|
タイトル名 |
深夜の告白(1944) |
レビュワー |
東京50km圏道路地図さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2020-08-04 17:10:02 |
変更日時 |
2020-08-04 17:11:00 |
レビュー内容 |
サスペンスとしては多少雑なところはあるし、話は単純だし、主人公が失敗したというオチも最初からネタバレされている。でもなぜか見入ってしまう。主人公はどこでどう間違えたんだろう?という興味関心で引っ張っているのかもしれないし、登場人物が限られていてキャラもしっかりしているので、ダレずにテンポよく見られるというのもあるのかもしれない。 実際、カネを払いたくない保険会社の調査能力ってものすごくて、警察のヘタな捜査より執念が違うので殺人事件を暴く事は現実にあるらしく、そういったリアリティーも感じさせる作品でもある。 尚、1944年の作品だが、サイパン陥落で日本は敗戦濃厚な時期で、米国も東西で戦争の最中のハズなんだが、そういった世相を全く感じさせない不倫の保険金殺人の作品を作ってしまうというのはどういう事なのかと考え込んでしまうのが、戦前作品を見る事のデメリットではある。 |
|
東京50km圏道路地図 さんの 最近のクチコミ・感想
深夜の告白(1944)のレビュー一覧を見る
|