みんなのシネマレビュー
地獄の黙示録 特別完全版 - kazu-chinさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 地獄の黙示録 特別完全版
レビュワー kazu-chinさん
点数 9点
投稿日時 2005-04-15 23:17:37
変更日時 2005-04-18 09:29:34
レビュー内容
撃っておいて手当てする、という欺瞞。
後半のサンパンでの銃撃シーンの後でウィラードの語る言葉は多分この映画の立場を代表する言葉の一つだと思われる。しかし欺瞞を描くことが主題そのものではないようだ。
ウィラードがカーツ大佐を殺したのは任務だからだろうか。
銃ではなく蛮刀を用いるのは何故だろう。
儀式で牛が蛮刀で殺されるシーンをカーツに蛮刀を振り下ろすシーンとを暗示的にオーバーラップさせているがそこで示されるのは殺意ではない何かだ。
明らかに何かを象徴的に描こうといているようだがはっきり言ってよく判らない部分が多い。
日本人には理解できないが、欧米人には何か理解できる宗教的歴史的背景があるのだろうか。

この映画において敵との闘いはほとんど出てこない。
状況を描き狂気や欺瞞を表現するための描写としての戦闘シーンはあるが、戦闘を描いてはいない。
なぜか。
フランス人入植者の農園での夕食のシーンでフランス人曰く自分たちが戦うのは、ここが自分たちの土地だからという。対してアメリカは他人の土地で誰のために戦っているのか誰もわからなくなっている。
ベトコンとの闘いを描かずカーツ大佐という味方を殺すことでベトナム戦争のこの混沌はアメリカ自身にあるのだというメッセージを発しているのだと考える。
国家的規模の欺瞞に苦しみ、自らも狂気に染まるカーツ大佐は、理想郷を作ろうとしたのだろうか・・・。
kazu-chin さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2008-12-03裏窓(1954)77.17点
2008-12-02最高の人生の見つけ方(2007)66.61点
2008-11-30レ・ミゼラブル(1998)67.33点
2008-11-28ユナイテッド9337.33点
2008-11-16犯人に告ぐ45.86点
2008-11-11遥かなる山の呼び声68.07点
2008-10-31ミリオンダラー・ベイビー76.91点
2008-10-26アラビアのロレンス 完全版87.21点
2008-10-24十二人の怒れる男(1957)98.60点
2008-10-22ミスト16.34点
地獄の黙示録 特別完全版のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS