みんなのシネマレビュー
借りぐらしのアリエッティ - 鉄腕麗人さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 借りぐらしのアリエッティ
レビュワー 鉄腕麗人さん
点数 7点
投稿日時 2010-07-17 11:57:10
変更日時 2012-10-07 23:55:44
レビュー内容
“アニメ”とは、「体験」だと思う。

かつて自分が幼い頃から観続けた「ナウシカ」や「ラピュタ」や「トトロ」がそうであったように、ことジブリアニメにおいては、「体験」という言葉が最もしっくりくるように思う。

ある時は風に舞い、ある時は天空を駆け巡り、ある時は日本の原風景の中で息づいた。
そういった圧倒的な創造性の中で与えられた数々の「体験」こそが、宮崎駿というクリエイターと、“ジブリ”というアニメブランドの絶対的な価値だった。

そして、この「借りぐらしのアリエッティ」は、その「価値」をしっかりと継承している。

小人の世界を描いたストーリーの規模はとても小さく、前述のかつての名作のような深みは決してない。
しかし、観る者は、小人たちの世界と彼らの「五感」を紛れもなく「体験」出来る。

迫ってくる猫の大きさとスピード感、虫たちが躍動する音、滴る雫の重みと質感、テーブルと床までの息を呑む高さ、そして“樹木希林”の恐ろしさ……。

そういった感覚こそが、ストーリーを超えたこの作品の価値だろう。

加えてアリエッティという新たなヒロインが、ジブリ作品の伝統的なヒロイン精神を受け継いでいることも嬉しい。
ナウシカやシータ、サツキやキキのように、前を向き続ける芯の強さと女性としての輝きに溢れたキャラクター像は、ジブリの新たな原点回帰であり、これから先の指針のようにも思えた。

子供の多い映画館で観ていて、こういうアニメ映画が37歳の新たな才能によって生み出されたことに、嬉しさと同時に安堵感を覚えた。
鉄腕麗人 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-11-25蜘蛛巣城67.55点
2024-11-16十一人の賊軍86.80点
2024-11-16モアナと伝説の海66.81点
2024-11-16ルックバック107.77点
2024-11-09ARGYLLE/アーガイル66.00点
2024-11-05猿の惑星/キングダム87.00点
2024-11-05ザ・クリエイター/創造者75.84点
2024-11-03ゴジラ×コング 新たなる帝国75.57点
2024-10-27がんばっていきまっしょい(2024)66.00点
2024-10-27インビジブル・ゲスト 悪魔の証明86.33点
借りぐらしのアリエッティのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS