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タイトル名 |
タイタニック(1997) |
レビュワー |
Berettaさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2003-11-01 17:44:48 |
変更日時 |
2004-10-28 11:42:33 |
レビュー内容 |
この映画は賛否両論に割れているけど、私は大傑作だと思う。 冒頭部分、ジャックとファブリッツィオがポーカーで勝ってチケットを手に入れ、まるで子犬のように喜んでタイタニックに走っていくシーン、血気盛んな青年2人に対するあまりにも皮肉な「運命のいたずら」に、早くも胸が熱くなりました。 この映画の凄いところは人物描写にあると思います。 一人一人の立場や性格や心情を限られたシーンとセリフ、そして細かな目配せや、仕草、表情できっちり印象付けている点が凄い。 そしてそれぞれの人物に,起、承、転、結、があり、それらを綿密な編集で違和感なくドラマの中にからめています。 ディナーのシーンのやり取りの妙、氷山にぶつかってしまってからの航海士達の表情の深刻さ、スペクタクルシーンもさることながらドラマ部分に印象に残るシーンが多いです。 二人の恋愛部分にしても、だだバカみたいにくっついた訳ではなく、お互いの中に他には無い見過ごせない輝きを見出し、命がけの恋に落ちてゆく様子も窮めて必然性を持って描かれています。 何度見ても新しい発見のある、示唆に富み、繊細さと大胆さを兼ね備えた「稀なる超大作」だと思います。 (追)みんなから色々叩かれてるケイト・ウィンスレット、この人うまいと思うよ。女優としての風格もあるし、いずれオスカーをとる人材だと思うのだが。 |
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