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タイトル名 |
ブレア・ウィッチ・プロジェクト |
レビュワー |
まさかずきゅーぶりっくさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2004-09-22 17:14:17 |
変更日時 |
2004-09-22 17:14:17 |
レビュー内容 |
まず、私は「結末を見せない」というホラーの形として1つ評価したい。賛否両論分かれる部分ですが、怖いモノ全てに必ずしも理由も結論も不要だと思うので、きっとあの終わらせ方は、それこそホウキにまたがった魔女が映るよりずっと怖い。観た者1人1人が創造する恐怖は、形で見せ付けられる恐怖より上をゆくと思うのです。もう1つ気の毒だったのは、日本では「魔女」はなじみが薄い。よっぽど「幽霊」の方が身近に恐怖を感じたと思う。
もう1つは徐々に冷静さを失ってゆく者同士の恐怖。「CUBE」や「エレベーテッド」のように閉ざされた空間で冷静さを失ってゆく様は非常にリアルだし、誰でもああなりかねないと思う。仲間が地図を投げ捨てて、それを後で知ったら「俺を殺す気か」と激怒するだろう。
客観的に観て「魔女伝説」「樹海潜入」「想像を超える何かの恐怖」を期待して観てしまうと思うので、あの結論は消化不良に感じるのであって、いざ自分が例えば富士の樹海に仲間と潜入して、帰り道が分からなくなってしまう恐怖を想像すると、あのVTRの学生の気持も投影して分かる気がするのである。
「サイン」や「ドリームキャッチャー」で中盤まで「何かが起こる・・・」と引っ張っている部分まで「すげぇ面白い!」と思ってたら、いざクリーチャー登場で、やれモンスターだエイリアンだとなったら急に萎える人にとっては(俺もだが)、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のあのしめ方は「アリ」なのです。 |
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