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タイトル名 |
影武者 |
レビュワー |
すぎささん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2003-06-17 00:17:24 |
変更日時 |
2003-06-17 00:17:24 |
レビュー内容 |
ネタバレあり。先入観やカンヌグランプリを差し引いても、私の中では、「影武者」は「乱」より上にあります。影武者が何故、信玄に心酔していったのか、というところの動機付けが弱いとは思いますが、それを補って余りあるものがあると思っています。大滝秀治が信玄をたしなめるシーン。夕焼けをバックに信玄がシルエットで浮かび上がってくるシーン。侍大将達が下ネタで笑い合うシーン。調子づいた影武者が落馬するシーン。影武者がショーケンの揶揄をかわすシーン。奥方二人とのユーモアあふれるシーン。その後、影が大きくなっていく、比喩の見事さ。何度みても自分的には素晴らしいシーンの連続です。最初観た時、合戦シーンは、もの足りませんでしたが、今は、あれで良かった、と思えるようになりました。私にとっては時をおいて何度も観たくなる作品です。 |
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