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タイトル名 |
アヒルと鴨のコインロッカー |
レビュワー |
ETNAさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2008-07-03 20:02:34 |
変更日時 |
2008-12-12 20:45:49 |
レビュー内容 |
言葉にしずらいことだけれども、絶対悪というものはこの世に存在すると思っている。楽しみのために動物を殺すような人間が絶対悪だとしたら、それに対する復讐に対しては神様も目をつぶってみるべきだ。たとえどこまでも善良なブータン人であっても・・・小説を読んでそんなふうに思った。映画=原作である必要は全くないけれど、小説のアイデアの域を超えていないような気がした。人物の行動など細かい部分のリアリティが雑なような。たとえばキッチンで琴美が足を震わせながら、対決を決心するシーン。きっともの凄い恐怖の壁を乗り越えようとする瞬間だ。なのにいまいちその恐ろしさが伝わってこなかった。それでは、きれいな話、泣ける話で終わっちゃう。おもむろにラジカセを取り出すコインロッカーのシーンが、とってつけたように陳腐な感じに見えてしまった。残念。 |
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