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タイトル名 |
オペラ座の怪人(2004) |
レビュワー |
かわまりさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2006-05-08 07:45:22 |
変更日時 |
2006-06-05 08:11:11 |
レビュー内容 |
「映画はストーリーと映像がよければそれでいい。」という向きには8点は固いと思います。でもこの作品はミュージカルですよ!私はこの作品のパロディー「ファントム・オブ・ザ・パラダイス」のレビューで「この作品(パラダイス)はロック嫌いをロック・ファンにしてしまう。」と書きましたが2004版の本元のほうにはオペラ嫌いをオペラ好きにするような魅力は全くなしです。なにしろ、テーマはロック調、会話はすべて安っぽいポップス調の音楽に乗るという有様。オペラを馬鹿にするのにもほどがあります。そもそも、ブロードウェの舞台からして、なぜロイド・ウェーバーの音楽を使ったのかが疑問です。顔の三分の一しか隠していない怪人が結構ハンサム(ハンサムな俳優を使う必要あるの?)なのに声にはオペラ歌手のようなつやが全くなく、マイクを持って歌うポップス系の歌手だということが丸わかり・・・。映像がよかったのでますます残念した。レナード・バーンスタイン(ウェストサイド物語の作曲家)亡き後のアメリカにはまともなネオ・クラシックの作曲家はいないのか?バーンスタインが存命中にこの仕事を依頼されていたどんなにすばらしい作品になったか?返す返すも残念です。この作品は同じタイトル(「パラダイス」は別)で三つ目に鑑賞したのですが、モノクロ/サイレントでオルガンの生演奏といっしょに見たものが一番よかったです。 |
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