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タイトル名 |
バットマン ビギンズ |
レビュワー |
まさサイトーさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-11-15 00:20:42 |
変更日時 |
2005-11-15 03:54:51 |
レビュー内容 |
渡辺謙が悪役(それもボス)を演じると散々芸能で騒いでいたし、他に目立った有名俳優が怪人をやるという噂も無かったので、此までのシリーズの流れからして主役に次ぐ重要な役を日本人が演じるのだと喜んだ観客は多いと思う。それがあの短さ・使い捨てである、所詮日本人など刺身の褄か紅ショウガぐらいにしか考えていない事が分かったし、そうなると日本の市場を見据えた戦略だったのかと勘ぐってしまう。存在感の無い白人よりは渡辺謙をラスボスに使った方がよっぽど良かったと思うが。そして渡辺謙のシーンがまた問題である、「ラストサムライ」に続いての忍者・・・。ヒマラヤに忍者という所からしてどうしようも無いが、いい加減あの西洋的な剣裁きはどうにかならないのか。忍者と言えば「影の軍団」の千葉真一だろう、千葉ちゃんに1から教えて貰えと何度思った事か。日本人の立場上どうしても文句が先に出たが、それ以外についてはこれまでと違う路線で、最高の出来であった。140分も使っただけの事はあり、実に丁寧に描かれている。クリスチャン・ベールのアクションも実に様になっており、役作りをしっかりやっていたのが伺える。個人的にはゲイリー・オールドマンが脇をしっかり固めていた事が一番嬉しかった。それから何と言ってもバットモービル、殆ど戦車で最初は違和感がしたが最強間違い無いだろう。渡辺謙は残念だったが、「バットマン」としては”つまらない”というイメージを払拭させるに十分な作品であった。
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