みんなのシネマレビュー
脳内ポイズンベリー - 鉄腕麗人さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 脳内ポイズンベリー
レビュワー 鉄腕麗人さん
点数 6点
投稿日時 2017-02-18 01:16:28
変更日時 2017-02-22 16:30:59
レビュー内容
似合っているような、似合っていないような、主演女優の赤いニット帽姿がかわいい。
これまで無愛想で男勝りな役柄を演じることが多かった主演の真木よう子が、“柄でもなく”ガーリーな主人公を演じている。
決して、上手い女優ではないので、イメージを脱却する好演をしていると手放しでは言い難く、“頑張ってる感”が終始漂っている。
けれど、その様が、女優としての人間性と演じているキャラクター性をひっくるめて、かわいい。
そう思うことが出来たならば、とても楽しいラブコメとしてこの映画を楽しむことが出来るだろう。

三十路を迎えた主人公。脳内では“5人”の感情が、恋愛観、人生観を議題にして終始議論を繰り広げている。
同時期に公開された“ピクサー映画様”の「インサイド・ヘッド」との題材の類似性はとても興味深い。
安易に「パクリ」なんて言う人もいるが、こういうことは意外とよくあるもので、「偶然」と許容し、両作品を見比べて楽しむことが映画ファンとしての健全なスタンスだと思う。

勿論、正真正銘“ご立派”な傑作である「インサイド・ヘッド」には、映画作品として到底及んでいないけれど、日本人らしい価値観と人間性を表現した今作も、これはこれでユニークだったと思う。
個々のキャラクターにおいては、「インサイド・ヘッド」の“ヨロコビ”たちよりも今作の“吉田”たちの方が、個人的には愛着が持てた。
「インサイド・ヘッド」が主人公の脳内キャラクター描写においてそれぞれが司る「感情」をシンプルに究めたことに対して、今作の場合は、“理性”、“ポジティブ”、“ネガティブ”等と一応の役割は与えられているが、それぞれが人間らしい弱さや脆さをも持ち合わせ、議論が紛糾していく様が面白かった。
実際、人間の頭の中なんてものは、大人になればなるほど決してシンプルには括ることができない醜くも滑稽な「打算」や「逃避」が渦巻くものであり、そういう意味ではとても的を射た描写だったと思う。

少女漫画を原作としたラブコメとして楽しみがいのあるポップさは認めたい。その一方で、最終的に主人公が選び取る人生観や恋愛観において、もう一本踏み込んでくれたならば更に良作になったとも思う。
ピクサーが同様のアイデアを採用するくらいだから、プロットそのものはやはり魅力的である。だからこそ、最終的な顛末の描き込みの部分で差が出ていることは明らかだ。

まあ個人的には前述の通り、ファーストカットから映し出される主演女優の“たわわ”な魅力に煩悩が鷲掴みだったわけだけれど。
鉄腕麗人 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-03-22あんのこと87.00点
2025-03-16フォールガイ96.33点
2025-03-13カンバセーション・・・盗聴・・・66.53点
2025-03-02ファーストキス 1ST KISS(2025)76.88点
2025-02-15しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜44.00点
2025-02-09ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー75.80点
2025-02-08愛にイナズマ88.00点
2025-02-02真実の行方77.46点
2025-01-27E.T.87.20点
2025-01-27エイリアン:ロムルス86.32点
脳内ポイズンベリーのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS