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ワイルド・アパッチ - 鱗歌さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ワイルド・アパッチ
レビュワー 鱗歌さん
点数 9点
投稿日時 2017-05-14 23:10:45
変更日時 2017-05-14 23:10:45
レビュー内容
西部劇の時代なのに、野球の場面でピッチャーがアンダースローで投げてなかったり、カーブを投げてたり。ってのがちょっと気になったのですが、調べてみると、なるほどコレ、時代的には別に、おかしな話ではないみたい。
ってのはどうでもよくって、それにしてもこの映画、面白い。自分が中高生の時にワクワクしながら映画観てた、あのワクワク感を思い出させる面白さで、ちょっと感激してしまいました。アパッチ族の一部が保留地から逃走、略奪や殺戮を繰り返す。で、その討伐のために騎兵隊が向かうのだけど、この敵であるところのアパッチ族一味が、とにかく強くてとにかうコワい。彼らが凄まじい虐殺を行うには、彼らなりの理屈や論理らしきものがあって、しかしそれは「こちら側の人間」には何らの共感を覚えることができないもので、従って到底理解できないもの(そういや、sympathyの字幕の翻訳が「同情」になってたように思ったけど、この場合はちょっと変では?)。この素晴らしく得体の知れない相手との死闘、いやもう、コレですよコレ。
悪意のない虐殺、悪意すらもない虐殺、という、その怖さ。その怖さに立ち向かう人々の姿。ああ、そうか、だからパニック映画って、あんなに面白かったんだ。
騎兵隊の追跡に協力する「訳知り」風のオッサンに、バート・ランカスター。さらにアパッチ族の若者も協力者として同行しており、この二人がいわば、騎兵隊と敵のアパッチ族の一味との間に位置している。ま、この味方の二人でさえこんなに不愛想でとっつきにくいんだから、敵はもっと得体が知れん訳ですな。
で、単純に「敵=悪」という勧善懲悪の物語ではなくって、悪意のない敵に対し、恐怖と怒りから、むしろ騎兵隊の中にこそ敵に対するドス黒い「悪意」が芽生えかけてくる、こういう皮肉もまた、本作の怖いところ。
そしてあとは、いかにしてこの恐るべき敵に、いや恐怖そのものに、立ち向かっていくか。その戦いがこれでもかと描かれる。ハラハラしワクワクすることこの上なし。
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