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タイトル名 |
陽気な踊り子 |
レビュワー |
ぐるぐるさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2004-10-29 18:58:32 |
変更日時 |
2005-07-07 18:04:46 |
レビュー内容 |
かつて、かのチャップリンは「滑稽さの裏には哀しみがあり、哀しみの根底には残酷さがある。そしてそれを乗り越えるのが、笑いなのだ」と語ったという・・・・・・嘘です、さっき考えました、スミマセン。でも自分で言うのもなんですが、ちょっとホントの名言っぽいでしょ(笑)?実はこの作品を観た後、そんな事を考えました。↓で【あまみ】さんが丁寧な解説を書いてらっしゃいますが、田舎の劇団の健気さ=哀しさとブロードウェイ(都会)の人間の残酷さが見事に対比されていて、単なる「コメディ」の枠を超えていると思います。しかもサイレントということで、細かいしぐさによる表現が秀逸!ドン(ハリー)がラブシーンのオーディションを受けるくだりでのジンジャーとの腕の攻防(?)も笑えるし、ラストの敢えてジンジャーの足だけを撮ったやり方なんかはとてもオシャレです。それにしてもキャプラのサイレント時代の作品がDVDで観られるなんて、いい時代になったもんだ。チャップリンが好きな人にもお勧めです。(9点)<2005.5.26追記>昨日もっかい観ました。最初に観た時は「普通に良い映画」だと思ってたけど、これ実は、凄い映画かも。何つうか、人間の根源的な部分をさりげなく描いてるというか、だからこそ無性にいとおしいというか切ないというか・・・。とにかくベッシー・ラヴ嬢がスカートふりふりさせながら時に怒ったり、笑ったり、泣いたりしてるのを観るだけで幸せ~な気分になれます。出来るだけ沢山の方に観て頂きたいけど(ちなみに僕は近所のツタヤで借りました。多分リクエスト出せば入れて貰えるんじゃないかな)、特に「シベ超」やエド・ウッド(本人の作品でもティム・バートン作の方でも)をこよなく愛する方々に観て頂きたい作品です。 |
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