|
タイトル名 |
評決 |
レビュワー |
The Grey Heronさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2021-01-01 02:46:27 |
変更日時 |
2021-01-01 02:46:27 |
レビュー内容 |
本作は公開時劇場鑑賞しているのですが、生卵入りビールを飲むポール・ニューマンらしからぬグダグダ飲んだくれ模様以外記憶に残っていません。 お目当てジェームズ・メイソンはベルベットボイスでの見た目上品性根下品なコンキャノンを貫禄たっぷりに好演。ただ、彼にとっては通常運転の演技でオスカー受賞ならずも渋々ながら納得でした。 ポール・ニューマンはオスカー受賞すべきでした。 人々の手助けを成す「師」「士」の付く職業での正義感。それの為に落ちぶれてそれに目覚めての一念発起も依頼人を置き去りにした独り善がりでとどのつまりに陪審員の情に訴える有り様。そしてラストの電話越しの無言会話。それぞれの内面が滲み出る絶品演技に魅入りました。また、随所に見られた見事なカメラワークでの演出も素晴らしい。 ナチスものの判事のような度が過ぎる描写に怒りよりも現実味を感じない点が残念でした。
来年元日鑑賞作も決まっており、それまでの新たな作品・人物・レビューと出会いたいと願うところです。 |
|
The Grey Heron さんの 最近のクチコミ・感想
評決のレビュー一覧を見る
|