みんなのシネマレビュー
血槍富士 - 光りやまねこさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 血槍富士
レビュワー 光りやまねこさん
点数 9点
投稿日時 2006-02-11 23:32:43
変更日時 2006-02-12 00:04:09
レビュー内容
「私は酒で◯◯を棒に振りました。この世に酒というものさえなければ・・・」 私のまわりにも現にいました、こういう人。シラフならホントにいい人なんだが、いったん酒が入ると別人のように人が変わった。それはさておき本作は、庶民の観点から描いた時代劇として完璧といってよいほど良く出来ています。冒頭早々より主要登場人物をカメラでゆったりと捉える。袖振り合うも他生の縁、みなさん渡し船にこじんまりと収まる。そしてこれらの登場人物が、物語が進むにつれすべてつながってゆく。作品そのものはちょっとユーモラスな作風で、富士を背景に描かれるは天下太平の世。さしずめ人情味溢れる和風ロードムービーと言ったところか。監督はあの邦画史上に燦然と輝く人間ドラマの傑作「飢餓海峡」を世に出した内田吐夢。縁日や旅籠の味わい深い雰囲気描写、多彩な人間模様の数々、庶民に向ける温かい眼差しなどなど、巨匠の名にふさわしく人の描き様が感心するほど上手い。しかも、中国抑留をはさむ10年余の空白を全く感じさせることはない。個人的にはやはり、月形龍之介演じる藤三郎の話が意外性も手伝い大きく胸を打ちましたね。ラストに用意された、青天のへきれきさながらの斬り合いのシーンも迫力充分。あの息づかいといい、見ているこちらまで仇討に参加しているみたいだ。そしてエンディングシーン、骨箱を抱えてトボトボと去ってゆく権八(片岡千恵蔵)の姿がなんともダサカッコイイのだ。まさに異色のヒーローが絵になる時代劇の傑作。
光りやまねこ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2007-08-19タクシードライバー(1976)87.41点
史上最大の作戦76.78点
2007-07-20ヴィレッジ(2004)76.06点
2007-07-20宇宙戦争(2005)65.89点
2007-05-18オリヴァ・ツイスト(1948)106.25点
2007-05-18第十七捕虜収容所67.50点
2007-02-17ALWAYS 三丁目の夕日97.15点
2007-01-30キング・コング(2005)76.93点
2007-01-30クイーン・コング24.05点
2006-12-26東京原発46.49点
血槍富士のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS