みんなのシネマレビュー
人魚の眠る家 - ちゃかさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 人魚の眠る家
レビュワー ちゃかさん
点数 6点
投稿日時 2024-06-28 14:04:20
変更日時 2024-06-28 14:04:20
レビュー内容
原作読後の鑑賞です。映画では母とマッドサイエンティストの狂気が悪目立ちしてる。もちろん原作の方もそのように読者をリードしている部分もあるが、考えるべきは家族が(特に子供などが突然に)脳死という状態に陥った時の事。事故で突然動けなくなった我が子が死んだか死んでないのか、それは脳死判定を行えばほぼ確定される状況なのに、その「判定テスト」は、臓器提供を表明しないと実行されないというルール。逆説でしか「死」を受け入れない日本の法律がおかしいのではないかという問題提起を、本作は前提レベルでスルーし、家族の話と狂気の部分をクローズアップして描いている。まあそれはそれでよい。そのレベルでのストーリーテリングで描こうというのならそれでもまあ良い。少しでも脳死を考える材料にはなっているから。
動かない幼子を中心に、登場人物はそれぞれの立場でものを言う。「あの子は生きている。まだ死んでなんかない」「自分の体を使って生活した方が生きる喜びを感じる」「延命措置は虚しい行為なのではないか」「技術の進歩にも超えてはならない一線がある」どれも間違ってない。個人の意見だ。
でもこんなに難しい問題を、個人が選ぶ権利として当事者に丸投げしている法律がやっぱり一番の問題。そしてこんな曖昧な法律の下、今後技術の進歩と倫理観はどう折り合いを付けていくのか。法律、政治、医学や技術開発が調和を取って、例えば政治では止められない人口減少の問題なども考えなくてはならない時代なのだろうと、原作を読んだときはそんな事まで考えてしまった。映画の方は、役者の演技はそれぞれとても良く、だからこそ単に悲しく切ない物語に留まってしまったように思う。
ちゃか さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-11-22グッドフェローズ66.88点
2024-11-19スパイダーマン:スパイダーバース87.14点
2024-11-12ダイヤルMを廻せ!76.97点
2024-10-31キャリー(1976)67.01点
2024-10-26キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン87.07点
2024-10-2312モンキーズ86.99点
2024-10-16ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還67.55点
2024-10-11ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔77.38点
2024-09-26The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ76.28点
2024-09-05ウィリーズ・ワンダーランド77.18点
人魚の眠る家のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS