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タイトル名 |
華氏911 |
レビュワー |
デヘデヘさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2004-08-23 17:25:11 |
変更日時 |
2004-08-23 17:25:11 |
レビュー内容 |
色んな見方があるので色んなレヴューがあって良いと思った。これは私の見方である。ドキュメンタリーだが誇張された部分もある。ムーアがブッシュを一方的に攻撃している感じもしないでもないが、その分は贔屓目に見る必要があるのではないか。日本人には理解し難いのかもしれない。テロで家族や友人を3000人、その後の戦争で1000人以上も失えば見る目も変わるかもしれない。さらに罪の無いアフガンの民間人を4000人とイラクの民間人12000人、さらにイラク兵を数万人殺せば、このくらいの叩き方でも優しいくらいではないだろうか? 発端は2000年フロリダの選挙で彼らが97000人のアフリカ系アメリカ人を「前科者」として無効票扱いしたことである。これさえなければゴアは間違い無く大差で当選し、9/11は回避出来た可能性は高い、特に石油利権が関わってただけに。 最初はムーア対ブッシュだと思って見ていたが、すこしずつ変わっていくのがわかった。ブッシュは腐敗した社会の一つの現象でしかない。彼が再選に失敗しようがしまいがブッシュファミリーが存在する限り、あまり意味が無い。 息子を失って初めて理解したライラさん。彼女も息子が無事に生還したならば決して気がつくことはなかったと思う。最後にジョージ・オーウェンの引用が出て来て助かった。ムーアが本当に言いたかったのはブッシュを非難することではなく、戦争をやめるということである。25分間のスタンディング・オベーションをしたのはそれに気がついた人達だと思う。
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