みんなのシネマレビュー
12人の怒れる男(2007) - 鉄腕麗人さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 12人の怒れる男(2007)
レビュワー 鉄腕麗人さん
点数 8点
投稿日時 2009-02-07 10:00:29
変更日時 2009-02-15 02:23:45
レビュー内容
まず最初に言っておきたいことは、この作品は、1957年のアメリカ映画の名作「十二人の怒れる男」のリメイクであり、しかし同時に、ロシア映画としてのオリジナルであるということだ。

それは、同じ「素材」を元に映画を作ったとしても、制作される“国”と“時代”が違えば、これほどまでに“異質”な映画となるということを、雄弁に物語る。

安易に評決が出ると思われた或る殺人事件。陪審員として集められた名も無い12人の男たち。それぞれが個性的な人格と、思想を持ち、審理は思わぬ方向へ混沌としていく。
その様自体は、オリジナルに即したものであるが、集められた12人が、あらゆる民族の集合体である現代の“ロシア人”であることで、オリジナルにはない別のタイプの深みへと突き進んでいき、とても興味深かった。

特に関心が引かれたことは、あまり馴染みの無い“ロシア人”自体の気質だった。
基本的には感情を押し殺し、突如として感情を爆発させる様は、ロシアという国に生きる人間の本質的なプライドと、ある意味での“危うさ”を感じた。

僕自身が、もう少し現代のロシア事情に精通していれば、それぞれの独白のエピソードに対しもっと真実味を感じることができただろうと思う。

そのロシアという国の社会性と国民性を全面に押し出したからこそ、辿り着く結末には、オリジナルを観ていたからこ味わえる良い意味での裏切りがあった。

単純に1957年のアメリカ映画に対する面白さを比較するのではなく、現代のロシア社会を描いた一つのオリジナル作品として、堪能するべき上質の映画だ。
鉄腕麗人 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-03-22あんのこと87.00点
2025-03-16フォールガイ96.33点
2025-03-13カンバセーション・・・盗聴・・・66.53点
2025-03-02ファーストキス 1ST KISS(2025)76.88点
2025-02-15しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜44.00点
2025-02-09ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー75.80点
2025-02-08愛にイナズマ88.00点
2025-02-02真実の行方77.46点
2025-01-27E.T.87.20点
2025-01-27エイリアン:ロムルス86.32点
12人の怒れる男(2007)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS