みんなのシネマレビュー
50/50 フィフティ・フィフティ(2011) - 鉄腕麗人さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 50/50 フィフティ・フィフティ(2011)
レビュワー 鉄腕麗人さん
点数 8点
投稿日時 2012-04-29 00:53:33
変更日時 2012-04-29 00:53:33
レビュー内容
27歳の若さで癌を宣告される主人公。生存確率は50%(インターネット調べ)。
もちろん物語の主軸は主人公の“闘病”だが、この映画が凄いところは、決して病そのものを悲劇とそれに伴う安直な感動を描いているわけではないということだ。

この映画に描かれていたことは、“癌患者初心者”の主人公の姿であり、人生において初めての「経験」における苦しみや葛藤、それについての感動だった。

主人公が癌患者の初心者であれば、主人公の親友は“癌患者の親友の初心者”、母親は“癌患者の母親の初心者”、恋人は“癌患者の恋人の初心者”、そして新米セラピストは“癌患者のセラピストの初心者”なのだ。
一人の男の岐路に立ち会った“初心者”同士が、それぞれに思い悩み、失敗し、傷つき、正解などない行き筋を模索する。

癌に限らず、重い病気を患ってしまうことはそりゃあ大変だし、それが生死に直結するとあらばそりゃあ悲しい。
しかし、生存確率を示されようが、余命を宣告されようが、「死」に至るまでその人が生きていかなければならないことに変わりはないだろう。
ならば、「癌」という新たな“特徴”を持って生きていくしかないし、逆に言えばただそれだけのことなのだ。
それは口で言うには簡単で行動として表すにはとても難しいことだけれど、この映画では、そういうことがセス・ローゲン演じる主人公の親友(悪友)の言動により表現されていた。
この物語自体が、セス・ローゲンの実体験からよるものだとのことで、彼の演じたキャラクター性には、軽薄さと下品さの裏に分厚い説得力が備わっていたと思う。

誰しも、初めて経験することには、大いに戸惑い、大いに悩む。
この映画は、そのあまりに普遍的なことを、癌というこちらも普遍的に重いテーマに対して真摯に向き合って描き出し、そして見事に笑い飛ばしている。
鉄腕麗人 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-02-15しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜44.00点
2025-02-09ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー75.80点
2025-02-08愛にイナズマ88.00点
2025-02-02真実の行方77.46点
2025-01-27E.T.87.20点
2025-01-27エイリアン:ロムルス86.26点
2025-01-22MEG ザ・モンスターズ274.75点
2025-01-03ヘルドッグス87.15点
2025-01-03フェイブルマンズ106.66点
2025-01-03男はつらいよ 純情篇76.65点
50/50 フィフティ・フィフティ(2011)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS