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タイトル名 |
チョコレート(2001) |
レビュワー |
337さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2003-11-28 19:33:02 |
変更日時 |
2003-11-28 19:33:02 |
レビュー内容 |
11年も刑務所に通い続けたレティシアは、夜の生活はどうしてたんでしょう。子供を失い、親の責任から解放されて、2人は思春期の若者のようなセックスをする。「もう一度女にして」と叫ぶレティシア。相当いろいろ溜まっていたんでしょうね。 息子に厳しく当たり過ぎたハンク。自分も父親にそうやって育てられてきたんでしょう。息子が自殺で血に逆らったのを見て、ハンクの心に波紋が広がる。本当は自分だって、父親に抑えつけられて生きるのはイヤだった。レティシアに入れ込むようになったのも、父親への反発の表れだ。女を(しかも黒人)愛せる自分がいることを知りたかった。ハンクは生き方を修正したかった。 鳥かごに入ってきた黒人女性の手は、レティシアがハンクの殻を壊すイメージだと思います。けれどセックスし終えたふたりを柵越しに映したりしていて、そこに自由がないことを暗示させます。住む場所すら失ったレティシアには選択の自由などなかった。ハンクの家の墓(息子と、たぶん妻、母だろう)に花すら供えられていなかったのが、私にはサイコスリラーのように感じられましたが、誰もそんなふうには思わないんでしょうか・・・ |
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