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タイトル名 |
アミスタッド |
レビュワー |
アルメイダさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-04-20 06:52:44 |
変更日時 |
2004-04-20 07:31:14 |
レビュー内容 |
冒頭のカメラワークと青黒い画面と音楽に圧倒され、それ以上ひとりで見るのが怖くて友達と見ました。ホラー慣れしてる私が、気持ち悪くなったほどの迫力。覚悟のいる映画でした。ところがです。なんて誠実な映画なんでしょうか。 面白いとかの娯楽性もないけど、他の戦争ものなどの シリアスでありながら見せてしまう娯楽優良映画とは違う。 シンドラーやライアン・・ 私、この映画で前から映像としては嫌いだった、ヤヌス・カミンスキーを見直しました。前出の作品はスピルバーグの訴える甘さと、カミンスキーの冷たい無機質な絵とが合わず、それが偽善とか言われながらも成功してきたと思う。これは、ふたりの息があってて、逆に一般にはつまらない。それもまた良いんじゃないかと、最後までこちらも真剣に見入りました。 良い作品ですよ。真面目すぎて、 山もなくたんたんとしてるけど、心がある。こういう作品の評価は難しい。このての映画ならば、演説シーンのあと拍手が沸き派手に盛り上るところが、なんとあっさりしたことか・・ これは賞狙いで作ったものではないと、見ててあきれるほどわかるのですが。ほんとのことを言うと、盛り上げて泣かせてくれるのを期待して、この監督の映画を見続けてました。 後味もいいし、ある意味泣かされても泣いたということは、ストレス解消になるものです。それだけが不満かな。 役者については言うことはありません。モーガン・フリーマンですが、静かでセリフも少ないけど、味がある人はあれでいい。映画本編を見た後、特典を見られることを強くお勧め。地味で暗い内容でしたが、他の監督がやってたらどうでしょう。レインメーカーよりはるかにわかりやすく面白かったけど・・スピルバーグは時間内でうまくまとめてると思います。損得や利害も、主人公を救えた結果でそれでいいと。誰も映画化したくない映画に、たまに手をつけ誤解を招く監督ですがそれも評価したい。この監督は、時代にあってないというか少し早い気がして、今これを作ったらどうとか考えます。今の自分は先祖が作ったというエピソードは、東洋的でなんか深いです。残酷で哀しい人種差別の映画なのに、エポックな星は優しい。 どこから来た?と問う弁護士の質問は重要な貿易領域問題。 それがまた、スピルバーグの手にかかると・・ あの、E.T.の答えを思い出す。アフリカが星のよう。 未知との遭遇も、通訳が重要でした・・ |
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