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タイトル名 |
南極物語(1983) |
レビュワー |
アルメイダさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2006-04-02 13:39:10 |
変更日時 |
2006-04-02 13:41:10 |
レビュー内容 |
やはり探して思いつかないときは昔の(70-80年代)邦画ですよ。
「復活の日」これも映画選びに迷い借りて感動しDVDを買った。
そういえば復活の日は日本初の南極ロケ映画だったのです。
その3年後の作品になります。
あらすじはもう誰でもわかるネタバレもしかられないストーリー。
南極版中犬ハチ公というか犬が南極に置き去りにされるのですが、
テンポはゆるやかで音楽もいいから眠くならないか?
その心配は冒険ドラマのようなストーリーでなくなりました。
作品がうまいこと作られていて置き去りにした隊員の日本と、
南極に残された犬たちの時間が同時に進んでゆきます。
置き去りにされたといっても、
これは上の連絡ミスなんです。
人間の命優先非常事態といっても、
助かった(船に乗せてくれた)犬たちもいるんだから、
絶対連絡ミス不手際以外ないでしょう・・(怒)
現実にあったことなのですが当時大人気であったらしい、
生き残った2匹の兄弟犬よりも私はすごく好きになった犬がいます。
ゴロは最初によく出てくるどうしょうもないバカな犬です。
でも隊員の手を煩わせるこのかわいさがなんともいえない。
犬を飼ったことのある人は共感し苦笑するでしょう。
そしてリキはもうその存在だけで泣けるのです。
私はすっかりリキに感情移入をしてしまい、
このリキの最期のシーンでは最高にボルテージが上がりました。
そのあとが実は見せ場の再会シーンとはなるものの、
リキ以上には感動しなかったなぁ・・
リキはかっこよすぎますよ。
怖い自然雄雄しい南極、
本編で演出された南極とはまた違う穏やかな南極・・
そこに行き続ける命があることは当たり前なんですが、
この穏やかさを最後にもってこられると、
環境とか命とか自然とかそこまで考えてしまう・・
ただの犬と隊員の泣かせ映画ではない。
すごく大きな作品だなと感じました。
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