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タイトル名 |
鳥(1963) |
レビュワー |
ちゃかさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2004-02-14 21:40:33 |
変更日時 |
2004-02-14 21:40:33 |
レビュー内容 |
何故増殖したのか、何故人間を襲撃したのか、何も分からないままなのが怖い。それがジョーズだったり恐竜だったり地球外知的生命体の場合もちろん怖いが、そちらは目的が明白なだけまだ理解できる。「鳥」は極めて日常的で、そのありふれた対象が、集団、群集になった時の怖さはいつの時代にも通用する。だから色褪せない。だから本当に現実的に怖い。主人公たちは逃げる事しか出来ないまま翻弄され、ラストはフェイドアウト。その後どうなったかは分からない。私たち視聴者をも渦中に引きずり込む演出。多くを語らず、音をも消して、視覚と状況と想像力で怖がらせる作品。ストーリーが単純すぎるところがちょっとマイナスだが、やったモン勝ちのモチーフ選びで成功した中の一つ。 |
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