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タイトル名 |
頭上の敵機 |
レビュワー |
放浪紳士チャーリーさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2024-11-30 08:23:46 |
変更日時 |
2024-11-30 09:10:11 |
レビュー内容 |
僕は戦争映画は苦手なジャンルですが、これはどちらかというと空軍内での人間ドラマに重きを置いた作品だったので楽しめました。 まず、軍服姿のグレゴリー・ペックが実に颯爽としてカッコいい。つい数年前の「白い恐怖」の時期と比べても、体格的にも演技的にも一本の太い芯が生え、主役として風格と落ち着きが出て来た感じ。ノイローゼ演技も格段に進歩。彼とヘンリー・キング監督とのコンビ作って、実に計六作品もあったんですね。初作であるこの映画の成功によるものかと思いますが、甘物メロドラマの巨匠イメージだったこの監督に、こんな硬派な作品があったとは驚き。我がニッポン国の戦争映画で描かれた軍隊とは全然異なる、あくまで個人優先の、意外とヌルい軍内部規律構造も興味深かった。少々頭髪が淋しい一見冴えない事務方参謀役、オスカー助演賞受賞ディーン・ジャガー氏は儲け役。皆さんの↓「企業中間管理職啓蒙映画」とは言い得て妙。 |
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