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タイトル名 |
ノーカントリー |
レビュワー |
まさサイトーさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2008-09-07 08:15:45 |
変更日時 |
2008-09-07 11:17:42 |
レビュー内容 |
結局「この世の中には理屈が通らない人間がいる。存在自体が周りに不幸を及ぼすので誰かが手を汚さなければならない。」という事か。最初は重厚な雰囲気で実に興味深く観ていたが、途中から何やら不安を覚え、結局最後投げっぱなしで終わってしまった。トミー・リー・ジョーンズの出番が少なく、他の主役と絡まないのだからどうしようも無いが、最後意味深な妄想発言で終わる手法に一番カチンときた。監督に能力が足りないのを視聴者の理解不足に差し替えているようにしか思えないのだ。先ず逃亡者であるが、どう考えても好きで自ら危険な道に足を踏み入れている感じがする。普通、金を自分のバックにぐらい詰め直すし、広いアメリカなのだから嫁を連れて出来るだけ遠くに逃げればいいだけの話。そして一番分からないのは、モーテルでのバックの移動。何故その部屋に都合よくメキシコ商人がいるのか?まだ発信機には気付いてない筈なのに。もしおびき寄せたのであれば、何故その時に殺し屋と対決しなかったのか?一番チャンスがあったように思える。今回殺し屋の俳優だけは素晴らしかった、アカデミー賞受賞に相応しいのは彼だけであろう。勝手にショートキルに圧縮ガスを使用するものだと思っていたが、使ったのが素人だけというのは残念。何の関係も無い人を次々に殺害していくというのは、殺し屋のルールとはかけ離れている気がする。 |
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