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タイトル名 |
舞姫(1951) |
レビュワー |
彦馬さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2004-04-02 00:23:12 |
変更日時 |
2004-04-02 00:24:27 |
レビュー内容 |
岡田茉莉子のデビュー作。初々しい。同時代に見ていたら間違いなく彼女に熱を上げていただろうなー。成瀬演出もいろいろ効いているんでしょうが、なんだか岡田茉莉子にばかり目を奪われてしまって。さて、作品ですが、仮面夫婦(いまでも使うのかな)とその子どもたちの話。やわらかに妻娘軍vs夫息子軍との対決。私が夫婦のすれ違いを最も感じたシーンは、夫がニジンスキー(ロシアの伝説的バレエダンサー)の話をするくだり。夫が妻に熱く語っていたのに偶然に中断されてしまう。このシーンはバレエに無関心(=妻に無関心)を装いながら、やたらニジンスキーに詳しい夫の妻への底意を見るようであった。ラスト、静かに白鳥の湖を聞く夫。オデッサの愛を取り戻したのは、ジークフリートではなくこの夫だったのだ。 |
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