛」はとても伝わる作品でした。その評価コミで8点で付けたいと思います。[DVD(字幕)] 8点(2010-11-30 13:38:54)《改行有》

537.  ニュームーン/トワイライト・サーガ 《ネタバレ》 ここ10年くらいこんなセリフ聞かなかったなぁ。。。ある意味感動した。 男二人が争うシーンに割って入って、「私のために争わないで!!」だなんて・・・(笑) ほんとう、これは実写版少女マンガだ。なよなよしたストーリー展開だし、ドロドロな恋愛模様がまたそれっぽい。モノが吸血鬼だとか狼男だと言うところで私は食いついてしまいましたが、そういった材料から期待されるアクション的要素はほとんどなく、、、予告編にだまされる結果に。ついでに、「続き物は最後まで見ないと気が済まない」という個人的こだわりもそれに拍車をかけてしまい、結局2作目まで鑑賞してしまいました。 女の子なら頬を赤らめ「キャー」っと盛り上がる映画なんでしょうが、元々ラブストーリーを観ないタイプの人間にはちょっと苦痛でした。上述の個人的こだわりから、結局3作目も見ることにはなりそうですが、、、期待せずに観ることにします。[DVD(字幕)] 4点(2010-11-26 11:04:06)《改行有》

538.  パーフェクト・ゲッタウェイ 《ネタバレ》 物語が進めば進むほど「???」となっていく作品。わざとかってくらい観る側を混乱させるつくりです。そしてその混乱は最後まですっきりしない。犯人は自分たちなのになんで彼らは他のカップルを殺人犯かもしれないと必要以上に恐れたり、こそこそ相手を疑う密談をしたりするんでしょうか。結論だけ見れば、観客を陥れるためだけにわざわざそんな強引なシーンを入れたとしか思えず、観てる方としては興ざめでした。謎っぽい複雑なストーリーにしとけばとりあえずいいだろっていう、製作側の怠慢がみられます。 予告編はとても良かった。ていうか最近そんな映画が多すぎる。予告編に力を注ぎ、いざ観に行って(DVDを借りて)みれば内容はおざなりというパターン。映画はお金を払ってから観るものなので、逆に言えばお金を払ってしまえば内容がどんなにひどいものでも映画の収入につながるんですよね。そういう意味では予告編というものはとても大事だと思いますが、昨今はそれがかえって悪用されてるようにしか思えません。その中の一つが今回の映画だった、それだけの話です。[DVD(字幕)] 3点(2010-11-26 10:55:12)(良:2票) 《改行有》

539.  エクスペンダブルズ 《ネタバレ》 すごい昭和テイストな映画でした・・・(笑)銃乱射、爆発、男の友情、女への情け。もう、なんか最高☆劇場のオープニングクレジット見るまでは知らなかったんですが、まさか監督までスタローンだったなんて!!その時点でどのような映画か6割くらいの予想はつき、その予想は見事に裏切られることはありませんでした(笑)良い意味でね。 しかし消耗品軍団、消耗しねえなあ。人材も体力も無尽蔵じゃねえかよ。誰も死なないし。個人的に鑑賞前から注目していたのはジェット・リーさん。しかしチビチビ言われて昇給ねだるだけのチビ野郎で終わってしまいました(爆)数多の映画で体重差の壁をことごとく跳ね返してきた彼ですが、ついに本作でその伝説も打ち砕かれました。 そしてそして、かの隕石から地球を救うヒーローとカリフォルニア州知事は、、、、、えぇっ!?って感じでした。あまりにも豪華キャスト過ぎるし、まさかなと頭の片隅くらいでは覚悟してたんですが、そのまさかでした。 でも最後の「やつは大統領の座を狙ってる」という現実にリンクしまくりなセリフにはちょっとウケてしまった(笑) そしてアクションシーンで一番盛り上がったのはやはり、「死の飛行」!!機銃掃射くらいじゃパッとしねーなぁとか思ってたら、ガソリンぶちまけて火の海作戦とは!!!派手さにたまげました。てゆーかどこが偵察??ガッツリやりきってんじゃねーか。 監督が彼だとわかった時点で昭和のアクション映画だと思って鑑賞しましたので、細かいストーリー云々には一切クレームいたしません。筋肉男達の自己満足映画で良いと思います。だって観てるほうもなんだかんだ言っても楽しいんだから。 最近こういう男(スタローン?)臭い映画がめっきり減ったように思いますので、これを機にもっともっと消耗品映画が増えていくことを願います☆[映画館(字幕)] 7点(2010-11-09 00:08:15)(良:1票) 《改行有》

540.  SP 野望篇 《ネタバレ》 まずあらかじめ、TVドラマ版を観た上での本作レビューだと言うことを書いておきます。その立場で観ると、これはとてつもなく面白い!! TV版ラストでの緒方(=堤真一さん)の発言に対する井上(=岡田准一さん)の疑念が映画ではすでに不信になっており、人間関係は複雑に。と同時に、尊敬する上司だった緒方の口から彼の本当の狙い(野望)を聞かされ、SPという職務そのものに疑問を抱き始める井上。しかし事件はそんな井上の戸惑いに時間を与えてはくれない・・・。 というあらすじ。 キャストはもうバッチシ!ですね。主要メンバーは全員しっかりとキャラが立っていて、新しい登場人物以外ではふわふわしてるような立ち位置の役柄は誰一人としていません。井上超人、渋めの緒方(腹黒?)、男勝り笹本、実直石田、イジられ山本。田中とかもスパイみたい。公安って本当にこういうのが仕事??覆面家族シーンには地味な驚きを隠せませんでした。 内容の方はやはり映画になったということでそこそこ誇張表現はあります。冒頭のような追跡劇は実際ならまあ無いだろうし、中盤以降のテロリストとの攻防は、いくら早朝とは言っても首都であれだけ大騒ぎがあって誰も出てこないというのは不自然に極まりますが、でも許せます。 ちゃんとドラマの流れをスポイルすることはなく、きちんとつながったストーリー展開が、ドラマからきている観客にはまさに流れるように進んでいきました。 しかし最初であらかじめことわっているように、これはドラマの流れを全て把握した者としての意見であり、感想です。もし予備知識ゼロ状態でこれを観たら・・・う~んどうだっただろう。おそらくあまり面白くなかったと思います。 そもそも緒方と井上の不仲の理由が初めて見る人には浅すぎると思う。回想シーンでちらっと「大儀のためだ」という名(?)セリフは出ますが、やはりドラマ版の中で緒方と井上の強固な信頼関係があったというのを知ってる上で見たほうが、インパクトとしては強いですよね。 そういう意味ではこの映画は単体としては成り立っていないと思います(続編もあるし)。映画としての評価は10-1=9点で付けたいと思いますが、普通にドラマの続きとして観にいくんであれば間違いなく10点の出来ですね。 続編、必ず観に行きます☆[映画館(邦画)] 9点(2010-11-08 17:38:36)《改行有》

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