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タイトル名 |
2分の1の魔法 |
レビュワー |
あにやん🌈さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2020-08-30 12:12:21 |
変更日時 |
2020-08-30 12:12:21 |
レビュー内容 |
ピクサーは技術こそ革新的だけど作品の中身は保守的、って印象があって、これも予告編段階であーんまり食指動かなかったのね。なんとなく内容は予測できちゃうし、デザイン的には主人公とその兄がまるで『ヒックとドラゴン』のヒックとスノットみたいだし、みたいな。 だけどファンタジー世界が今の人間社会みたいになっちゃってる、ってのは面白そう、と。
ところが本編見たら、人間社会っぽいファンタジー世界の描写は極小っていうか、普通の風景にファンタジーな生き物をはめ込んだだけじゃん、みたいな状態で、少なくも『ズートピア』や『ベイマックス』みたいな作品世界デザインの妙味みたいなのはあまりなくて。クライマックスのドラゴンはちょっと良かったけど。ああ、やっぱりあの絵には意味があったのね、みたいな。 ロードムービーとなる物語はどっかで見たような展開が連なってるカンジで(橋は『最後の聖戦』だわよね)、退屈はしないけれど、新鮮な驚きや感動はもはやここには存在しないのかしら?って状態で見ていたわ。 それでも最後に家族の物語に集約して、そして兄に花を持たせた点は感動したわ。この物語の本当の主人公はお兄さんだったのね。
これ見よがしな世界観・設定デザインの披露みたいなのを期待しちゃうのは日本のアニメに慣れ過ぎ?(そしてそこで終わっちゃってて物語はガタガタってアニメのなんと多いことでしょう)みたいな自省はあるけれど、良質・安定だけではどうしても、ねぇ。実際、みんなピクサーブランド飽きてきてないかしら?
そうそう、ディズニーのハンパなローカライズはどうにかならないかしら? 手書きの文字がフォント状態ってのはさすがにマズいわ。原語のまんまの方がまだマシよ。 あと天下のディズニーの日本語版主題歌に既成曲使うのもどうなのかしらねぇ? |
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