|
タイトル名 |
みなさん、さようなら(2003) |
レビュワー |
まさかずきゅーぶりっくさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2007-02-26 14:31:37 |
変更日時 |
2007-02-26 14:31:37 |
レビュー内容 |
普段は死についてまったく意識にしないで生活している私なんかは、人生をそれほどマジメに生きていないわけですが、初めて死に直面した時の、普段は陽気なレミのあの表情(隣の人工呼吸している患者を見る目等)は上手いなあと思いました。それと考え方の違いから疎遠になっていた息子が、父親をもう直ぐ失うと理解した後のあの献身ぶりは、偽善的にも感じなかったし素直にそう動くだろうなと思って見ました。ただ世の中にはもっと不幸にして亡くなる方が多く、レミは温かい仲間に囲まれて最高の最期になったのではないでしょうか?しかもヘロイン中毒だったナタリーの人生観を変えた。ちゃらんぽらんに生きていた人間、まだ生に執着する人間にも容赦なく襲ってくる死。その現実を直視して悟ったナタリーも救われたし、金を握らせないと見舞いすら来ない生徒ばかりの中で、無理しない生き方で、他人の人生観に影響を与えるって凄く幸せな人生ではないかと思いました。 |
|
まさかずきゅーぶりっく さんの 最近のクチコミ・感想
みなさん、さようなら(2003)のレビュー一覧を見る
|