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タイトル名 |
ヨーロッパ一九五一年 |
レビュワー |
放浪紳士チャーリーさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2021-02-18 09:02:55 |
変更日時 |
2021-02-18 09:07:20 |
レビュー内容 |
悪評高いイタリア時代のバーグマン=ロッセリーニコンビ第二作目。映画の出来としては可もなく不可もなくといったところだが、40年代全盛期ハリウッド映画での華麗なバーグマン映画を観続けていた当時の観客にとっては、これかなり物足りない内容だったんではないかと。社交生活にかまけて、息子を殆ど顧みなかった金満夫人が、彼の死によって社会奉仕活動に目覚めていく・・・とういうよりも深く深くのめりこんでいくという展開ですが、バーグマン演じるヒロインが、あまりに極端から極端に走り過ぎてどうも共感できず。バーグマンが目指していた演技の方向性と、ロッセリーニの演出方法が噛み合っていないもどかしさを感じます。頭でっかちの理想主義者がこしらえた映画、とでもいったらいいか。脇役時代のJ・マシーナがイメージそのままの姿で中盤から顔を見せてくれたのは嬉しかったです。 |
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