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タイトル名 |
ブラジルから来た少年 |
レビュワー |
アルメイダさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-08-20 12:28:01 |
変更日時 |
2005-08-20 12:28:01 |
レビュー内容 |
まず脚本(原作)がおもしろいんです。
そして今見直すと俳優が豪華です。
アウシュビッツにいた博士を頭にナチの残党がある計画を実行してゆく。
世界各国にいる65歳になる普通の男を94人殺害する・・
G・ペック扮する博士以外はそれがなんなのかは知らされず。
なぜ65歳の男がなぜ94人なのか??
普通ナチの残党とか言ったらそりゃあユダヤ人だろうと思いますが、
あまり関係ないのです。
人種を超えてある計画を実行するためにその選ばれた94人を殺害しなければならない。
未見の方で(未読の方で)ここまででわかった人はかなり戦争通ですね!
映画が進んでゆくにつれホラーよりも怖い話にびっくりします。
そしてニヤニヤするかも・・よくできていますよ。
この博士を追い詰める役がローレンス・オリヴィエ。
彼はユダヤ人の役ですが・・こちらはかなり関係あります。
なかなか深いものがありますね・・
エンディングにいたるまで完成度の高い作品ですが、
娯楽に頼らず原作に忠実に製作された(未読ですが)ようで、
知る人ぞ知る作品になってしまいましたが、
SF&サスペンス好きならぜひ観てほしいです。
今リメイクしても十分そのメッセージは伝わると思います。
上映されるヒットラーの映画と合わせて見るのも面白いかも・・
ヒットラー映画はR・カーライル主演のを前に見てるのでもういいです。
でも本質はこちらのほうが怖くて残ると思いますよ。
もしかしたら優秀な戦争映画よりずっと・・
早速DVDを注文しました。
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