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タイトル名 |
くまのプーさん(2011) |
レビュワー |
あろえりーなさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2012-03-15 13:39:37 |
変更日時 |
2012-03-15 13:39:37 |
レビュー内容 |
くまのプーさんは当然知ってはいたけれども、童話もアニメも観た事がなかったので、本作を鑑賞してそのあまりのシュールさに少々驚いてしまいました。絵本の文字とプーさんの世界がリンクしたり、ナレーションの声とプーさんが会話したりすると言う構成上のシュールさもあるのですが、なによりもキャラクターとストーリー運びが他のディズニー映画と比べてかなり特異。ミュージカルをしている点はディズニーなんだけど、寸劇そのものは他に似たようなものはなく、アヴァンギャルドですらある。そして、クリストファー・ロビン以外の動物たちが、みんなもの凄く「おバカ」なんですよね。みんなボケをかましていくんだけど、誰もつっこまないからずっとボケだけが積上っていくというシュールな世界。しかも動物たちは、ただ単におバカなだけでなく、みんなちょっと病んでるわけですよ。ある者は鬱だし、ある者は恐怖症だし、そして肝心のプーさんは、「はちみつ好き」というよりも、「はちみつ狂い」と言った方が相応しい。はちみつをしばらく切らすと、幻覚が見えてきてしまうその様はまさしくジャンキーですよ。いつも画だけで可愛らしいプーさんの世界を認識していた自分にとっては、このプーさんの裏の世界にちょっとしたカルチャーショックを感じてしまった次第です。まぁ、でも子供が観る分にはいいのかもしれないけどね。そんな裏とか考えたりしないだろうし。 |
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