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タイトル名 |
ラブ・オブ・ザ・ゲーム |
レビュワー |
アルメイダさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2006-05-28 15:09:04 |
変更日時 |
2006-05-28 15:09:04 |
レビュー内容 |
ケビン・コスナーは苦手で「フィールド・オブ・ドリーム」 しか観たことがありませんでした。 出演作の予告とか見ても彼だけ目立つんですよね。 私にとってのトム・クルーズかな(苦笑) ああまた彼だけ活躍して終わるんだなぁみたいな・・ 観るきっかけとなったのが先日と同じく、 サム・ライミ監督作だから。
引退間近のピッチャーが人生を振り返る映画。 野球は9回あるからそのつど回想シーンが入るんだろう。 想像したとおりにコトが運ぶのも別に気にはなりません。 だいたいそういう映画なのだから。 ただ、題名どおりに(恋愛)映画だとは思っていなかった。 それならば(恋愛)の棚に置いておいてくれれば・・ (ドラマ)の棚にありました。 でもジャンルは関係なく監督で選んでますからしょうがない。 野球は好きですから撮り方が変わってるライミの演出はよかった。 (ノイズ消去)とヤジが聴こえなくなるマジックとか、 ボールのスピード感とか楽しめました。 こういう躍動感ある演出や奥行きのある撮り方はうまい。 恋愛がほとんどだったのが邪魔でした。 しかもその恋愛が高校生のような感じで恥ずかしくなるくらい。 ええと何が描きたいんだ?と戸惑います。 過去を振り返るシーンのたびに恋愛が入るので、 野球選手の挫折や栄光といったものが薄く感じました。 繰り返しますが試合のシーンは本当にいいんです。 サム・ライミにスポーツ映画を撮る才能がこんなにあったかと感心。 恋愛モノはちょっと・・ですね。
ちなみにハッピーエンドで終わる映画はあまり好きではありません。 ハッピーエンドとは報われることです。 悪い奴らのハッピーエンドなら笑えるんですが、 普通に正義が勝つ!みたいなハッピーエンドは苦手。 犠牲や成功の裏に失くしたものを描けていれば、 最後にハッピーエンドで感動できます。 惜しいなぁ・・ ゲームが終わるまではそれはよかったんだけれど(恋愛以外は) パーフェクトの裏で引退というちょっとかっこいい筋書きなのに、 あの空港での抱擁は全て安っぽくしてしまいました。 空港のロビーで目が合ったところで終わっていれば、 そこそこ残る映画になっていたと思いました。 ケビン・コスナーは最初から最後まで映画の中で主役なんですね~
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