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タイトル名 |
否定と肯定 |
レビュワー |
no_the_warさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2017-12-29 23:06:16 |
変更日時 |
2017-12-29 23:06:16 |
レビュー内容 |
こんなにも不毛な裁判を見終えて、「不毛だなあ」という感想しか残らなかった。裁判官の最後の余計な一言で少々映画的な盛り上がりが起きたが、判決は予想通りだった。 そんななか、アウシュビッツのロケは無限大の緊張感があった。ラストのワンカットも大変意味がある。真実はあそこの土にしみこんでいるわけで、その土をカメラが撮っているということは、ラストシーンは「真実」にほかならない。
英語力の無い僕は、原題DENIALを、Deny(~でないという)とREAL(リアル)を組み合わせた造語だと思った。
そして現代の日本でも、南京事件とか、竹島とか、尖閣とか、なんなら関東大震災での朝鮮人虐殺事件に対する小池知事の余計な一言とか、まったく他人事ではない。そして真実を裁判で暴くことの不毛さといったらない。土のみぞしる。 |
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