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タイトル名 |
モネ・ゲーム |
レビュワー |
放浪紳士チャーリーさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2013-05-17 22:41:22 |
変更日時 |
2013-05-18 05:04:37 |
レビュー内容 |
自分は未見ですが、若き日のシャーリー・マクレーンとマイケル・ケインが出てた「泥棒貴族」のリメイクとの事。モネの名画が絡むドロボー映画つう事で、イメージ的にはオードリーの「おしゃれ泥棒」(8点)みたいな洒落た楽しい映画だったら嬉しいな~てことで、公開初日ワクワクしながら劇場へ。コリン・ファースもキャメロンも、僕の大好きなご贔屓役者。コーエン兄弟の脚本と二人の魅力で、映画の出来が一プラス一が三くらいになってる、小品コメディを期待してました。冒頭のアニメーションはまず秀逸です。本編開始。なんだろう・・・リメイクって事もあり、クラシックな味も狙っていたのかもしれないけど、何もかもが新味もなく、やたら「アナログ」な作品でした。そもそも大富豪が名画の贋作調査を自分のお抱え鑑定人、たった二人だけにやらせるっていうのも無理な設定だし。ドロボー映画に最も肝心なセキュリティシステム突破に、なぜかラ○オ○を出してくるあたり、全く納得できません。「おしゃれ泥棒」の美術館の方が、まだセキュリティ管理がちゃんとなされていたような。でも、それ以上に僕が一番ガックリしたのは「ブラックレイン」や「ラストサムライ」以後でも、アメリカ映画が平然と出してくる、一向に変わり映えしない紋切り型「ニッポン人」のキャラ設定。「仕掛け」のひとつだったとしても、50年前の「ティファニーで朝食を」のミスター・ユニヨシ氏と比べても50歩100歩。これがイライラして引っ掛かるのでマイナス一。出てくるたんびに笑えたのは、高級ホテルサヴォイの、フロント担当ホテルマンおっちゃん二人組。このお二人、お顔の造形がとにかく傑作。堅物コリンとキャメロンの相性はまずまず。キャメロン、いい加減手遅れになる前に路線シフト変更した方がいいと思うぞ。 |
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