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タイトル名 |
フィフス・エステート/世界から狙われた男 |
レビュワー |
あろえりーなさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2015-03-23 23:16:12 |
変更日時 |
2015-03-23 23:16:12 |
レビュー内容 |
告発サイト、ウィキリークスの舞台裏を描くノンフィクションが原作。 突然現れた集団と謎多き創設者ジュリアン・アサンジが数々の 告発をする様を見て、この人たちは一体何者なんだろうと当時は 不思議に思っていたが、本作を見てようやく理解できた。 アサンジの行動の背景には、どうやら彼の生い立ちが関係しているらしいこと、 立ち上げ時は、ウィキリークスが大きな組織であるかのように、 「みせかけていた」こと(実際は相棒のダニエルとサーバー1台だけ)、 そして良きパートナーであったダニエルがジュリアンと対立し、 最終的には報復に至るといった驚くべき内容が描かれていく。 ウィキリークスというサイトが成り立つには、告発者の情報が 保護されて表に出ないことが絶対の条件となるがそれが崩れたり、 機密情報を告発することで関係のない人たちまで 危険にさらされるといった出来事が起こる。 はたしてアサンジは英雄なのか?それとも反逆者なのか? 権力者にとって都合の悪い、かつ民衆が知らなきゃいけない情報は 公開されるべきだが、どんな人物も、あるいはどんな行為も 真っ白でも真っ黒でもない、割り切れないのがこの世界。 そんな混沌の現実の中で、もがきながらも自分のすべきことを やろうとする、そういう人間ドラマであった。 映画としては、まぁ佳作の出来。 |
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