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タイトル名 |
ぼくの神さま |
レビュワー |
クリムゾン・キングさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2004-03-09 17:30:37 |
変更日時 |
2004-03-10 15:13:05 |
レビュー内容 |
一応ノベライズ本も読みましたけど、この作品ってどうにも好きになれないんですよ。簡単に言ってしまえば子供の目から見た反戦映画って感じですけど、確かに戦争を無垢な子供の目から捕らえればこれほど痛烈に戦争の愚かさを謳っているものはないんでしょうけど、それにしても内容が薄っぺらい。そもそも僕はキリスト教至上主義ってのが嫌いなんですよ。約2000年前にイエスが説いた原始キリスト教は良いんですけどその後のキリスト教は自分たちの都合の悪いものは全て異端として排してきて今に至っているので、つまりは自分たちが一番な訳です(勝手な解釈ですが)それに同じ反戦を謳っているものでも(個人的な見解による)反戦映画の最高傑作である【西部戦線異状なし】や【ジョニーは戦争へ行った】などのものと比べてしまうと、こんな上っ面だけのお涙頂戴映画には感動もしなければ“重み”も感じられないんですよ。例を挙げるとすればナチスの描写。確かにナチスが非道な事をやっていた事は事実ですがそれは戦争中であるから。戦争にはどちらが善でどちらが悪なんてものはないんですよ。ただの殺し合いでありお互いの信念の戦いでもあるんですから。こちらが善でそちらが悪という勝手な解釈で反戦を謳わないで欲しいんですよ。好きな方たちには申し訳ないんですがね。最後に、何故トロは汽車に乗ったかですが、あれは彼がキリストになるための彼なりの“処刑”だったんだと思いますよ。 |
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