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タイトル名 |
幻の光 |
レビュワー |
feroさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2003-11-14 00:44:10 |
変更日時 |
2003-11-14 00:47:15 |
レビュー内容 |
能登の漁村の映像の美しさは、原作を読んだ人なら「もう少し」と思ってしまいますが、実際に映像化するとすれば限界があるようにも思えます。それに対して、街の映像はちょっとお洒落すぎかな・・・と、どうしても原作の自分のイメージで考えてしまうので、難しいのかもしれません。「どうして郁夫が自殺してしまったか?」という所で、貧しさのジメジメとした陰鬱な部分が重要だと思うのですが、そういった暗い面があまり見えてこなかったような気がします。主役が江角マキコというセッティングには少し疑問も感じましたが、気丈な姿を凛として演じているところに好感を持ちました。内藤剛志と柄本明の演技も素晴らしかったですし、いいと思います。この映画でポイントとなってくる郁夫(浅野)の「ひんがら目」ですが、これは実際には難しいんですね。やはり期待していただけに、がっかりしました。原作は、短編としても内容が多く、それをあますことなく再現しているのですが、ちょっと理解もしずらい映画になってしまったんじゃないかと思います。 |
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