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デッドマン・ウォーキング - おばちゃんさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 デッドマン・ウォーキング
レビュワー おばちゃんさん
点数 3点
投稿日時 2003-03-20 21:34:02
変更日時 2004-03-20 13:04:13
レビュー内容
えっ?何なの?これ。サランドンさん、まじっすか?・・ここまで書き、いつかは書き加えようと思いながら、長いことほったらかしてました。ふと思い立ったので、書き足します。~~~私は死刑制度には基本的には反対だし、彼女の演じたシスターのスタンスがエゴだとも思いません。だけど、「映画の表現として、どうなの?!」という、いやーな感じが残ります。正義の押しつけ、という感じかな。死刑反対派の私にさえそう思えるのだから、これで賛成派の方々にメッセージが届くはずもない。かえって逆効果でしょうよ、とさえ思います。
キリスト教的価値観の押しつけもいやですね。確かにキリスト教には「よき思想」の側面があることを否定はしないけれど、それを受け入れる権利もあれば否定する権利もある。プロパガンダ映画は、苦手です。しかし本作は、何の迷いや疑問もなさげに、「正義」に突き進んでいくように、私には見えます。その作り方の欺瞞性が、いたたまれない。映画はあくまで映画であって、つくりごと。映画という代償行為によって自分に酔う人々(監督と主演の2人)を見せつけられることは、ましてやその人々(とりわけスーザンとティムのこれまでの作品)を好きだった私にとっては、大変苦痛でした。しかもこれでアカデミー賞を受賞し嬉々としていたこの夫妻の姿は、ほんとに興ざめ。考えれば考えるほどさらにその思いが強くなったので、1点下げさせていただきます。問題提起にまったく意義がないとは思いませんので、複雑な思いで3点を献上します。もっと違う表現スタイルはなかったものでしょうか・・難しいテーマだとは思いますがねえ・・。
おばちゃん さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2021-07-10ミッドナイトスワン107.30点
2020-08-27マルモイ ことばあつめ99.00点
2019-07-09新聞記者106.08点
2017-05-12忘れられない人67.16点
2017-02-22スノーデン86.43点
2016-04-27キャロル(2015)97.28点
2016-03-16不屈の男 アンブロークン86.11点
2015-08-07靴職人と魔法のミシン85.00点
2015-04-13KANO 1931海の向こうの甲子園86.91点
2015-02-19おみおくりの作法87.40点
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