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タイトル名 |
ジョゼと虎と魚たち(2003) |
レビュワー |
じふぶきさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2004-02-05 09:50:15 |
変更日時 |
2004-02-07 14:58:36 |
レビュー内容 |
一年後からラストまでは平凡で現実的なありがちな流れ。だからこそ切なくてやるせなくて… 幸治が自分の車を蹴る件が、この映画の悔しさや、根底のリアリズムを表していると思った。幸治は全てを感覚でわかっていたんだよね。主人公の一人は身障者であるが、それは単なる設定であって、そこにあざとさや臭さがないのでホッとした。若者の恋愛ドラマに留まらなかった力がある。この映画は、観終った直後よりも、後から更にじわじわ滲みてくる筈である。何故なら、特にこの作品なんかは自分の経験とオーバーラップしてやるせなさが倍増するからだ。そして思う。人にとって恋愛とはやはり素晴らしいものなのだと。 この映画に賛辞を送ると共に、この映画と出会えた事を幸せに思う。 |
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