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タイトル名 |
ミニオンズ フィーバー |
レビュワー |
鉄腕麗人さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2024-08-16 23:43:13 |
変更日時 |
2024-08-16 23:43:13 |
レビュー内容 |
本来の主人公グルーを差し置いて、すっかりと世界的なキャラクターとして定着した“ミニオンズ“。一昨日開幕したパリ五輪の開会式においても、割と長尺の時間を使って、開会式用にオリジナル制作されたミニオンズのアニメーション場面が映し出されていたことからも、このキャラクターたちが確固たる“世界的地位“を得ていることは明らかだろう。
本作は、グルーの幼少期の1970年代を舞台にして描かれる。人々のサイケな服装や、オールディーでキュートなデザインのガジェットが溢れていて、本シリーズの造形や空気感にとてもマッチしていたと思う。 ミニオンズたちが誘拐された少年グルーを救い出すために、カンフーマスターに師事してハチャメチャなアクションを繰り広げる様もユニークだった。
そもそも鑑賞者が理解できる言語を有さないキャラクターが主役の映画なので、ストーリー性を求めること自体ナンセンスだと思うが、それでもミニオンズたちのユニークな言動のみで「娯楽」を構築し、ストーリーを紡ぎ出していたと思う。 このあたりのアニメーション表現は、「トムとジェリー」の時代から、スラップスティック・コメディを追求してきたアメリカアニメの真髄だろう。
少年グルーがなぜこれほどまでに悪事に信奉しているのかは、相変わらず不明確だけれど、黄色い謎の生物たちが織りなすエンターテイメントの力のみで押し通す力技は嫌いではない。 |
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