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タイトル名 |
世界にひとつのプレイブック |
レビュワー |
放浪紳士チャーリーさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2013-02-22 23:58:45 |
変更日時 |
2013-02-23 08:36:22 |
レビュー内容 |
これは今が旬のスター、ブラッドリー・クーパー君とジェニファー・ローレンス嬢の輝きを観に行く映画ですね。演技4部門含む本年度オスカー主要8部門ノミネート作品!と、殊更に肩肘張って構えて観に行っちゃうと、あまりの軽妙さに拍子抜けしてしまうはず。月並みな役者が演じてたら、まず感情移入そのものがかなり厳しい、アダルトチルドレン的欠点だらけのヒーローとヒロイン。普通はどっちかがダメ人間ならどっちかがしっかり者っていうのが定石だけれど、この映画は二人とも危なっかしいダメ人間っていう設定なのが新機軸。おそらく現実社会で身近にいたら、なかなか受け入れにくいタイプの人間。この不安定なダメダメコンビを、ラストのセクスィーダンス大会でハラハラしつつも応援してあげたくなるような共感水準まで押し上げたのは、やはり主役ご両人の魅力あってこそ。初デートでのレストランのいちいち噛み合わないちぐはぐな会話が特に笑えました。ただこの内容で2時間超えはちょっと長いかなあ・・・。余計な部分をちょっと刈り取って、両親や友達との絆なんかは、もう少しペーソスを込めて描いても良かったように思います。久々のオスカーノミネートの御大デ・ニーロも、意外に見せ場なし。じっくり描くべき部分を、意図的にかなぜかサラッと流してしまっているのがもったいないなあという印象。実は観る前、めっちゃ感動するつもりで臨んだんやけど、残念ながらそこまでではなかった(笑)まあ、相も変わらず甘チャンの自分は、ハッピーエンドの結末が嬉しかったのでこの点数で。 |
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